道の駅紹介
静岡-02 くんま水車の里
1995年4月11日(第8回)登録、1995年4月11日開業
道の駅 くんま水車の里
静岡県浜松市天竜区熊1976-1
営業時間:
11:00~15:00(お食事処かあさんの店)
10:00~15:00(物産館ぶらっと)
10:00~16:00(事務所)
定休日:木曜日
【スタンプ】
【記念きっぷ】
※道の駅カード、記念指定券は販売していません。
※訪問時点での情報です。
長閑な山奥にある水車小屋
(シリーズ・なまこマンの1泊2日道の駅巡りドライブの旅【豊橋~御前崎~富士山】)
道の駅くんま水車の里は、静岡県浜松市天竜区(旧天竜市)の静岡県道9号線(天竜東栄線)沿いにある道の駅です。
「くんま」というのはこのあたりの地名「熊」のことです。もっとも、正式な読み方は「くま」であり「くんま」というのは地元民の実際の呼び方です。名古屋市民に伝わるように言うと、名東区の「猪子石」が正式には「いのこいし」であるところを地元民は「いのこし」と呼んでいるような感じです(笑)
そんな天竜区「くんま」は、かなりの山奥にあります。天竜区そのものが浜松市内でもどちらかというと山奥のほうに位置していますが、道の駅くんま水車の里は旧天竜市街からさらに山奥に21kmほど進んだところにあります1。旧天竜市街から県道9号線を上っていくルートは比較的アクセスしやすいとはいえ、アクセスのためには全体的に険しい山道を通る羽目になりがちです。今回は道の駅鳳来三河三石から最短距離で向かったのですが、auのスマホが圏外になる山道を走る羽目になり、Googleマップのナビも途切れてひやひやしました(笑) とはいえ、曲がらなければならない分岐にはしっかり「くんま水車の里」「熊」といった看板が立てられていたので、なんとか迷わずにたどり着くことができました。
そんな、ようやくたどり着いた道の駅くんま水車の里ですが、一言で言うととても「長閑」です!周囲は山々に囲まれ、歴史を感じられるような佇まいの家々が立ち並び、車通りは少なく、聞こえてくるのは川のせせらぎです。都会の喧噪の中で暮らす名古屋市民からすると、行くだけで非日常体験のような、最高のロケーションです。
施設裏手には天竜川水系の阿多胡川が流れており、訪問時には川遊びをしている親子連れがいました。また、駅名の通り、川の水を利用した見事な水車小屋も立っています。山の中へ入れる遊歩道もあります。沿道の様子からして、ドライブの途中で立ち寄るというよりは、ここをドライブの目的地にする方が多いのかなと思いました。
道の駅施設は、食事処「かあさんの店」と売店・直売所「物産館ぶらっと」から構成されています。その名の通り、熊地区の「かあさん」の皆様が切り盛りしている雰囲気です。売られている物も、しいたけやジビエといった、山の自然がもたらした恵みが多いです。さらに、お茶や野菜等の農産物や、かあさんたちの手作り工芸品も並んでいます。
「くんま」にちなんで所々に熊の小物があしらわれているのがかわいらしかったです。熊のキャラクターのグッズもありました。
香ばしさを楽しむ「煎茶ソフト」
訪問時には食事処「かあさんの店」がまだ営業していなかったので、売店に併設された軽食コーナーにて軽食をとることにしました。
各種ソフトクリームや五平餅2がありましたが、その中から「煎茶ソフト」を注文してみました(400円)。抹茶というのはソフトクリームの定番フレーバーですが、煎茶のソフトクリームというのは珍しいですね。レジのかあさんも「抹茶じゃなくて煎茶ですよ?」と言っていました。だが、それがいい!
こちらがやってきた煎茶ソフトです。抹茶ほど粒子が細かくないからか、抹茶ソフトと比べると緑色は薄めです。早速、かぶりつきます!
なるほど。ベースはバニラかな…
煎茶の渋みが良いアクセントになっていますね。
煎茶ソフトは、バニラソフトをベースに、煎茶の茶葉が入っています。バニラの甘味の中で、煎茶の渋味、苦味、香ばしさがほのかに効いて、甘味を引き立てています。さっぱりと食べられる味わいでした。
水車の里謹製ジビエおかず!水車みそ鹿肉そぼろ
お土産に、道の駅くんま水車の里オリジナル商品「鹿肉そぼろ」を購入しました。地元産の鹿肉を、道の駅くんま水車の里の手作り味噌「水車みそ」で味付けした一品です。関連商品として鹿肉カレー、鹿肉お茶カレー、鹿肉シチューもありました。
レトルトパウチで、調理は湯煎もしくは電子レンジにて行います。電子レンジ調理したらビジュアルが少し汚くなってしまいましたが(笑) 完成したのでご飯と一緒に食べてみました。
甘辛くコクのある味噌ダレの中に、大粒の鹿肉そぼろがゴロゴロと入っています。筋肉質な鹿肉は、味噌ダレがたっぷり染みこみつつもしっかりとした歯応えがあります。食べ応え十分ですし、ご飯の進む美味しさです。
農作物に害をなす野生動物は、そのままでは「害獣」ですが、ジビエ食材として活用すれば「食資源」です。上手な活用が進めば良いなと思います。
道の駅くんま水車の里 まとめ
道の駅くんま水車の里は、愛知県浜松市天竜区の静岡県道9号線沿いにある道の駅です。
売店「物産館ぶらっと」では熊地域のジビエを利用した加工食品や、お茶、しいたけ、野菜類を取り扱っています。
飲食テナントもあり、物産館ぶらっとの軽食コーナーでは煎茶ソフトや五平餅を味わうことができます。煎茶ソフトは抹茶ソフトとはひと味違う、お茶の苦みや香ばしさが甘味を引き立てるさっぱりとした味わいです。また、今回は訪問できませんでしたが食事処「かあさんの店」では、地元食材を活用したそばやうどんを楽しむことができます。
山奥である天竜区の中でも、一際山奥に位置しており、周囲には長閑な田舎の風景が広がっています。施設裏手には水車小屋や、川遊びのできる小川や、遊歩道があり、自然とふれあうこともできます。自然とふれあいたいときの、ドライブの目的地に最適です!
道の駅くんま水車の里のWebサイトはこちら↓
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