不意にセンチメンタルになることって、ありますよね。
僕もある日、急にセンチメンタルな気持ちになってしまいました。年の瀬が近づき、寒さも厳しくなっていき、明るい時間もだんだんと短くなっていく12月のある日のことでした。
「自分は役に立てているのだろうか」とか「いろいろなことが虚しい」とか、少しでもネガティブなことが頭をもたげだすと、きりが無いほどに深みにはまっていってしまいます。こういう状態をキープし続けるのはよろしくありません。一刻も早く、マインドをリセットしたいところです。
そう思った僕は、給料日前で懐が寒いのも気にせず、帰り道の予定を変更してお酒を飲みに行くことにしたのでした。僕は割と単純な人間なので、おそらくこうするのが一番よく効くと思いました。
果たして、どんな風にお酒を飲みたいのでしょうか。そして、何と一緒にお酒を飲みたいのでしょうか。歩みを進めながらじっくりと考えます。
ちびちびと飲むというよりも、美味しい料理を楽しみながら、そのお供としてお酒を飲みたい気分です。そして、何かを食べるにしても、例えば焼肉のような重い物をガッツリという気分ではありません。程よくあっさりとしたものが食べたいです。あとはリーズナブルにたくさん食べられると助かります。
考えをまとめて向かった先は、東区砂田橋のホームセンターコーナンの向かいにある「や台ずし 砂田橋町」でした。
夜7時までは一部ドリンク半額。お酒で元気をチャージ
や台ずしは関東以西の各地にある寿司居酒屋です。徳島に住んでいた頃にもしばしば利用していました。高松に居るモテる友人(当時未婚)に、花火大会を口実に合コンを開いてもらったときにも丸亀町商店街の店舗を利用したのを覚えています。
一人で利用するのは今回が初めてでした。カウンター席に着いて、まずはメニューと席の様子を確認してみることにします。
や台ずしのメニューには店名通りの寿司の他にも、一品料理、刺身、海鮮丼等があります。寿司と刺身の両方を出しているのはわかっている感じがします。寿司を食べたい気分と、刺身を食べたい気分って、微妙に違いますからね。こういうところだと、寿司は食事、刺身はつまみという使い分けができます。
席にはコンセントがあるので、スマホを充電しながらゆっくりと飲み食いできるのもポイントです。
注文はオーダー用紙に書いたり、カウンターの向こうの店員さんに直接伝えたりもできますが、モバイルオーダーにも対応しています。スマホでQRコードを読み込み、専用サイトにアクセスすると、自分のスマホを注文用端末のように使えます。ああ、だから席にコンセントがあるんですね。なお、一部のメニューはモバイルオーダー非対応です。
とりあえず仕組みもわかったので、まずはお酒から注文することにします。
ハイボール(半額、税込248円)を注文したら、お通しのポテトサラダも一緒にやってきました。や台ずしでは毎日19時までドリンクを半額で提供しています(一部ドリンクは非対応)。通常税込495円のハイボールを半額で飲めるのはありがたいです。時間的に早く退勤できた日の「ちょい飲み」の需要を見込んでいそうです。苦みとアルコール分が体に染み渡ります。最近はお酒を飲むことも減っていたので、飲んだのも久しぶりでした。気持ちを切り替えたいときだったからこそ、なんだか美味しく感じられたような気がしました。
お通しのポテトサラダはジャガイモの塊の部分の食感が楽しく、コショウとマスタードが効いた大人の味でした。
ポテトサラダでハイボールを飲んでいると、エンジンが温まってきたので、フードも注文していくことにしました。
一品料理と寿司でさらに元気をチャージ
寿司と、気になる一品料理をいろいろと注文してみることにしました。とはいえ、メニューは非常に豊富です。当然ながら全部は食べられないので、欲求に正直に、気になった物を厳選しました。
こちらは「海鮮ユッケ」です(税込659円)。鯛やまぐろやはまち等の刺身の切り落としを、ごま油と甘辛い醤油ダレと卵黄に絡めて頂きます。この組み合わせに間違いはありません。ごま油と甘辛いタレと卵黄の組み合わせは正義です。その暴力的な旨さは時として料理全体を塗りつぶしかねませんが、魚のクオリティが割と良いおかげで、しっかりとした歯ごたえと旨味と脂とが主張して、結果として良いハーモニーを生み出します。もちろん、濃い味はお酒にも合います。濃い味をハイボールが洗い流して、二口目以降も新鮮な気持ちで食べられました。
