淡路島モンキーセンターから福良までの道のりは約24km。ピットインで燃料補給も十分。トップスピードで駆け抜けて、早いところ人里離れたところを抜けたい!確かに風光明媚だけど、そろそろ文明に触れたい!要するにコンビニで飲み物とか買いたい!
淡路島南岸に自転車で踏み込む時には、洲本もしくは福良で十分な補給をしておいてから臨んでおきたい。
しかし、早く福良に着きたい僕をあざ笑うかのように、奴は再び牙を剥いてきた。
洲本市からいつの間にか南あわじ市に入り、灘黒岩水仙郷を過ぎたあたりで、海岸線に沿って続いていた道は山のほうへと吸い込まれていく。そして現れる、「この先登坂」の看板。
お察しの通り、ここからが淡路島南岸第二の難関、灘の急坂地帯だ。
立川の急坂地帯と比較すると、道幅は2車線で風景も開けているけれど、勾配がとにかくえげつない。
さっきまで海岸線沿いに走っていたのに、あっという間にこんなに高いところまで来てしまった。
だけど視界の向こうの方、それも上の方に道が見えるんだよなぁ…
お察しの通り、上の方に見えているのがこれから行く道。さすがにきつすぎて、再び足をついてロードバイクを押して登った。時刻は午後1時。日差しが一番強い時間帯。正直、相当しんどかった…
だけどやっぱり上り坂があれば当然下り坂もある。福良の町が見えてきた!
沿道に少しずつ増えていく住宅や店舗。ついに文明の近くに戻ってきたぞ!!
というわけで辿りついた淡路島の南西の端っこ、福良港。道の駅福良で休憩することにした。
あぁ^~クーラーの風が気持ちいいんじゃあ^~
アサヒH2Oも美味いんじゃあ^~
久しぶりに腰を落ち着けて休むことができた。
時刻は2時30分。そろそろ出発しないと、次の目的地である道の駅うずしおを見る時間が減ってしまう。
観光案内所のお姉さんに「ここから道の駅うずしおまで…遠いですか?」と爽やかに尋ねると、お姉さんは「自転車ですか!?めっちゃ坂きついですよ!」と心配してくれた。
白で印をした辺りが現在地(道の駅福良)
高低差を見てみると、確かに道の駅うずしおのあたりがえげつない!もう坂は嫌だ!!
だけどここまで来ておいて道の駅うずしおに行かない選択肢はない。僕はお姉さんにお礼を言って、道の駅福良を後にした。
福良から淡路島西岸にかけては「うずしおライン」という観光道路になっていて、それがけっこうな山の中を走っている。先ほど見た淡路島サイクリングマップにもあった通り、坂がすごい!
道は再び海沿いに戻り、気が付けば細長い岬に沿って走るルートになる。神戸淡路鳴門道と並走しながら岬の突端を目指して走っていく。道はなだらかな下り坂だけど、帰りはこれを戻らなければならないので、今下っている下り坂がそっくりそのまま上り坂になる… と思うと少し憂鬱だった。
そんなことを考えていると、ついに道の駅うずしおが見えてきた!
うずしおは鳴門海峡に面した鳴門岬の突端にある道の駅で、展望台からは大鳴門橋や鳴門が見える。
道の駅の軽食コーナー「あわじ島バーガー 淡路島オニオンキッチン」にて一番人気のご当地バーガー、オニオンビーフバーガーを頂いた。パワーをチャージし、次の目的地に向かうことにしたのだけど…
いやぁ、宿を東浦に取っちゃったんだよなぁ…
時計は4時。宿のチェックイン時間は遅くとも9時まで。
果たしてなまこマンは遠く離れた東浦の宿にチェックインできるのか!?
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