四国のうどんは香川のみにあらず。徳島にだって素晴らしいうどん屋はいっぱいあるんや!!
今回は徳島市の西部にある、国府町の「セルフうどんやました」を紹介したいと思う。
やましたはチューオースーパー国府店にテナントとして入っている、小さなうどん屋だ。
店内には様々なこだわりやアイデアが詰め込まれている。
おすすめメニューはどれも拘りを感じられるバラエティー豊かなメニューばかり。
素材も良質なものや国内産にこだわっている。
特に、天ぷらなどに用いる野菜類はなんと自家製!
「人参の葉っぱ」「万願寺唐辛子」「赤ビーツ」など、天ぷらのラインナップもバラエティーに富んでいて面白い。他のうどん屋では見たことの無いようなものばかりだ。
きざみわさびぶっかけ(2玉)ととり天(420+100+100円)
今回は店長のおすすめ「きざみわさびシリーズ」の冷ぶっかけを注文した。
大根おろしと一緒に刻んだ茎わさびが乗っている。全体をよくかき混ぜて早速一口…
うん、ツーンと来る!うどんにわさびを使ったことなんて今までなかったけれど、優しいだし醤油とうどんの味の中で良いアクセントとして機能している。これはすごく癖になる!
そして、こちらもうどん屋としては珍しいメニュー。なんと、スイーツを食べられる!食後のデザートに丁度良いサイズだ。
気になったけれど、気づいたの食べ終わった時なんだよなぁ…
というわけで、今度は3日後に訪問。
かけうどん(ひやひや)、とり天、阿波藍の天ぷら、温州みかんと干し柿のシフォンケーキを注文した。(370+100+100+140円)
かけうどんの出汁はいりこと昆布を中心に鰹、うるめいわしを加えたもので、甘すぎず濃すぎずの上品で優しい味わいだ。
麺はコシの強さはまあまあで、もっちりとした弾力がある。
そしてこちらは阿波藍の天ぷら。もはやこれ一品で記事を一つ書いても良いぐらいの珍メニューだ(笑)
藍というのはもちろん藍染めに使う植物の藍のことで、徳島県では食用にされてきた。実際に栄養豊富で、近年再び注目を集めているという。
そんな藍の若葉の寄せ揚げを一口。思いの外肉厚で、しっかりとした歯応えがある。そして筋張ったところもなくて柔らかい。噛み締めると口一杯に心地よいほろ苦さが広がる。不快な青臭さもない。
〆は温州みかんと干し柿のシフォンケーキ。ふかふかの柔らかさがたまらない。甘さ控えめの上品な味わいだ。
サービスのすだちも自家栽培。無農薬なので皮までいける
定員20名ほどの小さな店だけど、その分細やかな心遣いが店の隅々まで行き渡っていた。
これからも楽しいメニューに期待しています!ごちそうさまでした。
徳島県徳島市国府町南岩延899-1
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