自宅のユニットバスは狭い上にバス、トイレが一緒なので、お湯をためても足は伸ばせないし、何だかんだでトイレの床まで濡らしてしまいます。だからスーパー銭湯の広いお風呂が大好きなのですが、当然ながらお金がかかります。安いところでも入浴料は1000円近くしますし、お風呂上がりの食事やドリンクも含めるともっとかかります。らくスパガーデン名古屋に至っては、土日だと2300円とかしますからね1。なので「スーパー銭湯に行きたいけど給料日前だからなぁ~」と思いながら、シャワーを浴びて我慢することも多々あります。そしてトイレの床は濡れます。
スーパー銭湯巡りは、お金のかかる遊びなのです。
平日の昼間からゴロゴロ~ゴロゴロ~ あーあ、激安で入れるいい感じのスーパー銭湯があればなぁ~
無いものねだりだとはわかっていながらも、僕は安く入れるスーパー銭湯を探していました。すると。
あ、あったぁ!?
一宮市に、大人1名550円(平日料金)で入浴できてしまうスーパー銭湯を見つけてしまったのです!
値段以上の満足感!広いお風呂と広いサウナ
僕が見つけた理想郷の名は「楽だの湯」です。楽だの湯は一宮市と稲沢市に店舗があるスーパー銭湯で、今回訪問した一宮店(いちのみや温泉 楽だの湯)は名鉄妙興寺駅から徒歩約25分の場所にあります。
とはいえ、本当に550円で入れるのでしょうか?たまにあるんですよ。実際にお出しされた金額が、こちらの予算を大幅に超えてくることが。
訝りながらも料金表を見てみると…
ホントにホントにホントにホントに550円だぁー!?!?
本当に大人の平日料金が550円、休日でも650円という低価格なのだから驚きです!喜多の湯で時々開催される割引イベント「生活応援フェア」も岩盤浴込みの入浴料が850円に収まったりしてかなりお得なのですが、こちらはイベント価格ではなく通常価格です。どうやら、閉店した温浴施設に居抜き出店したことで初期費用を安く抑えられており、浮いた分を低価格の入浴料という形で利用客に還元しているのだとか。この安さで施設が充実していたら最高なのですが、果たしてどうなのでしょうか?
券売機にて入浴券を購入し、早速お風呂へ向かいます。券売機では各種アメニティのほか、生ビールや牛乳がセットになった入浴券を購入することも可能です。なお、再入浴不可なのでその点は要注意です。再入浴をしたい場合はもう一度入浴券を購入する必要があります。
男湯の内風呂は、大浴槽の玉石の湯、時期によって内容の変わるイベント風呂(訪問時は薬湯)、刺激強めの電気風呂、しっかりと冷たい15℃台の冷水風呂、水流で体のコリをほぐせるエステバス、高温サウナから構成されています。露天風呂もあり、露天風呂は人工温泉と壷湯と高濃度炭酸泉から構成されています。
エステバスの中央には、意味深なトンネルがありますが…
ここは非常に水圧の強い打たせ湯となっており、上と周囲から襲い掛かる水流を楽しむことができます!なお、エステバスの打たせ湯は水深が130cmと深いため、幼稚園児や小学生の利用は安全のため禁止されています。
……いやぁ。正直、最初は舐めていたというか「値段なり」の場所なのかなと思っていましたよ。居抜きということもあって、お風呂は全体的に年季が入っている印象でした。
ですが、露天風呂スペースも、サウナも、全体的に広々としているんですよね。サウナは30人は入れそうな広さなので「混んでいてなかなか入れない」ということは起きにくいと思います。温度もしっかりと高いし、水風呂との温度差でしっかりととのえます。それに、露天風呂スペースにある人工温泉と炭酸泉はいずれも他の温浴施設の大浴槽に匹敵するサイズです。エステバスにある大きな打たせ湯も、他の温浴施設には無い特徴的なお風呂と言えます。欲を言えば、せっかくサウナも露天風呂スペースも広いのだから、ととのい椅子を5脚と言わずもう少し用意してくれても良いかなとは思いますが、現状でも十分快適に外気浴ができます。
広さも個性も十分で、550円(650円)で入れるお風呂と考えると、値段と比較して得られる満足感があまりに高すぎるように思いました!
