道の駅紹介
徳島-02 鷲の里
第8回(1995年4月)登録、1992年7月開業
所在地:徳島県那賀郡那賀町和食郷田野89
西日本最大級の…
那賀町の旧鷲敷町エリアには道の駅が2か所あります。1つ目は先日紹介した道の駅わじきで、もう一つが今回紹介する鷲の里です。
鷲の里には四国最大級… どころか、西日本最大級のとあるモノがありまして。今回の訪問ではそれもバッチリエンジョイしたいと思っております!
まあ、記事の尺の都合上、とあるモノへの搭乗レポートはまた別の記事になるのですが!
鷲の里は徳島県内の他の道の駅と比較しても、お遍路さんの利用が多いです。
というのも、鷲の里は四国八十八か所巡りの第21番札所・太龍寺へのアクセス拠点なのです!
……そろそろ、西日本最大のナニがあるのかをお教えしても良い頃でしょう。
鷲の里にある、西日本最大のとあるモノ。それは!
ロープウェイです!
太龍寺は標高600mの太龍寺山の山頂付近にあり、かつては「遍路ころがし」と呼ばれるほどにアクセスの難しい札所でした。
ですが、1992年に麓と太龍寺を結ぶ太龍寺ロープウェイが開業して以降、アクセスは飛躍的に容易になりました。麓のロープウェイ駅(鷲の里観光物産センター)が後年に道の駅に登録されたというわけですね。
ロープウェイは20分に1本のペースで出ているので、ロープウェイの時間まで道の駅施設をいろいろ見て回ることにします!
見どころはロープウェイだけじゃない
鷲の里の玄関前には小さな池があって、たくさんの鯉が泳いでいます。餌が販売されているので、餌やりを楽しむこともできます。
施設の中央部、玄関とロープウェイ乗り場のちょうど中間あたりは「丹生谷紹介コーナー」という、周辺地域の自然や動物を紹介するスペースになっています。こちらはちょっとしたフォトスポットにもなっています。
一番の目玉は、木頭杉で作られた夫婦鷲の彫刻です。美しくも荒々しい躍動感を感じられますね。
鎖場にぶらさがっているかのような写真を撮ることのできる、トリックアートもあります。
そうこうしているうちに、ロープウェイ出発の時間が近づいてきました。往復のチケットを購入し、乗り場の近くで時間を潰すことにしました。
ちなみにこちらのベンチ、石材で出来ているように見えますが、実は普通に柔らかい素材で出来ているので初めて座ったときは面食らいました(笑)
時間つぶしの相手になってくれたのは、コミュニケーションロボットのSota君です。身に着けた手作りの遍路装束がとても可愛らしいです。
話しかけると様々な反応を返してくれるSota君。挨拶を返してくれたり、質問に答えてくれたりします。
Sota君に「HIKAKIN」と言わせたくて四苦八苦する29歳男性の様子を動画に収めました。(なまこマンの中の人の声が入っています)
なかなか素直じゃないと言いますか。拾ってほしいワードは拾ってもらえず、関係ないワードを拾われて、しかも何故かうまい具合に煽るような会話になってしまうSota君に笑いが止まりませんでした(笑)
Sota!検索して!ヒカキン!!
他人のふり他人のふり…
……と、Sota君と戯れているうちにロープウェイの出発時間になりました。
ロープウェイの半券にスタンプを押してもらい、大きなゴンドラに一番乗りです。
他の乗客の方はお遍路さんの装束を身に着けていました。そりゃあ目的地は太龍寺ですからね。乗客も自ずと参拝目的の方に絞られてくるでしょう。
そんな太龍寺ロープウェイによる、片道約10分のドキドキの空の旅の様子は次々回の記事にてお届けする予定なので、どうぞお楽しみに!
※投稿しました↓↓
道の駅鷲の里 まとめ
鷲の里は太龍寺ロープウェイの乗り場であるという性質上、多くのお遍路さんが立ち寄る道の駅です。それゆえに、道の駅の施設もお遍路さんの休憩に特化しています。施設内に遍路道具の売店があるほか、同じ敷地内に大浴場付きの遍路宿「道の宿そわか」もあります。一方で、野菜などは売っていませんが、喫茶コーナーでは「かきまぜ」という郷土料理1を味わうことができます。
立地的には那賀町の中心地から少し離れた場所にありますが、それゆえに周囲は広く駐車場も静かです。お遍路さんだけでなく、ドライブ中の休憩にも適した道の駅ですね。鯉と戯れたり、那賀川を眺めたりしながら気分転換するのも良いのではないでしょうか。
余談
これは完全に余談なのですが。鷲の里の「道の駅記念きっぷ」は2003年5月時点で販売が終了されたプレミア品です。
へぇ。いいじゃない。
いや、実はあの、これ、メルカリで(ピー)円で…
……まあ、趣味の品でどうしても欲しいものにお金をかけることは悪いとは思わないけれど、それにしては痺れる金額ね。
僕が購入手続きを終えた次の日ぐらいにですね、別の人が鷲の里のきっぷを(ピー)円の10分の1の価格で出品していたんですよ…
あちゃー…
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