道の駅紹介
愛知-18 したら
2020年7月1日(第53回)登録、2021年5月13日開業
道の駅 したら
愛知県北設楽郡設楽町清崎中田17-7
営業時間:
9:00~17:00(施設全体)
11:00~15:00(清嶺食堂)
8:30~17:15(設楽町観光協会)
定休日:火曜(奥三河郷土館、設楽町観光協会。テナントエリアは無休)
【スタンプ】
【記念きっぷ】
【道の駅カード】
【記念指定券】
※訪問時点での情報です。
設楽町内3つ目の道の駅はまるでセレクトショップ!
(シリーズ・なまこマンの1泊2日キャンプ&ドライブの旅【名古屋~つぐ高原グリーンパーク~南信州】)
道の駅したらは、愛知県北設楽郡設楽町の国道257号線沿いにある道の駅です。
道の駅施設は愛知県内でも有数の充実っぷりで、物産館「清嶺市場」、食堂「清嶺食堂」、五平餅等を食べられるスナックコーナー「つぐや」、設楽町観光協会、関谷醸造の地酒「ほうらいせん」の仕込み体験ができる「ほうらいせん酒らぼ1」、郷土資料館「奥三河郷土館」から構成されています。訪問時にはとても賑わっており、施設の向かいにある第2駐車場に車を停めました。
設楽町内には他にも道の駅アグリステーションなぐらと道の駅つぐ高原グリーンパークという道の駅があり、道の駅したらはその中でも最も新しい道の駅となっています。アグリステーションなぐらは農産物、つぐ高原グリーンパークは大自然とアクティビティというように、町内の道の駅それぞれで売りや強みが大きく異なっているのですが、道の駅したらの強みが何かというと、ずばりセンス良く揃う豊富な物産だと思います。
清嶺市場ではお米やジビエ、川魚、地酒、高原野菜といった、設楽町の物産が多く揃っているのですが、それだけではなく、全国各地から取り寄せたバラエティに富んだスパイスや調味料、お菓子等も多く揃っていました。歩いているだけで「ここは食のセレクトショップかな?」と思いましたね!取り扱う商品はバラエティに富んでおり、何かしら興味を惹かれるものが見つかると思います。とても美味しいキクスイドーのポテトチップなんかも売ってましたよ。
数ある物産の中から、何を購入するかとてつもなく迷ったあげく、道の駅したらのスナックコーナー「つぐや」特製の「自家製スタミナ鶏皮」を購入してみました。こういうの好きなんですよ!
甘辛いタレやにんにくで味付けられており、フライパンで焼くだけで簡単に調理できます。商品名の通り構成成分の多くは鶏皮なのですが、焼き鳥の皮串のように鶏皮オンリーという感じではなく、鶏皮ともも肉が6:4ぐらいの割合で入っています。なので、食感がとても楽しく、食べ応えのある一品でした。野菜と炒めたり、あるいはからあげにアレンジしてみても美味しいかもしれません。
道の駅敷地内には1968年に廃線となった、豊橋鉄道田口線の車両が静態保存されています。田口線は国鉄飯田線(当時)の本長篠駅から、設楽町の市街地である田口に近い三河田口駅までを結んでいた路線です。
車内には田口線の現役当時の写真や、資料の数々が保存されています。レトロでんしゃ館もそうでしたが、こういう昔の車両や備品がきれいに保存されているととてもワクワクします!
道の駅が本気で作るラーメン!清嶺食堂の「柚子香る特製鶏そば」
道の駅の食堂において、ラーメンはうどんやカレー等と並び、ラインナップされていることの多いメニューだと思いますが、一方で、こだわりのメニューとして提供されている感じではなく「安価な汎用メニュー」として、メニュー表の端に書かれているような印象があります。
……ですが、道の駅したらの食堂「清嶺食堂」で食べられるラーメンは一味違います。道の駅が本気(まじ)で作った鶏そばなのです!
その名も「柚子香る特製鶏そば」です。醤油味と塩味の2種類ありますが、今回は醤油味を注文しました。
いやぁ、見てくださいよ。濃い色ながらも中の細麺の姿を視認できる、透き通った清流のごとき醤油スープに、美味しそうに色づいた味玉に、分厚く柔らかそうな2枚の鶏チャーシューに、丼の上を彩り良く賑わせる海苔と小ネギとメンマの姿を!ビジュアルからして、道の駅したらの本気(まじ)を感じられます。
カウンターに魚粉、にんにく、醤油が置かれており、それで味変することが可能です。
あれっ?お昼、食べませんでしたっけ…
ラーメンはおやつです!
無理があります!
ラーメンは別腹なので、早速頂いてみます。なるほど。スープは鶏油の甘味とコクがすっきりと澄んだ鶏醤油スープと一体化しており、後引く味わいとなっています。そして、名前の通り心地良く柚子が効いています。こりゃあ、いつまでも飲んでいられそうですよ!これが道の駅ラーメンの本気(まじ)なのか…!
麺はプリッとした食感のストレート細麺です。歯切れの良さが、コクのあるスープの中で良い存在感を放っています。
鶏チャーシューはしっとりと柔らかく、程良い塩気がスープともマッチしますし、半熟の味玉には甘辛い味がしっかりと染みています。
これは、ラーメン専門店で出てきてもおかしくない一杯でしたね…!ラーメンにそこまで期待していなかった人を良い意味で裏切る一杯でした。
なお、物産館「清嶺市場」にて冷凍の鶏そばを購入可能です。
道の駅したら まとめ
道の駅したらは、愛知県設楽町の国道257号線沿いにある道の駅です。
数々の見どころのある道の駅ですが、個人的なイチ押しは物産館「清嶺市場」です。品揃えがさながらセレクトショップのようで、設楽町内の高原野菜や川魚等を中心に、全国各地から取り寄せた上質な食品が揃っています。なので、店内を歩いているだけでも予定外の買い物が捗りそうな感じがします(笑)
食堂「清嶺食堂」では、設楽町の伝統野菜の天狗なすを使った定食等、やはり地域の食材を使った料理を楽しめますが、オリジナルラーメン「柚子香る特製鶏そば」がハイクオリティで非常におすすめです。
その他、五平餅等を楽しめるスナックコーナー「つぐや」や、日本酒造り体験のできる「ほうらいせん酒らぼ」といった施設もあります。
今回は時間の都合上訪問できませんでしたが、道の駅に併設された郷土資料館「奥三河郷土館」では、奥三河地域の暮らしの様子や、奥三河の大自然に生息する生物等に関する様々な資料が展示されているとのことです。ここの見学は次回以降の宿題ですね…!
道の駅したらのWebサイトはこちら↓
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