三好市山城町を流れる吉野川は、大歩危・小歩危という渓谷を作っています。美しい色の川と、浸蝕によってさながら自然の彫刻のごとく削られた岩の織り成す風景は、思わず目を見張るほどの美しさです。
そんな大歩危の自然に、皆様も触れてみませんか?
それも、ただ眺めるだけではありません。童心に帰れるアクティビティを通して、大歩危の自然に触れてみましょう!
というわけで、今回はツリートレッキングやラフトボート体験といったアクティビティを楽しめるスポット「West-West」を紹介します!
大歩危の観光拠点施設
着いたわよー。
ローソンもありますし、今のうちに水分補給したりしてしっかり休憩しておいてくださいね!
祖谷美人にて祖谷そばを食べた後、なまこマン一行はWest-Westへと向かいました。
West-Westは三好市山城町の国道32号線沿い、池田方面から車を走らせて小歩危を抜けたあたりにあります。
施設はアウトドア専門店(モンベル)、ローソン、お土産屋、祖谷そば屋、ラーメン屋から構成されています。大歩危・小歩危付近の国道32号線は渓谷に沿って進むルートで、沿線に商店や食堂などはほとんど無いので、ドライブ中の貴重な休憩地点になるのではないかと思います。特にローソンは早くに閉店してしまうようなこともなく、しっかり24時間営業しているので、夜にこの辺りを通る際にも安心できます。
テナントのラーメン屋「にし利」はふく利系のラーメン屋です。祖谷そば屋の「もみじ亭」共々、人気でいつ見ても混んでいる印象です。
お土産屋「ギフトショップWEST」では四国全体のお土産や、妖怪伝説の残る山城町にちなんだ妖怪グッズを扱っているほか、モンベルではこちらの店舗限定の吉野川激流グッズが人気なのだそうです。
ツリートレッキングで童心に帰る
そんで、ここで何するの?
童心に帰って、アスレチックを楽しみましょう!フィッシャーズみたいに!!
だから水分補給しろって言ったわけね… てか、なまこがどうやってアスレチックで遊ぶん?
なに、心配ご無用です!鍛えてますから!ほら、これを見てください!
鍛えてる奴の腹回りじゃないんだけど。
今回West-Westに向かった目的は、ずばり自然と触れ合い童心に帰れるアクティビティを満喫するためです!
まずは、木々に据え付けるように組まれたアスレチックコースを踏破していく「ツリートレッキング」に挑戦してみました。全4コースあり、参加料金の2500円を払うとまずは初心者向けの2つのコースで遊ぶことができます。その後、残りのコースで遊びたかったら、1コースにつき500円の追加料金を払うシステムです。
料金を支払ったら、安全に遊ぶために、インストラクターさんたちの手で命綱を固定されます。
左側のすだちくんTシャツがなまこマンの中の人なのですが、命綱を付けたせいで出っ張った腹が強調されています(笑)
その後、インストラクターさんに案内されてアスレチックコースの入り口に到着しました。
命綱を接続し、アスレチックにいざ挑戦です!
おお!揺れる!
これ、楽しい!
これは足元が不安定だ!
なるほど… バランス感覚が試されるわね。
ちょ、このワイヤー的なの渡るの!?
こりゃあ命綱を手放せませんね!
木々の間に様々なギミックが張り巡らされており、それを乗り越えながらゴールに向けて進んでいくという単純明快なルールです。コースに設けられたガイドに命綱を接続したうえで進行するので、転落の心配はありませんし、困ったときには大声でインストラクターさんを呼べば助けてもらえるようです。
子供の頃に遊んでいた公園のアスレチック遊具よりも本格的なコースを、バランス感覚を頼りに進んでいきます。スリリングだけど「無理」ではないという絶妙なバランスの難易度設定のおかげで、気持ちの良い汗を流しながら攻略することができました!
