【道の駅巡り】みのかも(岐阜県美濃加茂市)|昭和の山村を再現!ぎふ清流里山公園

道の駅

道の駅紹介

岐阜-35 みのかも(旧・日本昭和村)

2002年8月13日(第18回)登録、2003年4月16日開業

道の駅 みのかも
岐阜県美濃加茂市山之上町2292-1

営業時間:
道の駅みのかも 9:00~16:00(平日)/17:00(土日祝)
ぎふ清流里山公園 9:00~18:00
里山の湯 10:00~22:00

※訪問時点での情報です。

【スタンプ】

【記念きっぷ】

(2025/4/29)

(2025/7/13)

※道の駅カード、記念指定券は取り扱っていません。

何でもありすぎる里山の道の駅

道の駅みのかもは、岐阜県美濃加茂市の国道418号線沿い、東海環状自動車道美濃加茂IC/SAに隣接する道の駅です。ハイウェイオアシスにもなっており、東海環状自動車道からも直接利用できます1「ぎふ清流里山公園」という都市公園のゲート部分にある物販施設が道の駅に登録されています。

ぎふ清流里山公園は元々「日本昭和村」というテーマパークだったのですが、2018年に現在の名前にリニューアルされ、入園料が無料化されました。道の駅の名称も、当初は「道の駅日本昭和村」でしたが、公園リニューアルに合わせて「道の駅みのかも」に改称されました。日本昭和村も好きだったんですけどね!「道の駅瀬戸大橋記念公園(香川県)」や「道の駅龍勢会館(埼玉県)」に並ぶ、カッコいい名前の道の駅だと思っていました。

道の駅施設は物産館「おんさい館」、農産物直売所「青空市場」、カフェ「SATOYAMA CAFE」、日帰り入浴施設「里山の湯」から構成されています。

おんさい館は「道の駅みのかも」としてのメイン施設となっており、館内にスナックコーナー「SATOYAMA STAND」もあります。おんさい館では、広い店内に岐阜県の物産やお土産を幅広く扱っています。取り扱う物産の範囲は美濃地方にとどまらず、岐阜県内全域を広くカバーしており、もはやおんさい館だけで岐阜県のお土産が全て揃ってしまう勢いです。品揃え豊富過ぎて、逆に何を買うか迷います(笑)

関牛乳ソフト(500円)

SATOYAMA STANDにて「関牛乳ソフト」を購入しました。名古屋のスーパーマーケットで時々見かける、岐阜県関市のお高い牛乳「関牛乳」を使った濃厚ソフトクリームです。

濃厚な乳脂肪分を余すことなく感じられる味わいです!原料となった関牛乳も、一般的な牛乳と比較すると非常に濃厚な味わいなのですが、そのイメージのまま濃厚なソフトクリームに仕上がっていました。

青空市場では、美濃加茂市周辺のものを中心に、野菜や花の苗、農産加工品などを取り揃えています。

SATOYAMA CAFEでは、各種デザート、ドリンク、フードを楽しむことができます。映える感じのメニューが揃っています。モーニングもあります。

飛騨牛カレー(1520円)、ティーソーダ(500円)

「飛騨牛カレー」「ティーソーダ」を注文しました。

ティーソーダは葉の香りとレモンの爽やかな酸味で、ゴクゴクと飲ませてくれる味わいです。大人になってくると「炭酸ジュースほどしっかりと甘いものがそんなに欲しいわけではないけれど、かといって炭酸水だとちょっと味気ない」と感じるシチュエーションがあるんですよ。そういうときに、ティーソーダがとても丁度良いです。

飛騨牛カレーは、まろやかな甘味とフルーティーな酸味がお洒落な味わいです。柔らかくほどける食感の、小粒の飛騨牛が入っており、ルーの味に深いコクを与えています。まさに「日本の洋食屋の欧風カレー」といった雰囲気の味わいでした。

昭和の山村を再現!ぎふ清流里山公園

かつての日本昭和村は入場有料のテーマパークであり、旧・道の駅日本昭和村は言うなれば愛知県安城市の道の駅デンパーク安城のような「テーマパークの外にある無料施設」でした。ですが、ぎふ清流里山公園へのリニューアル以降、園内への入場が無料となったため、せっかくなので園内を散策してみることにしました!