海鮮ユッケを食べていると、寿司がやってきました。今回注文したのは「すし竹」です(12貫、税込1539円)。大きな寿司下駄に乗って、たくさんの寿司がやってきました。なお、や台ずしのコンセプトは「江戸時代の屋台の寿司と同じように、小腹が空いたときに立ち寄って軽くつまめる寿司」とのことで、寿司は一貫単位から注文することができます。
ネタは左上からまぐろ、いか、サーモン、鯛、つぶ貝、はまち、たこ、しめ鯖、玉子、えび、ツナサラダ、かにサラダとなっています。もちろん「江戸前の本格的な寿司」というわけではないのですが、慣れ親しんできた庶民的な寿司の味がします。ネタも張りがあってチープな感じはしません。テンションの上がるごちそうです。かにサラダの軍艦は久しぶりに食べましたが、なんだか懐かしかったです。
まだまだ注文していきます。こちらは「たこさんチャンプルー」です(税込604円)。タコのチャンプルーではなく、タコウインナーさん… じゃなくてタコさんウインナーを使ったチャンプルーです。
野菜と豚バラ肉とタコさんウインナーと豆腐を、あっさりとした塩味でチャンプルーにした一品です。これがなかなかどうして、癖になり、それでいて落ち着く味なのです。シンプルな塩炒めに、タコさんウインナーの柔らかい食感と、複雑でない直球な懐かしい旨味とがよく合います。これは自宅でも作ってみたい一品でした!
ここでアルコール補充です。レモンサワーを注文しました。やはり半額の対象で、税込248円となっています。
アルコールも良い具合に入ってきて、自分がどうして悲しかったのか、なんだかどうでも良くなってきましたよ!こういうときに、自分が単純なアホでよかったと思います。少し落ち込んでもすぐに忘れちゃうというか、また別の強い刺激があったらすぐにそっちに気を取られちゃいますから(笑)
甘くないレモンサワーの爽やかな味は、たこさんチャンプルーとよく合いました。
そろそろお腹もいっぱいになってきたし、ドリンク半額タイムの終わりである19時も近づいてきたので、最後に「あつあつ玉子」(税込439円)とハイボールを注文しました。
あつあつ玉子は甘いだし巻き玉子です。ふわふわに焼き上がっています。大根おろしとつゆも旨いです。
卵焼きを上手く焼くのは近年の僕の目標の一つなのですが、巻くのが少し苦手です。とはいえ、切る前にラップ等で形を整えたら割とごまかしが効くんですけどね。
満足いくまで飲んでお会計は4281円でした。退店する頃には、悲しかったのも忘れてすっかりご機嫌になっていたので、給料日前でしたがきっと行って正解だったと思います。
や台ずし まとめ
関東、中部、近畿、中四国、九州に店舗を展開するや台ずしは、握り寿司をつまみながらお酒を飲める居酒屋です。
メニューは握り寿司、刺身、海鮮丼、一品料理と非常に豊富です。や台ずし砂田橋町は16時(土日は15時)から25時まで営業しているので、食事にも二次会にも活用できます。
19時まではドリンクが一部を除き半額で飲めるので、仕事帰りのちょい飲みにも適しています!
サイコロの出目によって値段の変わる「チンチロリンハイボール」等、面白いメニューもあり、複数人で連れ立って行っても楽しめることうけあいです。
や台ずし 砂田橋町
愛知県名古屋市東区砂田橋5丁目9-13
営業時間:
16:00~25:00(平日)
15:00~25:00(土日祝)
や台ずしのWebサイトはこちら↓
近所にある焼肉屋「ほるたん屋 砂田橋店」の紹介記事はこちら↓
コメント
なんか、孤独のグルメみたいですねー。
モバイルとかタブレットのオーダーいいですよね。スープカレーみたいなオプションの多いメニューだと良く検討して確実に注文出来ますよね(^_−)−☆
コメントありがとうございます。
自分でも、奇しくも全く同じ感想を抱きました(笑)この流れで一人飲みするのはまさに孤独のグルメだよなぁと思いました。
たまに10代のお客さんの多いような店に行くと、口に出すのが照れくさいメニューがあったりするので、そういうときにモバイルオーダーだとありがたいです(笑)