激辛というものは何故か、人を魅了してやまないものです。
火鍋、暴君ハバネロ、激辛ペヤング、CoCo壱の10辛、18禁カレー、デスソース… 世の中には激辛の食品がたくさんあり、それだけ激辛は人々から求められているということなのかもしれません。そういえばギネス記録の「世界一辛い唐辛子」も、いつの間にか次々と塗り替えられていっています。
辛さは正確には味覚ではなく痛覚というのはもはや有名すぎる話かもしれません。辛いものを食べたときの、他では得られないような強い刺激や発汗、発熱に皆魅力を感じているのかもしれません。
そんな激辛好きにも嬉しい「ご当地激辛薬味」が、徳島にはあります!
というわけで今回は「みまから」を紹介します。
ご当地激辛薬味「みまから」
みまからというのは美馬市周辺で栽培されている唐辛子の名前、およびそのみまから唐辛子を使用して作った薬味のことを指しています。
(ここからは薬味のほうを指して『みまから』と呼びます。)
みまからはみまから唐辛子を丁寧に輪切りにしてごま油で炒り、醤油と鰹節で調味して作られています。
このとき、みまから唐辛子は風味を損なわないように手作業で輪切りにされているようです。機械での作業だと繊維が壊れ、そこから水分やうまみが逃げてしまうのですが、鋭い包丁で手作業で切ることで繊維を保ったまま輪切りにすることができ、うまみが残るのだとか。
また、唐辛子において最も辛味の強い部分は種の周囲の「胎座」と呼ばれる白い部分1なのですが、みまからはこの胎座も余すことなく使っているので容赦なく辛いようです。
その一方で、みまから唐辛子は14度というメロン並みの糖度も持っているとのことなので、辛さ一辺倒ではない奥深いうまみにも期待できます。
早速瓶のふたを開けてみると、鰹と醤油とごま油の良い香りが漂いますが、あまり近づきすぎると目に刺激が!そういえばこれ、刺激物でしたね!
お試しとして、まずはそのまま一口。
鰹と醤油の旨味とごま油の風味。この組み合わせは鉄板ですね。それに、確かに甘味を感じます。これがみまから唐辛子自体の味でしょうか。メロン並みの糖度というのは看板に偽りなしかもしれませんね。これは旨…
あーーーーっ!!!!!!
後からきた!!!
みまからは口に入れた最初のうちはみまから唐辛子の旨味や甘味などを感じられますが、後からカーッと辛さがやってきます!
個人的には我慢できない辛さではありませんが、確かになかなか辛いです。「激辛薬味」の看板に偽りなしです。
お試しとして、豆腐とソーセージにみまからをかけてみました。
豆腐はみまからの後からカーッとくる辛味を緩和してくれるので、おすすめの組み合わせだと思いました。一方でソーセージはみまからを乗せたことによる明確な変化がそこまでわかりませんでした。美馬では「みまからフランクフルト」というものが製品化されているからいけるかと思ったんですけどね。シャウエッセンは何もかけなくてもうまかった。
みまからは生産元の「美馬交流館」および、徳島県内各地のお土産店で購入可能です。
アレンジ性の高そうな一品だと思うので、アレンジメニューも色々試してみたいと思います!
「なまこマンの名物侵略アレンジクッキング みまから編」をお楽しみに!
(執筆しました↓)
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