矢場とん イオンモールナゴヤドーム前店(名古屋市東区矢田南)

矢場とん極上リブ鉄板とんかつ グルメ

名古屋メシの代表格の一つに味噌カツがあります。名古屋において、とんかつを提供している店にはほぼ確実に味噌カツがあると思っても良いのではないかというレベルで、味噌カツは身近な存在です。

味噌カツを食べられる店で、最も有名なのは「矢場とん」ではないでしょうか。矢場とんの人気メニューの一つに、焼いた鉄板の上にキャベツを敷き、その上にとんかつを乗せて味噌だれをかける「極上リブ鉄板とんかつ」があります。テレビで一度見たことがあり、鉄板の上で豪快に加熱される大きなとんかつに味噌だれがかけられてジューと音を立てる様子にとても心惹かれました。これまでにいろいろな店で味噌カツを頂いてきましたが、やはりこの極上リブ鉄板とんかつは体験しておきたいです!

というわけで、数ある矢場とんの店舗の中から、東区矢田南のイオンモールナゴヤドーム前にある「矢場とん イオンモールナゴヤドーム前店」にお邪魔しました。

ドラゴンズ一色の矢場とん

矢場とんイオンモールナゴヤドーム前店外観

今回訪問した矢場とんイオンモールナゴヤドーム前店は、イオンモールナゴヤドーム前1階のレストラン街にあります。

廊下からも見えるのですが、この店舗の最大の特色は中日ドラゴンズ推しであることですね!

矢場とん野球選手ぶーちゃん
矢場とんユニフォーム

入口のところでは矢場とんの豚のキャラクター(ぶーちゃん)が野球選手の格好をしていますし、店内の壁にはドラゴンズの現役選手に、立浪監督や谷繁さんといったドラゴンズレジェンドOBのサイン入りユニフォームが飾られています。まあ阿部マスター1や高松渡2のユニもあったりするので、最新の状態が反映されているわけではないのですが。

そもそもイオンモールナゴヤドーム前自体が、立地ゆえにかなりドラゴンズ推しの店舗ではあるのですが、矢場とんイオンモールナゴヤドーム前店は数あるテナントの中でも特にドラゴンズ推しの店舗の一つだと思います。

ランチタイムやディナータイムには入店待ちの列ができることもあり、人気の店舗です。

こだわりの味噌カツを鉄板で豪快に!「極上リブ鉄板とんかつ」

矢場とん極上リブ鉄板とんかつ

通常の皿に乗った大きな味噌カツ「わらじとんかつ」(一番人気とのことです)や、エビフライ、カツカレー等もあったりしますが、今回注文したのは、もちろん一番気になっていた極上リブ鉄板とんかつです!(定食は2000円、単品だと1570円)

味噌カツやフライの数々にはねぎやマヨネーズ、台湾みそ等をトッピングすることも可能です。

ジュゥゥゥゥゥ!!!!
かけてやりなよ、デミグラス!ハンバァァァァァァグ!!!!!

かけたのは味噌ですし、ハンバーグじゃなくてとんかつです!!

熱々の鉄板に乗った大きなロースカツ(200g)に、味噌だれを注ぐと「ジュー!!!」と大きな音を立てます。今回は定食で注文しましたが、定食だと味噌カツにご飯と味噌汁と箸休めのレンコンが付いてきます。

美味しそうな音を立てる大きな味噌カツが気になって仕方がありません!早速一切れ頂いてみましょう。

柔らかくて濃厚で旨いなぁ!

ロースカツはとても柔らかく、それでいてむっちりとした歯ごたえです。噛みしめながら、厚切りの豚肉特有の甘さも楽しめます。そして、揚げたての衣に味噌だれがとてもよく絡んで食べ応えは十分です。タレで濡れた衣も旨いんですよね!

