丸亀製麺は皆さんもよくご存知だと思う。言わずと知れた全国チェーンのうどん店。「屋号は丸亀だけど、創業地は丸亀ではないし、そもそも丸亀に店舗がない」ということも含めて有名かもしれない…
最近めっきり行っていないけれど、近くで仕事をする機会があったので、久しぶりに食べに行ってきた。
徳島県内では、丸亀製麺は徳島市などに6店舗展開されている。
ちなみに因縁(?)の香川県にも2010年代に入ってから2店舗展開されているそうだ。
今回は徳島市佐古一番町の「丸亀製麺 徳島店」に訪れた。
開店直後だったけれど、客が次々と入っていく。ロードサイドの便利な立地も相まって、かなり流行っているようだ。
個人的に、丸亀製麺といえば季節ごとの変わり種のうどんを思い浮かべる。今の時期は「鴨ねぎうどん」「鴨すき焼きうどん」「海鮮玉子あんかけ」などがある。どれも丸亀製麺ぐらいでしか見たことのないラインナップだ。
だけど今回は基本的な味を思い出すために「かけ(大)」を注文した。
入口で注文して、天ぷらやおにぎりなどを小皿に盛って、会計前にうどんを受け取る。そしてかけうどんはサーバーから自分でだしを注ぐ。
讃岐うどんの文化圏ではさほど珍しくないと思うけれど、全国的にはこのようなスタイルは物珍しいのかもしれない。
かけ(大)(税込み410円)
丸亀製麺は各店舗ごとに国産小麦で自家製麺している。以前「ジョブチューン」で見たけれど、店舗によっては社内試験に合格した「麺職人」という製麺のプロが常駐しているそうで、今回訪れた徳島店には麺職人がいる。
それだけあってなかなか美味しいうどんだった。コシも喉越しも表面の滑らかさも、強すぎず、かといって弱すぎない程よい加減だ。
一方で、だしは本場讃岐とは少し印象が違う。香川で食べた本場の讃岐うどんや、徳島で食べられる讃岐うどんは「いりこ!!!」といった印象で、とにかくいりこのうまみが立っている。丸亀製麺のだしにも確かにいりこがいるけれど、昆布や鰹節など、いりこ以外のだしの主張もある。「昆布もいるよ~ 鰹もいるよ~ いりこもいるよ~」といった印象だ。
うどんが主張しすぎないので、だしとの調和がとれている。全国にチェーン展開しているだけあって、安定感のある味わいだと思った。
ただ、これは「讃岐に近い地域あるある」かもしれませんが、本格的な讃岐うどん店が多く進出していて、かけうどん等のレギュラーメニューは丸亀製麺よりそちらのほうがリーズナブルなので、それゆえに丸亀製麺からは足が遠のきがちなんです…
ちなみに丸亀製麺の数多い天ぷらの中では、「かしわ天」が個人的におすすめだ。 鶏胸肉の天ぷらで、脂っぽすぎないのに程よく柔らかくてジューシーなので、ぜひ食べてほしい。
というわけで、久しぶりに丸亀製麺に行ってみた個人的な結論は、「丸亀製麺は普通においしい。次に行ったときは限定メニューとかしわ天を食べたい」ということに落ち着きました(笑) 冷たい玉子系の限定メニューが出たらまた食べに行きたいと思います。ごちそうさまでした!
徳島県徳島市佐古一番町7-17
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