ぽかぽか温泉 新守山乃湯でほっと一息【110℃のサウナ】

ぽかぽか温泉外観 温泉・サウナ・ホテル

独り暮らしを始めて12年経ちました。昔は部屋探しの際に「バス・トイレ別」を重視していましたが、今となってはすっかりシャワーしか使わなくなりました。だって、毎日お風呂を沸かしたらガス代が高いんですよ… とはいえ、基本的に僕が借りる単身者向けの賃貸物件のユニットバスはそんなに広くありません。一方で僕自身はまあまあ大柄なので、一般的なユニットバスに入ろうとすると多少なりとも窮屈さを覚えます。

だからこそ、温泉や銭湯の広い浴槽で足を伸ばしたときの感動が大きいんですよね!いつもの入浴よりも、より癒されるような気がします。

普段はスーパー銭湯に行くことが多いですが、たまには街の銭湯にも行ってみたいと思った僕は、JR新守山駅の近くにある銭湯「ぽかぽか温泉 新守山乃湯」に行ってみることにしたのでした!

9種類の浴槽と露天炭酸泉のある銭湯

ぽかぽか温泉外観

JR新守山駅前から住宅街の中の道をしばらく南下していくと、ぽかぽか温泉新守山乃湯が見えてきます。施設名に「温泉」とありますが、天然温泉ではないようです。

ぽかぽか温泉金魚
ぽかぽか温泉錦鯉

早速中に入ろうと、入口の階段を上ろうとしたら、階段わきの水たまりに金魚や錦鯉が泳いでいました。もうこの時点で既にちょっと楽しいですよ!まだお風呂に入ってないのに!

ぽかぽか温泉下駄箱

入口にて靴を脱いで中に入るのですが、下駄箱のキーが「木札」のタイプでした!これにもテンションが上がりましたね!「銭湯に来た」って感じがします!

靴を片付けたら中に入って、券売機にて入浴券を購入しましょう。現金以外にも、PayPayが使えるそうです。料金は大人(中学生以上)500円、小学生以上180円、子供(0歳以上)100円となっています。さらに、サウナ(大人対象)は別料金となっており、サウナに入りたい場合はさらに150円が必要です1。その他、各種アメニティの販売やタオルの貸し出しも行っています。

ぽかぽか温泉サウナキー

木札の鍵も一緒に、入浴券を番台に渡します。すると、ブーメランのような形をした見慣れない物体を渡されました。番台のお兄さん曰く、これはサウナの鍵なのだそうです。サウナの扉にこの鍵を差し込むことによって、扉を開けて中に入れるのだとか。「サウナが別料金だけど、同じ浴室の中にあるんだったら、サウナ券を買っていない人でも中に入れてしまうのでは?」と思っていましたが、そういう仕組みになっていたのですね。

ぽかぽか温泉の浴室は「うめ乃湯」と「まつ乃湯」の2種類あり、男女は日替わりです。初回訪問時はまつ乃湯が男湯でした。

それでは早速、お風呂の中に入りましょう!

ぽかぽか温泉内湯
(イメージ)

内風呂はこのような感じになっています。お風呂の種類がかなり充実しています!「電気風呂」に、備長炭を浮かべた高温の「備長炭風呂」、肩に強い水流を当ててコリをほぐせる「肩たたき風呂」、下半身に水流を当ててコリをほぐせる「リラックバス」、寝転がって全身に水流を当てられる「ローリングバス」、超強力な水流を当てられる「エステバス」、狭くて深い浴槽の四方八方から水流が噴き出す「たこつぼ風呂」、サウナ後にクールダウンできる「水風呂」といった、8種類の浴槽があります。全体的にお湯の温度は温かめです。

洗い場にはシャンプーや石鹸等がなく、自分で持ち込む必要があります。お湯が出る蛇口と水が出る蛇口があって、それを良い具合に混ぜ合わせて適度な温度のお湯を作って体を洗います。子供の頃に、伯父と一緒に行った伯父宅の近所の銭湯もこんな感じだったことを思い出しました。

ぽかぽか温泉露天
(イメージ)

嬉しいことに、露天風呂もあります!露天風呂は高濃度炭酸泉となっています。また、露天風呂スペースにはサウナ後のととのい用の椅子が6脚ほど並んでいます。

特筆事項として、ぽかぽか温泉では刺青・タトゥーのある客の利用を禁止していないことが挙げられます。実際に、刺青やタトゥーの入ったお客さんも多く利用されています。なので、初めて訪問する際にはびっくりしないように、頭の片隅に入れておくと良いと思います。僕はこのことを知らなかったので、背中に浮世絵みたいな大きな刺青の入ったおじさんやお兄さんたちが普通に入浴しているのを見て、かなりびっくりしてしまいました(笑) 

110℃!高温だけど優しいサウナ

続いて、サウナに入ってみます。サウナの扉にはスリットがあり、先ほど番台で受け取った鍵をスリットに引っかけて引っ張ることで、扉を開くことができます。鍵が無ければ外側からは扉を開けられませんが、内側からは扉を押せば簡単に開けられます。

そんなぽかぽか温泉の高温サウナは、なんと110℃の設定です!時々イベントで115℃にすることもあるようですが、どちらにせよ僕にとっては未体験の温度です…!

