「仙台七夕まつり」は仙台の夏を代表する、全国的に有名なイベントです。近年は新型コロナウイルスの蔓延によりイベント自体が中止となっていましたが、2022年は感染対策に留意したうえで、8月6~8日にかけて、3年ぶりの本格開催となりました。
初めての仙台七夕まつりをたっぷりと満喫してきたので、写真と共に雰囲気をお伝えしていきます!
伊達政宗公の時代より続く祭り
街はすっかりお祭りムードですね!
浴衣の人たちがいっぱいいるよ。
わたしたちも、めいっぱい楽しみましょう!
仙台七夕まつりは、古くは江戸時代初期の伊達政宗公の時代より続く伝統行事とされています。仙台市を中心とした宮城県各地にて、街の至る所に大きな七夕飾りが飾られ、街が七夕一色になります。新暦の採用や第一次世界大戦に伴う不景気で廃れた時期もありましたが、1927年に商家の有志が復活させて現在に至ります1。
2022年は感染対策のため、七夕飾りが例年より短くなっていたり、会場内での飲食が禁止されたりなど、安全とイベント開催を両立するために苦心している様子がうかがえましたが、見る限りでは見物客たちもルールを守り見物しているように感じられました。また、かつては身動きがとれないほど賑わうという話も聞いていましたが、今年に関しては平時の仙台市内より賑わってこそいたものの、身動きがとれないほどの賑わいという感じではありませんでした。
仙台七夕まつりは、阿波踊りのように参加者皆が弾けるアトラクション的な祭りではなく、あくまで「七夕飾りに彩られた仙台の街を見る」祭りなのが印象的でしたね。七夕飾りに彩られた一番町商店街やクリスロード等の商店も基本的に平常通り営業しており、見物客たちは「七夕飾りによって、より魅力的になった仙台の街を楽しんでいる」というような印象を受けました。もっとも、これはあくまでコロナ禍の中で形式を模索しながらの通常開催となった2022年度の感想であって、コロナ前はまた違った印象のイベントだったのかもしれませんが。
各団体が趣向を凝らした七夕飾りの数々は、いずれも団体ごとの個性を感じられ、一つ一つじっくりと見るのがとても楽しかったです。こういう、地域を魅力的に彩り、地域内の方も外部の方も楽しめる伝統は、これからも末永く続いてほしいですね。
ここからは、仙台七夕まつりの写真をたくさん紹介していきます!
前夜祭 花火大会
8月5日の夜には、仙台七夕まつりの前夜祭として花火大会が開催されました。
打ち上げ場所の東北大学川内キャンパス周辺には有料および無料の観覧席が設けられましたが、今回は混雑を避けるべく「穴場スポット」とされる広瀬川沿いの広瀬川澱緑地にて花火を見物しました。
同じことを考えた方は多いようで、到着時には既にたくさんの人で賑わっていましたが、身動きがとれないほどではなく距離は確保されていました。
1時間にわたって、約16000発の花火が仙台の夜空を彩りました。……ただ、広瀬川澱緑地は確かに穴場ではあるのですが、木々の陰になって見えない花火も少しありました(笑) なので全部の花火を見たかったらきちんと観覧席から楽しむのがベストかもしれないですね。
仙台七夕まつり 七夕飾り探訪
一番町商店街の七夕飾りです!
一番町四丁目商店街には、七夕らしく、願い事を書くコーナーもありました。
「今以上の人気ブログを目指します!」と決意を書いてきました。短冊は七夕飾りに取り付けられ、吊るされます。短冊の写真を撮り忘れたのはガバです(笑)
藤崎百貨店の折り鶴です。85000羽の折り鶴が吊るされているそうです!
こちらはマーブルロード、クリスロード、ハピナ名掛丁商店街の七夕飾りです。
タイトーステーションのインベーダーや、喜久福の呪術廻戦など、コラボ七夕飾りも素敵でしたね。また、開催日が広島の原爆の日でもあることから、平和を願う七夕飾りがあったのも印象的でした。
ドン・キホーテ仙台駅西口本店には、ドンペン君も遊びにきていました!
七夕飾りは商店街以外の場所にも数多く飾られていました。
サンモール一番町商店街には、仙台七夕まつりにふさわしい「ポケふた」があります。宮城県応援ポケモンのラプラスと、七夕がモチーフの願い事ポケモンのジラーチが描かれています!
ちなみに、サンピアの湯も七夕仕様でした。
仙台七夕まつりは、今日(8月8日)までの開催です。鮮やかな七夕飾りに彩られた仙台の街はとても魅力的です。おそらく例年よりも比較的動きやすいと思われるので、最後にじっくり見物してみるのも良いかもしれませんね!
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