「餃子の王将」といえば、ご存知餃子やラーメンなどを提供する中華料理のチェーン店で、徳島県内にも数店舗展開されています。
餃子の王将は外食チェーンでありながら、加盟店が店舗オリジナルのメニューを出すことができるという特徴もあり、例えば京都市の宝ヶ池店は「王将でメニューが一番多いお店」と銘打って炙りチーズ餃子や茹で餃子、餃子入り茶碗蒸しなど、王道なメニューから一風変わったメニューまで幅広く提供しています1。また、愛知県稲沢市の稲沢店と一宮市の苅安賀店ではなんと本格的なタイ料理を提供しています。
……以上は2021年に投稿した「徳島の餃子の王将に店舗限定メニューはあるのか?」という記事の冒頭部分です。
この当時は「面白いメニューの代表例」として餃子の王将稲沢店に触れたのですが、まさか実際に行ける日が来るとは思いませんでした!記事を書いた2年前の時点では、まさか自分が名古屋に住み、稲沢市のお隣の一宮市で仕事をすることになるとは思っていませんでした。とてもささやかなことですが、人生って何が起こるかわからないものですね。
というわけで、今回は餃子の王将稲沢店で食べられるタイ料理を紹介したいと思います!
タイ料理を食べられる餃子の王将
餃子の王将稲沢店は、愛知県道62号線(南大通り)沿いにあります。名鉄名古屋本線国府宮駅が最寄り駅です。ちなみに、2021年時点では、タイ料理を提供している餃子の王将は稲沢店と苅安賀店(一宮市)の2店舗だったのですが、Googleマップの2022年12月頃の口コミに、苅安賀店からタイ料理が無くなったというものがあったので、安全策をとって確実に食べられると思われた稲沢店に訪問しました(苅安賀店も後日確認しに行ってきます)。
店内は厨房がよく見える大きなカウンター席と、座敷席から構成されています。店内にはローカル番組のアナウンサーやタレントのサインが数多く飾られています。
席に着いてメニューを見てみると、最後の方のページにタイ料理がありました!スタッフにはタイ人の方もいて、訪問時の厨房にもタイ人スタッフがいらっしゃいました。2011年には藤岡弘、さんも訪問されたそうです。
餃子の王将稲沢店について取り上げたデイリーポータルZの記事によると、稲沢店(と苅安賀店)のオーナーが店舗で使用する食材の視察でタイを訪問した際に、タイ料理が美味しかったことから、店で提供したいと考えたのだそうです。
メニューはトムヤムクンやパッタイ、カオマンガイ等、かなり豊富に揃っています。
旨辛味のパッカパオと、爽やかに酸っぱいトムヤムクン
いろいろと気になるものはありましたが「パッカパオセット」(税込946円)と「トムヤムクン」(税込660円)を注文しました。
パッカパオセットは、パッカパオと目玉焼きライスのセットです。パッカパオというのはタイ語で「バジル炒め」という意味で、日本では単に「ガパオ」と呼ばれることも多い料理です。まあ「ガパオ」だけだとタイ語ではバジル炒めではなくバジルという意味になってしまうのですが。
餃子の王将稲沢店のパッカパオはピーマンと豚肉を甘辛いタレで炒めており、唐辛子もたっぷりと使われています。唐辛子の辛い場所である、種もたっぷり入っていますよ!
食べてみると、しっかりと辛いです。一方で、バジルの風味はあまりわかりませんでした。とはいえこれはこれでご飯が進んでとても旨いです。先のデイリーポータルZの特集記事によると、餃子の王将稲沢店で提供されているタイ料理は日本人に合わせた味付けになっているとのことです2。なので、このパッカパオも日本人好みの味わいに仕上げた結果が、甘辛く、バジルの風味控えめということなのかもしれません。
トムヤムクンは爽やかな酸味と旨味とココナッツミルクの風味が折り重なっています。実はトムヤムクンを頂いたのは初めてだったのですが、これはとても旨いです!
具材として、大粒のプリプリのえびに、豚肉、白菜、パクチー(抜きにもできます)、白菜、きくらげが入っています。個人的にパクチーはあったほうが良いですね。パクチーの香りが、トムヤムクンの香りや風味を奥深いものにしてくれます。
そうそう。餃子の王将なので、餃子のクオリティはもちろん折り紙付きですよ!
餃子の王将でタイ料理を食べるという体験がそもそも面白いですよね。提供される料理は前述の通り「日本人の好みに合わせた」ものになっているのですが、言ってみればこれはタイ料理が「餃子の王将風」にアレンジされているのだと思います。大衆的で、甘味、辛味、酸味がはっきりとしていて、食欲がしっかりと刺激され、ご飯をガッツリと食べられる。そんな餃子の王将風のタイ料理は、ここでしか食べられない、価値のあるものだと思います。
餃子の王将稲沢店のタイ料理 まとめ
稲沢市の餃子の王将稲沢店では、店舗限定メニューとしてタイ料理を提供しています。トムヤムクン、トムヤムクンラーメン、パッカパオ、パッタイ、カオマンガイ、ガイトーカティアムプリックターイ(ガーリックから揚げ)、カオパットムヤムクン(トムヤムクン味のチャーハン)、ヤムタレー(タイ風海鮮サラダ)を注文可能です。
タイ人スタッフが作る「王将風タイ料理」の数々は、甘味、辛味、酸味がはっきりとしており、ご飯がとても進みます。なお、注文時に「本場の味にしてほしい」と伝えると、よりスパイシーで刺激的な本場の味で提供してくれるとのことです!
餃子の王将 稲沢店
愛知県稲沢市正明寺2丁目13-25
- 参考:日本一のメニュー数を誇る「餃子の王将」に行ってきた【餃子バリエがハンパない】 – メシ通 | ホットペッパーグルメ
- 「注文時に伝えると本場の味付けにしてくれる」とも書いてあります。
コメント