サウナ室は座れる場所が2段になっています。10分はおろか5分も中に居られる自信がなかったので、とりあえず下段に座ってみることにしたのですが…

あれ?意外に優しい?

サウナの中に居て、地味ながらも辛いのは、熱さによって鼻やのどの粘膜が刺激されることです。息をするたびに鼻の奥が熱く、痛くなり、なかなか長居できないサウナもこれまでに多々ありました。(逆に、そういうサウナでも長居できるようにタオルの巻き方を工夫している方も多いですが)

しかしながら、ぽかぽか温泉のサウナは110℃と熱々であるにもかかわらず、適切な湿度が保たれており、粘膜への刺激が非常に優しいのです。このおかげで、気付けば8分間中にいることができたのでした!

水風呂はしっかり冷えており、なおかつ肌触りも柔らかい感じです。そして、前述したように屋外にととのい用の椅子があります。超高温サウナ⇒低温水風呂⇒外気浴の流れで、バチバチにととのうことができました。街の銭湯にこんなに熱いサウナがあったとは、びっくりです!

……ただ、一つ難点を挙げるとするなら、今回入浴したまつ乃湯では水風呂がかなり狭いので、男性二人が入ったらそれだけでぎゅうぎゅうになってしまうことですかね(笑)

なお、サウナでは前述の温度アップ以外にも「コーヒーサウナ」や「ヴィヒタ2」といったイベントが開催されているようです。

ぽかぽか温泉フェイスタオル
施設オリジナルフェイスタオルはこんな感じです

湯上りにはやっぱりオロポ!

番台の前にはちょっとした休憩スペースがあり、お風呂上がりにくつろぐことができます。最初に入浴券を購入した券売機では、各種ドリンクも購入可能で、番台に渡すと冷蔵庫から冷え冷えのドリンクを持ってきてくれます。

ぽかぽか温泉オロポ1

オロナミンC(150円)とイオンウォーター(170円)を購入しました。オロポにしたい旨を伝えると、冷蔵庫から冷え冷えのグラスも出してくれましたよ!

ぽかぽか温泉オロポ2

イオンウォーターで作ったオロポは、通常のオロポよりも甘さが控えめで、するすると中に入ってきます。サウナ上がりの乾いた体には、個人的にむしろこちらのほうが嬉しいです!

休憩スペースには他にも、マッサージチェアやフットマッサージャー、漫画、りんご黒酢ドリンク等がありました。

ぽかぽか温泉 新守山乃湯 まとめ

ぽかぽか温泉新守山乃湯は、守山区鳥羽見にある銭湯です。

街の銭湯の懐かしさと、スーパー銭湯のエンタメ感とを折衷したような雰囲気の施設で、お風呂場にはバラエティに富んだたくさんの浴槽があります。

サウナも本格的で、なんと110℃という高温を味わえます!ですが、熱さの刺激は思いのほか優しい感触です。

地域住民の憩いの場としての性格も強い場所であるように思いました。入り口には地域のイベントやスポーツクラブの案内チラシが多く張られていたほか、浴室でもお客さん同士が顔馴染みだったりと、地域の方が集まり、日常的に利用している雰囲気が伝わってきてとてもよかったです。

施設のホームページには「公衆浴場は『地域のコミュニティー』の場であると同時に『常に新しいを求めて』」と、創業者の理念が書かれていましたが、様々な面白いお風呂やサウナイベントを取り入れるフットワークの軽い先進性にも、地域の人たちから愛される様子にも、今もまさにこの創業者の理念が生きているのだなと思いました。

入浴料は

大人(中学生以上):500円

中人(小学生以上):180円

小人(0歳以上):100円

大人サウナ付き:650円(2023年10月~)

※PayPay利用可能

となっているほか、アメニティ販売やタオル貸し出しもあります。また、毎月5・15日には敬老感謝デーで65歳以上の方は200円で入浴できるようです。

今度はサウナイベントのときに行ってみたいです!

ぽかぽか温泉 新守山乃湯
愛知県名古屋市守山区鳥羽見2丁目10-10

ぽかぽか温泉新守山乃湯のWebサイトはこちら↓

  1. 2023年10月より。初回訪問(2023年9月)時点ではサウナ料金が100円でした。
  2. サウナの本場・フィンランドで広く使用される、サウナ内に吊るす白樺の若い枝葉のこと。香りを楽しめるほか、ヴィヒタで体を叩くことで血行もよくなるそうです。参考:ヴィヒタとは?効果や使い方・体験できるサウナを紹介!|ニフティ温泉

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