皆様は「金ちゃんヌードル」というカップ麺をご存知でしょうか。東京では売っていないそうなのですが、西日本では見かける機会が多いかと思います。
この金ちゃんヌードルも、実は徳島名物なんです。メーカーの名前はずばり「徳島製粉」。徳島市南二軒屋町の工場で作られている、メイドイン徳島の商品なのです。
今回は、そんな徳島発の人気商品である金ちゃんヌードルを改めてレビューしてみたいと思います!
徳島製粉と金ちゃんヌードルについてあれこれ
こちらが南二軒屋町にある徳島製粉の本社。壁に大きく「金ちゃんラーメン 金ちゃんヌードル 徳島製粉株式会社」と書いてあります。
本社の道を挟んだ反対側には、徳島製粉の創業者である田中殖一さんの銅像が建てられています。
金ちゃんヌードルのロゴの左上にある、漢字の「田」のようなマークはまさに田中の「田」から取られています。
また、金ちゃんという愛称は、徳島製粉の製造する小麦粉の商品名「鳴門金鶴」から取られています。金ちゃんヌードルのパッケージに描かれている鶴のマークも、その鳴門金鶴にちなんでいます。
そんな金ちゃんヌードルのラインナップは、通常・しお・カレー・しょうゆとんこつ・辛ラー油味の全5種類。(当記事執筆時、2021年2月現在)
金ちゃんヌードルはどの商品にも共通で、スープとかやくの小袋が入っています。これらを麺の上にあけてからお湯を注ぎます。
カップは他のカップ麺のような発泡スチロール製や紙製ではなく、プラスチックの二重構造でできています。薄っぺらく見えるけれど、二重構造のおかげで結構しっかりと熱さをカットしてくれます。
また、蓋は剥がすタイプじゃなくてはめ込むタイプです。なのでお湯を注いでいる間に蓋にシールを貼ったり上に物を置いたりする必要がありません。これは便利ですね。
それではここから、各ラインナップを一つ一つレビューしていきたいと思います!
金ちゃんヌードルレビュー
1. 通常
かやくの内容はエビに肉に炒り卵にねぎに椎茸。スープはポークとチキンのうまみがベースの醤油味です。全体的にあっさりとした後切れの良い味わいで、食べていて飽きがきません。
また、金ちゃんヌードルシリーズ共通の特徴として、麺はしっかりとしていて、コシと歯ごたえがあります。
日清食品のカップヌードルと似ていますが、あっさりめの味とコシのある麺が金ちゃんヌードルの個性ですね。
2. しお
スープはポーク、チキン、香味野菜ベースのさっぱりとした塩味です。 かやくの内容は通常版と似ていますが、こちらには椎茸が入っていない代わりに、キャベツと鶏そぼろが入っています。
あっさりめの味付けですがしっかりとしたうまみがあります。
3. カレー
ピリ辛のスパイシーなカレーヌードルです。かやくはじゃがいも、にんじん、ひき肉、ネギ。
濃厚なカレースープに、コシのある麺がよく絡んで食べ応えがあります。
4. しょうゆとんこつ
金ちゃんヌードルシリーズは熱湯を注いで3分で完成なのですが、こちらのしょうゆとんこつに関しては熱湯4分です。他のシリーズとは少し違う、丸型の伸びにくい麺を採用しているからなのだとか。
かやくはメンマと豚肉とねぎで、スープは全体的にあっさりめながらもポークのコクがあり、後味ににんにくの風味もあって、決して淡泊ではないパンチのある仕上がりです。
5. 辛ラー油味
こちらは金ちゃんヌードルの中でも異色作です!
カップ下部には「小さなお子様や辛味の苦手な方の飲食には十分ご注意下さい」の注意書きがあり、鶴のマークも辛さに悲鳴を上げています!
スープとかやくの他にラー油の小袋もあり、出来上がったらラー油を注いで食べます。
かやくはえびといかとキャベツが入っていて、スープは魚介とポーク仕立て。
あっさりめの味わいが特徴的な金ちゃんヌードルシリーズですが、この辛ラー油味に関してはラー油を後入れすることによってスープに後を引く濃厚さが加わります。
辛さはそこまで強くありません。ピリ辛といったところですね。
金ちゃんヌードルは全体的にあっさりとした口当たりで、飽きのこないカップラーメンです。個人的には麺にコシがあるのも嬉しいところです。
どこかレトロでノスタルジックなパッケージデザインも素敵ですよね。
これからも「末長ーく」金ちゃんヌードルを愛していきたいと思います!(CMネタ)
(おまけ)カップ版金ちゃんラーメン
「金ちゃんラーメン」のカップタイプもあります。
かやくはなるとと炒り卵とねぎで、スープは醤油味。
金ちゃんヌードルの醤油味スープとはまた印象が違っています。金ちゃんラーメンのほうは醤油の味がはっきりとしていて、コショウがよく効いた、あっさりとした後味ながらもパンチのある味になっています。
ただ、このカップタイプの金ちゃんラーメンはどこにも売っていなくて見つけるのが本当に大変でした(笑)
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