最近中華料理ネタが多めですが、今回も中華料理ネタです(笑)
何も仙台に限った話ではないかもしれませんが、仙台にも中華料理の店が多いんですよね。おしゃれな感じの店から、気取らず入れる町中華まで、たくさんの店があります。特に仙台に関しては、それぞれの店でご当地グルメの「マーボー焼きそば」を食べ比べる楽しみもあります。
今回は青葉区木町通にある、本格的な中華料理を楽しめる店「満州園」を紹介します!
満州園は仙台市地下鉄南北線の北四番丁駅近くにある店で、近くを通るたびにいつも賑わっている様子が気になっていました。
佇まいはカジュアルな感じですが、メニューはなかなか本格的です。
なんと、激辛メニューもあるということで。「ペヤング獄激辛Final」を完食した経験もあり、辛味に強いことを自覚したなまこマンは思い切って、満州園ご自慢の激辛メニューと戦ってみることにしたのでした!
激辛に挑戦 ①牛ハチノスの中華炒め
激辛チャレンジ第一ラウンドは「牛ハチノスの中華炒め」との対決です!ハチノスというのは牛の第二胃のことです。ハチノスとピーマン、玉ねぎ、きくらげを炒め、餡をかけた一品ですが。果たしてそのお味のほどは…
あっ。ハチノスって柔らかくて美味しいね。野菜の食感も良いし、餡も甘さがありつつピリ辛な感じが…
アッ!辛いのきた!!!!!
プルプル、クニクニとしていて噛めば噛むほど牛の旨味が出てくるハチノスといい、シャキシャキのピーマンと玉ねぎといい、コリコリのきくらげといい、とにかく食感が楽しくて美味しい炒め物なのですが、やはり激辛を謳うだけあってすごく辛いです…!よく見ると、餡に唐辛子の種がたくさん紛れ込んでいますからね(笑) 唐辛子で特に辛い部分は種や種の周りですからね。徳島県美馬市名物の激辛薬味「みまから」だって、辛さを出すためにわざわざ種の周りも使っているぐらいですし。この牛ハチノス中華炒めも道理で辛いわけです。
ですが、デスソース等のようにいきなり辛いわけではなく、きちんと甘味や旨味などもしっかりとあった上で後味が猛烈に辛い感じです。辛いけれどしっかりと美味しいので、最後まで楽しく味わうことができました!
激辛に挑戦 ②牛肉刀削麺
激辛チャレンジ第二ラウンドの対戦相手は「牛肉刀削麺」です。刀削麺というのは名前の通り、小麦粉で作った塊状の生地を刃物で薄く削り、それを茹でて作った麺料理です。テレビ番組などでしばしば、中華料理の名人が鮮やかな手つきで刀削麺を作る様子を見たことがある方も多いかもしれませんね。
満州園では刀削麺のメニューが充実しています。ですが、やはりというかこちらもなかなか辛いです…!
太く不規則にねじれた麺は、滑らかな口当たりも、もっちりとした食感も存在感抜群です。
「牛肉刀削麺」の名前の通り、柔らかく煮込まれた牛肉も入っており、口の中でほろりとほどけるような食感です。青梗菜や玉ねぎといった野菜もたくさん入っていますね。
「旨い旨い!」と思ってスープを啜ったその時…
アアーッ!!!
最初はしっかりとした牛の旨味の出た醤油ベースのスープの味を感じられるのですが、やはり後からピリッときます!それもそのはず、具材に紛れてにんにくと大量の鷹の爪が入っていたわけです。
温度も相まって、汗がだくだくと出ます!冬も近づいてきて寒くなってきた仙台ですが、あまりに汗が出るので、身に着けていた上着を脱ぎましたよ。
それでも、こちらもやはり辛いだけではない旨辛メニューでした。ぷるぷるでもちもちの麺の食感がとても楽しかったです!
激辛に挑戦 ③ハチノス乾鍋炒め
激辛チャレンジ第三ラウンドは「ハチノス乾鍋炒め」です。乾鍋(干鍋、ガングゥオ)というのは四川料理の一つで、肉や野菜などを少ない汁気で炒め煮にした料理です。そして四川料理というだけあって、辛いです。なんたって、メニューの「激辛」のページに載っていたぐらいですからね(笑) ちなみに満州園の乾鍋メニューにはハチノス以外にも牛肉や豚肉、じゃがいも、ホルモンを使ったものがあります。
卓上コンロに入った状態で提供され、固形燃料に火をつけてグツグツと煮立たせた状態で頂きます。
わかっちゃいたけれど、辛いなぁ!!
花椒や豆板醤や唐辛子がよく効いていて、味も濃く刺激も抜群です!これはご飯にもお酒にも合いそうですが、どちらかというとお酒と食べたいかな?
ハチノスの他にも青梗菜やれんこん、エリンギが入っています。シャキッとした青梗菜は良い感じに辛味を抑えてくれて、ちょっとした癒しです(笑)熱々でとても辛くて、汗がダラダラと出てきます!
うへぇ… わたしはパス… 見てるだけでこっちまで汗だくになっちゃいそうだよぉ~
というわけで、わたしはこっちをいただきまーす!
癒しの中華粥
こちらは辛いメニューではありませんが、中華粥を頂きました。豚肉とピータンの入ったお粥です。
日本におけるお粥は「体調のすぐれない時に食べる、消化に良い優しい食べ物」というイメージがありますが、鶏ガラスープで味付けられ、しっかりとした味わいの中華粥は攻めのお粥です。とにかく素材の旨さがダイレクトに伝わってくる感じがします。
う~ん!うまみたっぷり。おいしいですなぁ~!
小さく切られたゴロゴロの豚肉と、プルプルのピータンも良いアクセントになってくれます。ピータンは好き嫌いが分かれる食べ物だと思いますが、僕は最近良さがわかるようになってきました。ゼリーのようなぷるぷるの食感が素敵です。
満州園では、いわゆる町中華的な素朴な感じの佇まいでありながらも、一般的な町中華と比較すると本格的なメニューが数多く揃っている印象でした。もちろん、普通のラーメンやチャーハンのような一般的な中華料理メニューや、辛くないメニュー、定食メニュー、ちょい飲みセットなどもたくさんあるので、あらゆる需要に答えてくれますし、辛いものが苦手な方でも安心して美味しい本格中華を楽しむことができますよ!
実はこのページの右下にある「蚕の蛹の辛炒め」も食べたかったんだけどね… コロナの関係で原材料が手に入らないとかで、提供されていなかったんだよ…
わたしは絶対パスですよー!!
本格中国料理 満州園
宮城県仙台市青葉区木町通2丁目1-15
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