道の駅紹介
岐阜-12 平成
1996年4月16日（第10回）登録、1994年開業
道の駅 平成
岐阜県関市下之保2503-2
営業時間：9:00〜17:00
定休日：12月30日〜1月1日
【スタンプ】
【記念きっぷ】
※道の駅カード、記念指定券は取り扱っていません。
※訪問時点での情報です。
昭和の日に「平成」の道の駅へ
（シリーズ・岐阜県南部 日帰り道の駅巡りの旅）
道の駅平成は、岐阜県関市（旧武儀郡武儀町）の岐阜県道58号線（関金山線）沿いにある道の駅です。駅名の読みは「へいせい」で、これは元号の平成にちなんだ名前です。
道の駅平成があるエリアの近辺には「平成」と書いて「へなり」と読む地名があり、昭和から平成への改元の際に注目が集まり、観光客が多く訪れたのだといいます。当時の武儀町はこれを観光に活かすべく、町興しの一環として「日本平成村」と称するようになり、女優の三田佳子さんを村長に迎えました。1994年には観光の拠点となる「日本平成村花街道センター」が完成し、それが1996年に「道の駅平成」に登録されました。なお、この地域は平成から令和への改元の際にも注目が集まったようで、改元前の2019年4月には道の駅平成の来場者も大きく伸び、平成Tシャツや、平成の空気を詰め込んだ缶詰（すごいな）などのグッズがとても売れたのだとか。改元前には村長の三田佳子さんを招いてのイベントも行われています1。
結構大規模な道の駅で、施設は物産館「ふる里」、農産物直売所「むぎ農林産物販売」、ベーカリー「パン工房平成」、喫茶店「こぶし」、そば屋「味の水車小屋」、からあげ店、ドーム型の屋根に覆われた多目的広場「平成ふれあいドーム」、足湯「平成足湯治」から構成されています。物産館の品揃えはお土産方面に厚く、特に、道の駅周辺地域で生産されているしいたけ関連製品が多く揃います。ここでしか味わえない商品もあります。
さらに、令和になってからスナックコーナー「だんご屋令和」もオープンしており、団子や五平餅などを食べられます。
そういえば、全く意識していなかったのですが、訪問日は4月29日・昭和の日でした。令和7年の昭和の日に道の駅平成へ行くというのは、なんとも不思議な気分でした。
職場へのお土産に、関牛乳を使ったお菓子「関牛乳サブレ」を購入しました。甘さとバターの風味が濃厚で、一口あたりの満足度がとても高いです。関牛乳はとてもまろやかな味わいの牛乳なのですが、あのミルク感を高い水準でサブレという形に落とし込んだクオリティの高さに感動します。
余談ですが、岐阜県には「日本（元号）村」という施設が多いです。ここは「日本平成村」ですが、次回紹介予定の、美濃加茂市の道の駅みのかもはかつて「日本昭和村」という名称でした。恵那市には「日本大正村」もあります。
特産のしいたけをお菓子に！道の駅平成の「椎茸すなっく」
道の駅平成では、前述のように、近隣で生産されたしいたけ製品を多数取り扱っています。しいたけそのものを購入できたり、しいたけのカツが乗った「しいたけカツ丼弁当」があったり、しいたけ茶や椎茸スープといったしいたけ加工品が購入できたりしますが…。
おすすめなのは「平成 椎茸すなっく」です。今回はわさび味を購入しましたが、フレーバーはそれ以外にも醤油味、唐辛子味、カレー味、塩味があります。
見ての通り、日本平成村のしいたけを薄切りにして、そのままスナックした一品です。パリパリとした軽い食感で、ピリリと辛いわさびシーズニングに食欲を刺激されます！パリパリと噛み締めていると、少しずつしいたけの旨味が染み出してきます。
ポテトチップスなどと比べると罪悪感控えめで、シーズニングと、しいたけそのものの旨味の相乗効果で食べる手が止まりません。ビールのおつまみにとてもおすすめです！
パワースポット「元号 しあわせの架け橋」
道の駅の裏手の森に「元号 しあわせの架け橋」というパワースポットがあります。
橋を向かって右側から渡ると、平成から令和へと移り変わる時の流れを体感することができます。静まり返った森の中で、木漏れ日が池に反射する様子は神秘的です。
橋の裏手には不動明王が祀られています。ただ雰囲気が神秘的なだけでなく、不動明王のパワーを浴びられる場所です。
霊感の類は持ち合わせていないので、パワーがどういうものなのか具体的にわからないのですが、この場に漂う、どこか神秘的な雰囲気と荘厳な空気こそがパワーと呼ばれるものなのかもしれません。
池では運勢占いをすることができます。紙に専用のコインを乗せて水に浮かべ、沈むまでの時間で運勢を占うようです。
しあわせの架け橋を渡りながら「平成も、振り返られるような過去になった」という事実を噛み締めました。若いつもりでいたのに、気づけばもう30代半ばになろうとしています。平成が過去になり、令和の時が進んでいくのにつれて、身近な人物の近況もだんだんと移り変わっていきます。当ブログでも時折「協力者」として運転手になってくれた弟にも、先日娘が生まれました。
いつまでも、自分が子供や若者だった「平成」にしがみつくのではなく、これからの「令和」を作っていくために、Z世代やさらにその下の世代に、平成生まれの僕が背中を見せていけるようにならなければと、改めて思いましたね。
道の駅平成 まとめ
道の駅平成は、岐阜県関市の岐阜県道58号線沿いにある道の駅です。道の駅周辺地域の地名は「平成」と書いて「へなり」と読み、地名と元号の平成にちなんで名付けられた駅名です。
緑豊かな山村にある大きな道の駅で、地場野菜や、地物のしいたけ、近隣地域のお土産を幅広く取り揃えています。特にしいたけ製品は道の駅平成でしか買えないものも多く「平成 椎茸すなっく」は軽い食感と、噛めば噛むほど染み出す椎茸の旨味が癖になる一品です。
道の駅の裏手には神秘的な雰囲気のパワースポット「元号 しあわせの架け橋」があり、不動明王のパワーを感じながら運勢占いをすることができます。
皆様も道の駅平成で、豊かな自然を楽しみながら「平成時代」を思い出してみてはいかがでしょうか？そして、それを「令和時代」を生きていく糧にして、明日からも頑張りましょう。
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