この極上リブ鉄板とんかつの隠れた主役は、鉄板の上に敷き詰められたキャベツです。鉄板の上で熱が通り、柔らかく仕上がっています。ゆえに、一般的なとんかつの付け合わせの千切りキャベツのようなシャキシャキ感は無いのですが、熱が通って柔らかく甘くなっており、その上で矢場とん自慢の濃厚で甘じょっぱい味噌だれをとてもよく吸っています。ゆえに、味噌だれの味わいそのものをしっかりと楽しむことができるのです。こういう、とんかつや味噌カツやソースカツ丼なんかのキャベツの役割は、単なる健胃作用や彩りだけでなく、ソースやタレを旨く食べさせることでもあるのだろうなというのが最近の気づきです。

なお、定食のご飯は大盛り・おかわりが無料となっています。

矢場とんのルーツは「どて煮」

矢場とんのルーツは、とある屋台でとある客が、串カツをどて煮のたれに浸して食べたことにあるといいます。それを近くで見ていて、実際に試してみたのが矢場とんの初代店主・鈴木義夫氏でした。鈴木氏はこれを商品化することを試み、最終的に生まれたのが矢場とんの味噌カツです。濃厚で甘じょっぱく後を引く味わいは、確かにどて煮の味噌だれを思わせる味わいです。味噌もとんかつも「濃い」ものではありますが、矢場とんではこだわりの材料を使うことで、くどくなりすぎない絶妙な塩梅で一つの料理に仕上げています。エポックメイキングで本当にすごいことだと思いましたね。

矢場とんどて煮

味噌かつの着想のきっかけとなったどて煮とは別ものですが、矢場とんでもどて煮を味わうことができます(大・370円)。

名古屋では一般的に、どて煮にはすじ肉やもつが使われることが多いのですが、矢場とんのどて煮には豚ヒレ肉が使われています。訪問時に放送されていた「太田×石井のデララバ」の矢場とん特集で学びました。しっかりした噛み心地で、なおかつ柔らかく肉の風味も感じられるどて煮でした。

矢場とん味噌カツ定食と土手煮

一緒に味噌かつ丼定食も注文しました(1370円)。なお、ご飯とキャベツのおかわり自由はこの味噌かつ丼にも適応されます。

矢場とん味噌カツ

濃厚な味わいだけれど、さらさらで、脂と一緒になってもくどくならない味噌ダレが、丼にすることでご飯にも染みるのですが、この味噌ダレの染みたご飯も旨いんですよね。

ちなみに、こちらのキャベツ千切りは生の状態で食べられます。生のキャベツの千切りは肉汁や脂やタレを受け止めるだけでなく、口をさっぱりとさせてくれる重要な役割もあるのだなと改めて思いました。極上リブ鉄板とんかつの、熱の通ったキャベツの千切りとはまた違う、それぞれの良さがありますね。

矢場とんイオンモールナゴヤドーム前店 まとめ

矢場とんイオンモールナゴヤドーム前店は、イオンモールナゴヤドーム前の1階レストラン街にあります。目玉は極上リブ鉄板とんかつやわらじとんかつ等の味噌カツで、他にもカツカレーやフライのセット等があります。どて煮等のおつまみも充実しています。

おすすめはやはり「極上リブ鉄板とんかつ」ですね。熱した鉄板の上に千切りキャベツとロースカツを乗せ、そこに味噌だれをかけて頂くものです。見た目がかなり映えますし、一切れも大きく、熱の通ったキャベツも味噌だれとよく絡んで旨いです。

他にも、イオンモールナゴヤドーム前店ならではのポイントとして、中日ドラゴンズの選手やOBのユニフォームが飾られています。プロ野球好きならテンションが上がること間違いなしです!

(おまけ)でらます

訪問時(2023年10月中旬)には、名鉄観光とアイドルマスターのコラボイベント「でらます」が開催されていました。名古屋市内の施設や飲食店や商品と、同作に登場するアイドルとがコラボした企画なのですが…

矢場とんに時子様を配置するのは確信犯と言わざるをえない!!

矢場とんとコラボしていたキャラクター・財前時子3は一言で言うと「女王様キャラ」なんですよね!「豚」ってそういう意味じゃないから!!3

時子様ステッカー

店内での食事でコラボステッカーがプレゼントされるのですが、チャーシューが意味深に見えて笑ってしまいました(え)

矢場とん イオンモールナゴヤドーム前店
愛知県名古屋市東区矢田南4-102-3 イオンモールナゴヤドーム前1階

営業時間:11:00~22:00

今までに食べた味噌カツの紹介記事はこちら↓

  1. 阿部寿樹選手。2022年シーズンオフに涌井秀章投手とのトレードで楽天に移籍しました。
  2. 背番号0番は現在、2022年の現役ドラフトにて入団した細川成也選手が着用しています。高松選手は2023年シーズン途中で、川越誠司選手とのトレードで西武に移籍しました。
  3. 劇中では名古屋出身という設定です。

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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