祖谷のかずら橋、祖谷美人、West-Westと巡ってきた8月のレンタカー旅の〆は温泉です。最初は香川県の道の駅ことなみにお邪魔しようかと思っていたのですが、その日はまさかの臨時休業でした orz
なので、美馬市から徳島市までの間に良い感じの日帰り温泉施設が無いか探してみたところ、吉野川市山川町に「ふいご温泉」という温泉施設を見つけたので、行ってみることにしました。
渓谷美を楽しめる、地域住民の憩いの温泉施設です!
美しい景観を楽しめる温泉施設
長旅とアクティビティの疲れを温泉で流しましょう!
そうね。誰かさんが行く予定だった温泉の営業予定を把握していなかったせいで、無駄に峠越えまでさせられたし。たーっぷり休ませてもらうわ!!
施設のホームページにもTwitterにも告知の無かった不意打ちの臨時休業だったんだから、仕方ないじゃないですか!!
それで、こっちに行けばいいの?
あっ、はい。そうですね。
明らかに道が狭いし、坂もカーブも急なんだけど… 間違ってたら承知しないかんね?
ふいご温泉は、吉野川市山川町の中心部から高越山方面に向かう途中にあります。
ふいご温泉のあるあたりは、川田川が深い渓谷(名越峡)を作っており、道路は渓谷の上の方を通っているのですが、温泉施設は渓谷の中ほどにあります。そのため、県道248号線とふいご温泉を繋ぐアクセス路は急坂、急カーブの連続する狭隘な道路になっています!アクセス路の長さは300m程度ですが、初見だととても肝を冷やすことになると思われるのでご注意ください!僕も対向車が来ないことを祈りながらハンドルを握りました(笑)
よかった… 着いた…
そんなこんなで、ふいご温泉に到着です。
ふいごというのは製鉄の際に、燃料の燃焼を促して高温を生み出すために空気を送り込む器具のことです。ふいご温泉のある場所の上流側にはかつて鉱山があり、そこから湧き出る鉱泉水を利用した温泉施設なのだそうです。
受付のおじさんに入浴料を支払い、浴室へ向かっていきます。
ここからは男子のサンクチュアリですからね!万が一下の
言わせないわよ!アホなこと言ってないで早く入ってきなさい。
当然ながら浴室内にはカメラを持ち込めません。理由は言わなくてもいいですよね(笑) なのでここからはイメージイラストでお届けします。
男湯の入口から入って左手側は洗い場、右手側はサウナと水風呂になっています。そして正面に大浴槽があります。
浴槽は大浴槽が一つで、露天風呂はありません。大浴槽は場所によって泡やジェット水流が噴出しているので、大浴槽の中でポジションを変えつついろいろ楽しむことができます。
ふいご温泉の泉質は緑バン鉄泉。名前の通り鉄分を含んだ温泉で、リウマチや四十肩、筋肉の強張り、冷え性、末しょう循環障害、胃腸機能の低下などに効果的なようです。お湯は結構熱めでしたね。
浴室の窓からは、名越峡の渓谷美がとてもよく見えます!イメージイラストでしかお伝え出来ないのが本当に残念です。
碧色の美しい川と、長年の浸蝕によるダイナミックな岩肌、山の緑と空の色のコントラストがとても見事です。高越大橋が浴室からも見えたかどうかは少し記憶が怪しいですが(笑)
峡谷は浴室から最も綺麗に見えるようになっており、それ以外の場所からはあまり綺麗に見えないので、気になる方はぜひとも実際に行ってお風呂に入って確かめてみてください!
美しい渓谷を眺めながらのお風呂は本当に贅沢な時間です。こんな良い温泉に気軽に行ける吉野川市山川町の皆様が羨ましいです!
お風呂上がりには、畳敷きの休憩コーナーやマッサージチェアコーナー、ロビーのテーブル等にかけてゆっくり休むことができます。自動販売機も揃っています。
いやー!気持ち良かったわぁ♡ マッサージしながらテレビ見てダラダラしよーっと!
帰りもまたあの狭い道通らなきゃならないんですよ…
……暗くなる前に帰りましょ。
地域の方々に愛される憩いの湯
ふいご温泉で一番印象的だったのは、地元の常連と思しき先客がたくさんいて、思い思いに談笑していたことでした。「憩いの場」というのは、まさにこういう場所のことを言うのでしょうね。僕が入浴している間にも新しいお客さんがひっきりなしにやってきていました。
ちなみにこちらにも中国人留学生と一緒にお邪魔しています。彼にとっては初めて体験する日本の温泉でしたが、景色や空気感含めて満喫してもらえたようでとても嬉しかったですね。
自然に包まれながら入る温泉は最高の贅沢です。皆様もぜひ、ふいご温泉で安らぎのひと時を楽しんでみてください!
徳島県吉野川市山川町久宗31-1
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