皆様は、台湾料理はお好きでしょうか。
僕はこれまでにあまり台湾料理を食べたことがなく「中華料理と似たようなもの」だと考えていました。確かにベースは中華料理ではあるのですが、台湾にはその歴史上様々な民族が上陸しており、その結果様々な地域の料理のエッセンスが取り入れられ、中華料理とは少し異なる独特の食文化が成熟したのだそうです。
今回は、青葉区通町にある台湾料理店「香満楼」にお邪魔しました。台湾出身のご主人が作る本格的な台湾料理を楽しめる店です!
台湾屋台の味 ルーロー飯
香満楼は勾当台通り沿いのマンションの1階にあります。点心を持った女の子の描かれた看板が目印です。
店内はカウンター席とテーブル席を合わせて25席ほどです。訪問日(2022年10月30日)に開催されていた全日本大学女子駅伝の中継を見守りつつ、早速メニューをチェックです。
辛そうなものからあっさりとしたものまで、色々なメニューが揃っていますね!「揚げ食パンの麻婆豆腐仕込み」は見た目も映えますね。一斤の食パンをくり抜いて中にシチューを入れたやつを思い出しました。
どれも魅力的で美味しそうですが、今回は台湾のご当地定番メニューとして有名なやつを注文してみることにしました!
それがこちらの「ルーロー飯(魯肉飯)」です!
ルーロー飯は台湾の屋台の定番メニューで、脂身の多くついた豚バラ肉を甘辛く煮込んで細かくほぐしたものをご飯の上にかけたシンプルな料理です。日本でも牛丼の松屋の期間限定メニューなどで提供されることがありますが、台湾出身のご主人が作られる本場のルーロー飯と比べると、松屋のものは言うなれば「角煮丼」という感じがしますね。それはそれで食べ応えがあって美味しいですが、本場のルーロー飯は「ご飯に刻んだ煮豚を汁ごとぶっかけただけ」という気軽な感じが素敵です。
かき混ぜて食べることを勧められたので、早速ぐるぐるとかき混ぜてみます。おお、けっこう汁だくな感じですね。煮汁の色で良い感じに茶色くなったご飯を豚バラ肉と一緒にスプーンで掬って、早速一口頂いてみます。
うん!これは理屈抜きで旨いね!!
豚バラ肉を甘辛く煮込んでご飯にかけるんですよ。わかりきっていましたけれど、こんなの旨いに決まってるじゃないですか。豚バラ肉はトロトロ、ほろりとした食感で、八角の風味と、醤油ベースの甘辛くしょっぱいたれの味がすごく染みています。
脂身とたれと肉が一体化してご飯に混ざり、汁気のおかげでズズッとかきこむことができます。ふと、つゆだく牛丼を思い出しました。台湾におけるルーロー飯は、日本で言うところの牛丼のように気軽にササッとかきこめるエネルギー飯なんでしょうね。たくあんを箸休めに齧りつつ、美味しく完食しました!
台湾のラーメン「牛肉麺」を味わう!
わたしは牛肉麺を注文しました!1
こちらは牛肉麺です。名前の通り煮込んだ牛肉の入った麺料理で、スープは肉を煮込んで作られています。牛肉麺は中国全土および台湾で広く食べられており、台湾ではインスタント麺にもなっているのだそうです。
醤油ベースの色の濃いスープは、脂感は控えめながらも、味はしっかりと濃いめです。後味に香る八角が、異国情緒を演出してくれています。甘辛い醤油の味がしっかりと染みたほろほろの牛肉も、牛の旨味たっぷりのスープも非常に味わい深く、スープに浮かんだ高菜漬けがこれまた味変として良い仕事をしてくれています。
麺は透き通った滑らかな細麺です。スープと一緒にずるずると啜るのが楽しいです。台湾の牛肉麺には中華麺ではなくうどんのような小麦粉麺を用いることが多いようですが、香満楼の牛肉麺には中華麺が使用されており、ラーメンのような感覚で味わえます。
日本におけるラーメンと同じように、台湾における牛肉麺は「ソウルフード」とも呼べる人気の麺料理なのだそうです。実際に台湾まで行って食べ比べも体験してみたいですね!
香満楼では本場台湾の味にこだわりつつも、日本人好みの味付けやメニューも展開し「日本人も台湾人も楽しめる料理店」を目指しているのだそうです。本場の味をリーズナブルに楽しめますよ!
台湾へはぜひ一度行ってみたいよね。本場のルーロー飯とか台湾ラーメンとか、食べてみたいよ!
台湾ラーメンは名古屋料理です!
台湾酒菜 香満楼
宮城県仙台市青葉区通町1丁目6
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