五宝滝公園のハイキングコースを2時間歩き続け、すっかり汗だくになりました。おまけに訪問日は猛暑日であり、ただじっとしているだけでも暑苦しく汗が噴き出す始末です。
ハイキングの後の午後の予定は特に決まっていなかったので、運転手である同行者のSさんに、
暑いし汗もかなりかいたし、温泉とか行きたいですね!
とおねだりしてみると、Sさんは名古屋への帰り道の途中で良い感じに立ち寄れそうな穴場の温泉施設を教えてくれました。岐阜県可児市の日帰り温泉「天然温泉 三峰」です。
善は急げとばかりに、昼食をとるのを後回しにして天然温泉三峰へと向かったわけなのですが… この温泉、あまりにも良すぎました。たくさんの人に知られてしまうと穴場ではなくなってしまいますが、それを差し引いても皆様にシェアしたいと思ったので、紹介させていただきます!
古民家のような純和風癒し空間
可児市街から多治見市方面へ向かう途中にある、住宅地と住宅地の隙間の森林エリアに、天然温泉三峰は立地しています。平日午後の訪問でしたが、駐車場にはまあまあ車が停まっており、その人気のほどが窺えます。
入場料は大人850円(平日)/950円(休日)、小学生430円(平日)/480円(休日)となっています。Sさん曰く「少し高いですよ」とのことでしたが、850円は名古屋基準ではむしろかなりリーズナブルです(笑) 施設内での飲食やサービスの利用は受付時に渡されるリストバンドで管理するシステムで、退館時に精算します。カード決済にも対応しています。
中に入って、まず最初に「良いなぁ」と思ったのは、その内装です。茶色く太い梁が渡され、間接照明に淡く照らされた室内はまさに古民家です。窓からは夏の陽射しに照らされた鮮やかな森の緑も見えてきます。渋くてとても落ち着いた雰囲気です。居るだけで癒やされるような、そんな気がします!
フードメニューも充実!
お風呂に入る前に、まずは食事処「旬菜庵 季(とき)」にて昼食をとることにしました。旬菜庵季では海鮮や飛騨牛、丼、麺類等、豊富なメニューを楽しむことができますが、その中から「オムかつハヤシ」を注文しました。
オムかつハヤシは、旬菜庵季の名物メニューであるオムハヤシにとんかつを乗せた、非常にわんぱくな一品です。わかめスープとサラダがセットで付いてきます。
とろとろの玉子も良い香りのデミグラスソースも食欲をそそりますね。早速一口頂きます。なるほど。酸味と奥深い旨味のあるデミグラスソースが、まずは厚切りのカツにしっかりと絡みます。もう、この組み合わせからは「旨い」の一言しか出てきませんね!デミグラスのコクは、とんかつの味わいをさらに深くします。なまこマンの中の人の地元である岡山には「デミカツ丼」というご当地グルメがありますが、それを思い出しました。そこにふわっとした玉子が食べ応えをブーストしてくれます。バターの香る玉子とデミグラスの相性はもはや円満が約束されています。
Sさんがいつの間にかデザートを注文していたので、僕も「練乳抹茶金時」を注文してみました。
……なんか思ってたよりでかいな君!?
つぶあんと練乳を山盛りの抹茶かき氷の上にドッキングして、早速頂きます。西尾の抹茶の渋味と、まろやかな練乳と、粒あんの組み合わせは、渋味が甘味の、甘味が渋味の良さを引き立てますね。最高の組み合わせだと思います。それに、シャキシャキのかき氷だからサクサクと食べられます。前述の通り、訪問日の東海地方は猛暑日であり、五宝滝でのハイキングも、日陰に隠れて滝のしぶきを浴びながら歩いたとはいえ、暑さが確実に体にダメージを与えていたと思います。なので、かき氷が乾いた体を大いに潤してくれました!
緑に囲まれた開放的なお風呂
食事を終え、いよいよ念願のお風呂へと入ります。結論から言うと、ここはお風呂も良すぎました!
何が良いって、とても開放的で爽やかなんですよ。内風呂にはとても大きな窓があるのですが(訪問時には開け放たれていました)、そこから緑のあしらわれた露天風呂スペースや、施設の周りにある森がよく見えるんです。これはとても気持ち良いですね!
施設名の通り、お湯は天然温泉です。泉質はアルカリ性単純泉で、美肌等に効果があります。もちろん、疲労回復にも効果があるので、ハイキング後の足腰に染みましたね…
内風呂には檜風呂、露天風呂には壺湯、シルク風呂、立ち湯、高濃度炭酸泉、源泉掛け流し温泉、水風呂があります。数ある浴槽の中でも特に良かったのが立ち湯です。陶器製の深い浴槽(1.2m)で全身を余さず隈なく温められますし、底から発生する細かな気泡の刺激が心地よいです。
サウナも露天風呂スペースにあるのですが、このサウナもかなり良かったです。というのも、大きな窓があって、そこから森が見えるのです!ゆえに、森林浴気分で気持ち良く汗をかくことができるのです。Sさんを待たせすぎないように、サウナ2セット目は自重したのですが、時間が許せばもっと入りたかったですね…
浴室のすぐそばには、お風呂上がりにゆっくりと過ごせるリクライニングスペースと、畳敷きの仮眠スペースがあります。名古屋へ戻る前に仮眠スペースで目を閉じ、ハイキングの疲れを癒やしました。
天然温泉 三峰 まとめ
天然温泉三峰は岐阜県可児市にある日帰り温泉施設です。古民家を思わせるような佇まいが特徴で、間接照明の淡い光に照らされた空間にはゆっくりと時間が流れているような気がします。
お風呂は緑に溢れており、非常に開放的です。施設名の通りに天然温泉が使われており、森林浴気分で様々な浴槽やサウナを楽しむことができます。定期的に様々なイベント風呂も実施されます。
湯上がりの休憩スペースも充実しており、リクライニングスペースや畳敷きの仮眠スペースがあります。また、岩盤浴はありませんが、砂風呂(砂塩風呂サンドセラピー)があります(要予約)。
入浴料は、
大人(中学生以上):850円(平日)/950円(休日)
小学生:430円(平日)/480円(休日)
シルバー(65歳以上、障がい者):820円(平日、休日問わず)
となっています。お得な回数券もあります。
ここは機会があれば、ぜひとももう一度立ち寄りたい温泉ですね… ここへ行くために岐阜方面でまたハイキングをするのも良いかもしれません!(え)
天然温泉 三峰
岐阜県可児市大森1748-1
営業時間:10:00~22:30
※訪問時点での情報です。
天然温泉三峰のWebサイトはこちら↓
コメント
年代の違う人(もしかしてお父さんと同世代ぐらい?)の人とハイキング良いですね。世代の垣根を取り払ってくれると思います。
私も40代までは登山してたんですけど登山で汗をかいた後の温泉でリラックスしたり食事もすごく美味しく感じるものです。
今後の人生豊かにしてくれること間違いないです。ぜひぜひ趣味に入れて下さい。
コメントありがとうございます。
Sさんはまさに親ぐらいの世代ですね。親より5つぐらい年上です。
結局、Sさんの体調の関係で北アルプス挑戦はさらに延期となったのですが、重太郎新道を攻めるのに半端な装備では危ないと思って買った高価な装備にホコリを被らせるのは勿体ないと思うので、積極的に山に登っていきたいです。それこそ、道中の道の駅や温泉の開拓も兼ねて。