木々の間を潜り抜けながら、聞こえてくる吉野川のせせらぎに癒されつつ、僕も留学生も2つのコースを無事にクリアすることができました。
……一か所だけヤバかった(落ちそうになった)ギミックがあったのは内緒です(笑)
ラフトボートに乗ってラフティング体験
続いてのアクティビティは、ラフトボート体験です。大歩危周辺は日本におけるラフティングの聖地の一つで、ラフティング関連の会社が20社近くあるようです。
West-Westではインストラクターさんの操縦するラフティング用のボート(ラフトボート)に乗って、約30分の簡易的なラフティング体験をすることができます!料金は2000円ですが、前述のツリートレッキングとセットで申し込むと1500円に割引されます。
深い場所では水深15m近いという大歩危の水中に物を落としてしまっては大変なので、貴重品は事前にロッカーに預けたうえで乗船します。
それゆえ写真はありませんが、雰囲気が伝わるようにイラストを描いてみました!
インストラクターさんに促され、自分たちもパドルを持ってボートを漕ぎ、川の流れに逆らって進んでいきます。川の中から見る大歩危の自然はとても見事でした。何より水のきれいさがよくわかります。
インストラクターさんによる周辺地域や吉野川の解説を聞きながらボートを進めることしばし。パドルを水面から離し、ついに流れに身を任せる時が来ました!
うぉぁぁぁ!なんだこれ!!
あっはは!すごーい!いろんな方向に流れてる!
大歩危の川の流れはすさまじいです。水が色々な方向に渦巻きながら流れています。そしてその流れに身を任せて進むラフトボートの進路も、当然ながら不規則なわけで。あくまで体験なので、当然ながら急流は避けているわけなのですが、予測不可能な軌道を描きながら進むラフトボートの旅はとてもスリリングでした!
こんな急流に迂闊に足を踏み入れたら危険だから、近寄らないように「河童がいる」と言い始めたのかもしれないですね。大歩危の妖怪伝説は、こういうところに由来があるのかもしれません。
最後に、流れが緩やかで水深も浅い場所にボートを停め、実際に川の中に入ってみました。8月の暑い日ではありましたが、川はとても冷たくて気持ちよかったです!
ラフトボート体験は、川の流れや地域のことを熟知しているインストラクターさんの案内があるからこそ、安全に楽しめるアクティビティですね。
大歩危の自然を全身で楽しめる施設
West-Westは大歩危の自然を全身で楽しめる施設ですね。木々の間を駆け抜けながら渓谷美を目で見て、川の水の冷たさを肌で感じる。これ以上ない贅沢な非日常体験だと思います。今回この記事で紹介した以外にも、West-Westにはバーベキューコーナーやドッグランなどもあります。グルメやアクティビティや買い物を楽しみながら濃厚な一日を過ごせることうけあいです。また、前述の通り24時間営業のローソンもあるため、ドライブ中の休憩スポットとしても機能します。
何より、留学生も全てのアクティビティを楽しんでくれたのでよかったです。連れてきた甲斐がありました!
ツリートレッキングおよびラフトボート体験ができる期間は、毎年ゴールデンウィーク期間および、7月の3連休(海の日付近)から11月末にかけてとなっています。2021年の営業シーズンが終わる前に紹介できてよかったです(笑)
インストラクターの皆様も、とても気さくな方々ばかりですし、大歩危のことを熟知しています。語学に堪能な方もいらっしゃるので、外国の方とも楽しむことができます。今回のアクティビティが楽しかったのはインストラクターの皆様のおかげでもあるので、この場で改めてお礼を申し上げます。
皆様もWest-Westで、自然に触れてみませんか?
いやぁ、子供の頃を思い出して楽しかったわー!
よじ登ったり、細い足場でバランスをとったりしたのは久しぶりでした!
そういえば、あんたって子供の頃はどんなだったの?
はい!卵から生まれ、アウリキュラリア幼生からドリオラリア幼生、ペンタクチュラ幼生へと変態していって…
そういう話を聞きたいんじゃないわよ。
(West-Westのホームページはこちら↓)
※次の目的地はこちら↓↓
徳島県三好市山城町西宇1468-1
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