※2020年秋頃より「うなぎの匠 ふじや 蔵本店」として営業しています。
ふじやは徳島県内でさまざまな飲食店を運営するグループ企業。蔵本の徳大薬学部前交差点のところにある蔵本本店は創業地で、看板に「魚の旨い店」とある通り、魚介が自慢の和風居酒屋だ。
4月から、後輩が新しく入ってきた。明るく気持ちの良い後輩だ。
そんな後輩から「なまこマンさん。いい店がありますよ!」とふじやを紹介された。そういえば行ったことがなかったな。職場からの帰り道、僕はふじやへと向かった。
緊急事態宣言も解除され、多くの飲食店が「密」に配慮したうえでの通常営業を再開した。ふじやも、換気の徹底や消毒液の設置などで感染予防に配慮したうえで通常営業を再開している。ちなみに、持ち帰り営業も並行して行っているようだ。
いけすのある店内は和風の落ち着いた雰囲気。掘りごたつの個室に通されて、メニューを見る。「魚の旨い店」という看板に偽りはなく、刺身や煮つけ、寿司など充実した魚介メニューが並んでいる。
その中から、「漁師のあら煮膳」を注文した。(1480円+税)
鯛のお頭と鰤が入ったあら煮は柔らかく、旨味たっぷり。ホクホクの身に煮汁がよくしみている。豆腐の存在がまた憎い。とても良い仕事をしている。煮汁と魚の旨味を吸っている。
鰤とマグロの刺身に、茶わん蒸しまでついていて、とてもお得で豪華な和膳だった。
ふじやには他にもお得なランチメニューなどもあるようだ。ちょっと豪勢に楽しみたいときに、また利用してみたいと思う。
新型コロナウイルス蔓延と緊急事態宣言に際して、外食そのものも、誰かと連れ立ってどこかへ行くのも憚られる状況が続いていた。まだ完全に新型コロナウイルスの脅威は去っていないとはいえ、緊急事態宣言解除を機に、徳島の飲食店は少しずつ平常運転に戻りつつある。地域の飲食店を応援するという意味でも、営業している飲食店は積極的に利用したいと思う。無論、マスクの着用や混雑時間の回避、手指消毒など、自分にできる感染予防策はとったうえでだけど。
けれどもやはり、誰かと一緒に食事を楽しめる世の中に戻ってほしい。新型コロナウイルスのせいで、件の後輩の歓迎会も開けていない。彼は飲み会がかなり好きらしいので、いつか呑みに行って語りたい。ロボットアニメとか、共通の趣味が結構あるようだし。
そんなことに思いを馳せながら、僕はその日も食事を楽しんだ。
早くみんなでワイワイしながらご飯を食べられるようになってほしいよ。
徳島県徳島市庄町1丁目22
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