冬はカキのシーズンです。カキの産地としては広島県や宮城県や岡山県が著名ですが、徳島県でも鳴門市のウチノ海にてカキが漁獲されています。そして、ウチノ海には鳴門産のカキをふんだんに楽しめるカキ小屋「かき焼き うちの海」があります。
料金は大人1名2800円で、90分間美味しい焼きガキが食べ放題。今シーズンのカキを、お腹いっぱい楽しんできました!
新鮮なカキが俺たちを待っている!さあ、あんずちゃん。いつもは近所までの移動をお願いしているけれど、今日は鳴門までがんばってみよう!
遠い… そもそもなんでなまこがカキを食べに行くんですか~
食事の前にウチノ海を散策…
うちの海は名前の通りウチノ海を臨む高台にあります。鳴門市街から鳴門公園へと向かう県道11号線を進み、鳴門山上病院の近くの信号で左折して道なりに進むと容易にアクセスできます。
着きました…
お疲れ様!予約時間より30分も早く着いたし、店の中に入ろうか。
予約していたなまこマンです。
(店員さん)予約時間の5分前になったらご案内しますね。
早く着きすぎちゃいましたね。
というわけで、予約の時間まで周りを少し散策してみました。
ウチノ海は大毛島と島田島に挟まれた内海で、入り組んだ海岸線がとても美しいです。
また、海上にはいかだが浮かんでいます。カキの養殖のいかだでしょうか。
さらに、小さな港の端にこんなものも…
砂利の山があるのかと思ったら、よく見ると…
全部、カキの殻でした!ここまで大量だと壮観ですね。
好きな調味料で焼き牡蠣を食べまくる!
……と、ある程度ぶらぶらしていたら呼ばれたので早速入店します。このご時世なので、店の入り口にはアルコール消毒とセンサー式の体温計があり、消毒・検温のうえで入店する必要があります。
相席になりますのでこちらに座ってください。
なるほど。大きい鉄板を何人かで囲む形式だから、人数が少ないと相席になるんですね。 ……ん?お!ゆみさんじゃないですか!!!
相席の相手がなまこマン御一行様とは…
よろしくお願いします!よかったらわたしの持ってきた調味料、使ってみてください!
お、いろいろ面白そうなの持ってきてんじゃん!一番右の瓶は何?
これは業務スーパーで売っている「塩葱醤」という調味料です。レモン仕立てのネギ塩で、とってもおいしいんですよ!
うちの海は飲食店ではあるのですが、店内への飲食物の持ち込み自由です!今回は自転車移動なので不可能でしたが、以前友人と訪れたときにはビールを持って行きました。他のお客さんの中にも、ビール片手にカキを楽しんでいる方がいらっしゃいましたね。
また、カキに付ける調味料1も持ち込むことができます。今回はいろいろ試してみたくて、ハローズや業務スーパーでいろいろな調味料を買ってきました。一つ一つ試してみた感想も後程書きますね。
さて、そろそろ焼きが始まります。
店員さんがスコップで大量の生ガキを大きな鉄板の上に並べると…
クレーンで釣られた大きな蓋が鉄板の上に覆いかぶさります!
このまま待つこと数分。
うわー!
良い匂いです!
熱々の焼きガキの出来上がりです!
殻をこじ開けて、熱々のカキをまずは何もつけずに早速一口。
これはうまい!何もつけなくてもうまみたっぷりじゃないか!
焼きたてのカキって、ものすごくジューシーなんです。噛むと熱くて旨味たっぷりの汁がびゅうッと噴き出してくるんです。海水の塩気とカキの旨味が合わさって絶妙なんですよね。
身のうまみも、肝の複雑な味わいもたまりません!殻に少し残った汁気も、思わず笑顔になっちゃうぐらいの旨味の塊で美味しいです。
続いて、持参したいろいろな調味料を試してみた感想を述べていきます。
かき醤油
広島の方にはおなじみの、アサムラサキの「かき醤油」を持ってきました。名前の通り、カキの旨味エキスを抽出してブレンドした醤油です。カキの旨味をカキにぶつけてみたところ、うまみがさらに濃厚になりました。それと同時に、かき醤油の旨味のクオリティの高さも改めて確認できましたね。
ただし、カキそのものが海水の影響でそれなりにしょっぱいので、付ける量は少量で十分だと思います。
昆布ぽん酢
ヤマサの「昆布ぽん酢」を持ってきました。ポン酢に昆布だしをブレンドしたもので、まろやかな味わいです。基本的にポン酢の酸味はカキと相性抜群。昆布だしの旨味とカキの旨味の相乗効果と、爽やかな酸味でさっぱりと食べられました。
ごまぽん
ミツカンの「ごまぽん」を持ってきました。ゆずポン酢にすりごまと練りごまをたっぷり合わせたものです。ごまの甘みと濃厚な味はカキの旨味と手を取り合ってよりおいしく、ゆずポン酢の酸味が口をさっぱりさせてくれます。
バター
明治のチューブタイプのバターです。これは隠れた伏兵でしたね。バターの味と香りはカキの旨味を邪魔せず、よりボリューミーに仕立ててくれます。
もみじおろし
ピリッとした辛味がくせになります。醤油と併せて食べると良い感じかもしれません。ただ、あまり絞りすぎると辛いだけになってしまうので注意です。
タバスコ
タバスコは元々生ガキを美味しく食べるために作られたものらしいと聞いたので持ってきました。酸味と辛味で構成されたタバスコは、なるほど確かに酸味でカキの旨味を引き立てつつ、刺激的な辛さを演出してくれます。こちらも少量つけるぐらいが適切ですね。
塩葱醤
業務スーパーで売っている、レモン仕立てのネギ塩調味料です。かなり美味しくて最近のお気に入りです。カキにも合うのではないかと思ったのですが、いざ合わせてみると確かに美味しかった一方で「カキと塩葱醤を合わせた味」以上でも以下でもありませんでした… 要するに相乗効果のようなものを感じられなかったということです。
個人的なお気に入りは「ごまぽん≧昆布ぽん酢>バター」の順でした!
新しいカキを鉄板の上で焼いている間、サービスの炊き込みご飯と味噌汁が出てきます。炊き込みご飯のおこげがたまりません!味噌汁もわかめがシャキシャキです。鳴門わかめですかね。
その後も焼きを繰り返して、たくさんの調味料も駆使しながら、お腹いっぱいになるまでかなりたくさんのカキを頂くことができました!
また、実際に相席になった方(女性二人組)とも調味料をやりとりしたり、彼女たちが食べきれないカキの殻を剥いて僕の方に渡してくれたりと、相席ならではの交流ができたと思います。その節はお世話になりました。
うちの海では他にも海産物の直売を行っているほか、追加料金を払うことでエビやサザエ等別の魚介も交えた海鮮バーベキューを楽しむことができます。
営業はカキのシーズンの11月~4月にかけて。皆様もうちの海で新鮮なカキをお腹いっぱい楽しんでみてください!
ごちそうさまでした。
ふぅ… お腹いっぱい。食った食った。欲を言えば、美味しいお酒も飲みたかったんだけどなー。車で来たから飲めないんだよねー。
じゃあ次は僕と一緒に行きませんか。運転しますしエスコートもしますよ!
あんまり酔っぱらったこと言ってるとそこの海に捨てていくわよ。
そもそもなまこマンさん(キャラクター設定抜きにして)ペーパードライバーですよね…
言うな言うな!恥ずかしいから!
徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦大毛243-1
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