お風呂上がりには充実のフードメニューを満喫!楽だ食堂
スーパー銭湯での楽しみと言えば、お風呂上がりのだらだらタイムですよね!むしろそちらの方が本番まである気がします!岩盤浴スペースで漫画を読んでゴロゴロしたり、あるいは食事処でサウナ飯や、ビールとおつまみを楽しんだり。最高に贅沢な時間ですよね。
楽だの湯には岩盤浴施設がないのですが、食事処のメニューは非常に充実しています。
アルコール、ノンアルコール問わず各種ドリンクに、おつまみになる一品料理に、石臼挽き蕎麦やラーメンといった麺類に、人気だという定食類が揃っています。一品料理にはなんと「地鶏の刺身」まであります。こういうところで食べられるのは珍しい気がしますね。
お風呂上がりの小腹満たしに、ドリンクとフードを一つずつ注文してみることにしました。
こちらは巨大ドリンク「メガジュース」です(200円)。「メガ」の名に偽りはなく、相当大きなカップに入って提供されます!2杯分の量があるのだそうです。
成人男性の握りこぶしと比べてもこのサイズですからね。マクドのLサイズドリンクよりも大きいのでは!?
内容はコカ・コーラ、メロンソーダ、オレンジジュース、烏龍茶、リアルゴールドから選ぶことができ、今回はリアルゴールドを注文しています。リアルゴールドは自販機なんかだと小さな缶や瓶に入っていて「もう少し飲みたいなぁ」と思うこともしばしばありますが、これはさすがにデカすぎます!お腹がたぷんたぷんになります!!とはいえ、ソフトドリンクとしてはなかなかのコスパだと思います。例えば他の施設で「オロポ」とか注文すると、これよりも一回り小さいサイズで値段は倍以上かかってきますからね。自販機だって今はまあまあ高いですし!350ml缶が120円、500mlペットボトルが150円の時代はいずこに!!
そんなメガリアルゴールドをちびちび飲んでいると、今度は注文したフードメニューがやってきました。
こちらは「復刻楽だラーメン」です(380円)。一般的なラーメンと比較すると一回り小さいサイズですが、この安さは魅力的です!
麺は滑らかな感触の中細麺で、スープはスガキヤを思わせるような和風豚骨風味です。節系の旨味と、まろやかな豚骨の旨味が合わさった味わいです。スガキヤよりは少しばかりあっさりとしている印象ですね。
写真ではやや見えにくいですが、厚切りの柔らかいチャーシューが一枚入っています。とても食べ応えがあり、この一杯の満足度を高めています。
サウナ後に食べる軽食の美味しさは何にも代えがたいですね!せっかく汗をかいて0.5kgぐらい体重を落とせたのに、むしろ増えちゃったんじゃないかな…(え)
なお、楽だ食堂では朝風呂(7:30~11:00)利用者に対し、モーニングサービスを実施しています。食パン2枚、サラダ、飲み放題のコーヒーのセットとなっています。土日祝は300円ですが、平日はなんと無料だというのだから太っ腹にもほどがあります!!
いちのみや温泉 楽だの湯 まとめ
楽だの湯一宮店は、一宮市多加木にある日帰り温浴施設です。
特筆すべきはその安すぎる入浴料です!
大人(中学生以上):550円(平日)/650円(休日)
小学生:200円(平日)/250円(休日)
幼児:100円(平日)/150円(休日)
となっています。なお、下足箱と更衣室ロッカーがコインロッカーなので、入浴料以外にも100円玉を2枚用意しておく必要があります。
入浴料は安価ですが、それでいてお風呂は広々としており、ゆったりとくつろげます。特にサウナが広いのは嬉しいですね。
食事処「楽だ食堂」には各種ドリンク、一品料理、麺類、定食類が揃っており、午前にはモーニングもあります。平日の午前はモーニングが無料です。
その他、リラクゼーションコーナーもあり、全身もみほぐしや足つぼマッサージを受けることもできます。
総じて値段以上の満足感がありました。時々立ち寄りたいと思える、魅力的な施設でした!
いちのみや温泉 楽だの湯
愛知県一宮市多加木1丁目28-1
営業時間:7:30~25:00
楽だの湯のWebサイトはこちら↓
定期的にお得に入浴できるキャンペーンを実施している、名古屋市守山区の温浴施設「香流温泉 喜多の湯」の紹介記事はこちら↓
コメント
えーっ、愛知県ってスーパー銭湯高いですね。この辺のスーパー銭湯だと500円程度で入れるのが普通です。
温泉も公営とか3セクの所だと1000円以下で入れる所が多いですよ。
コメントありがとうございます。
そうなんですよ!都市部というのを差し引いてもかなり高いんです!四国では似たような規模のスーパー銭湯に半額とまではいわないにしても2/3ぐらいの値段で入れてました。以前住んでいた仙台も安くはなかったけれど、名古屋の3/4ぐらいの値段でした。
その分、一つ一つの施設の規模が大きいから、まあ納得できるかな…といったところです。まあ土日はくつろげたものではないので平日にしか行けませんが。