駄菓子屋 美濃屋

ぎふ清流里山公園では、旧名称の「日本昭和村」の通り、園内に昭和の風景が再現されています。

どんぐり広場

ただし、三丁目の夕日のような都市部の風景ではなく、昭和の山村の風景が再現されています。DASH村や、となりのトトロを想像していただくとわかりやすいかもしれません。

DASH村とは…?

えっ!マジ!?でも若い子が知らなくても無理ないか!

花畑やじゃぶじゃぶ池など、里山の自然を肌で感じられる施設も多くあります。

広大な園内には、岐阜県各地から移築されてきた実際の昭和初期の建物を含む、レトロな建造物が多く並んでおり、そのそれぞれで体験や買い物、展示、グルメなどを楽しめます。特にグルメに関しては、そばやピザ、ジェラートといった様々なジャンルのものが園内各地に点在しています。

「やまびこ学校」は、旧・大野郡宮村(現・高山市)から移築された、木造2階建ての宮小学校の旧校舎を利用した施設です。オルゴールづくり体験コーナーと、昭和の暮らしや街並みを再現したパビリオンがあります。

校舎の中には、愛知県北名古屋市の昭和日常博物館のように、昭和の街並みや家庭の様子が再現されています。

ところで、2025年は昭和100年にあたる年です。平成初期生まれの僕にとって昭和は「近い過去」という印象でしたが、令和の今改めて振り返ると結構遠い過去であるように思います。開園当初の2003年には「昭和を懐かしむ」というコンセプトだったのかもしれませんが、令和の若い世代の目には、この昭和レトロがどのように映るのか気になります。ノスタルジーとまではいかずとも、一周回ってエモいのでしょうか。

ちなみに、再現された街並みには手書きの張り紙まで貼られており、とことん「昭和の街」のディテールにこだわっています。この街並みを作るために、リアリティのある張り紙を一枚一枚書いていったスタッフさんの仕事に思いを馳せてしまいました。

「立ち小便するな」って…。ここでもする人がいるのでしょうか(え)

園の最奥には「里山ふれあい牧場」があり、ヤギやヒツジへの餌やり、モルモットとのふれあい、乗馬体験などができます。

こちらは「アドベンチャーパークPANZA ぎふ清流里山公園」です。

アスレチック「エアリアル」がチラ見えしています

高さ9mのアスレチック「エアリアル」や、全長333mの巨大ジップライン「メガジップ」といった、スリリングなアクティビティを楽しめます。

体験してきたので、別の記事で紹介予定です!

奥まで歩くだけでもかなり骨の折れる広さですが、電動トラムカー「里山バス」で園内を移動することもできます。片道300円)

里山の銭湯!里山の湯でほっと一息

ぎふ清流里山公園には、日帰り温浴施設「里山の湯」が隣接しています。煤けた色合いに風情を感じる、古民家スタイルの施設です。

決済方法は現金のみで、料金は大人720円、子供360円となっています。また、下駄箱と更衣室のロッカーがコインロッカータイプなので、入浴料とは別に100円玉を2枚用意しておく必要があります。長距離運転の疲れを洗い流し、名古屋までの道のりをもうひと頑張りできるように、早速入浴します!

写真を参考に描いた露天風呂のイメージ図

浴室内は大浴槽、サウナ、水風呂から構成されており、日本家屋の縁側に相当する部分が露天風呂スペース(大浴槽、寝湯、壺湯)になっています。洗い場には昭和の銭湯よろしく、富士山のタイルアートが描かれています。お湯は温泉や人工温泉ではなく、普通の水を沸かしたものです。

「里山の湯」という名前の通り、里山の緑が手の届きそうなほど近い場所まで迫ってきており、自然を間近に感じられるのが特徴です。新緑を眺めながら、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かると、疲れが溶け出していくような気がします。

サウナは90℃の高温サウナです。敷地と里山の境界にあたる部分に東屋が設けられており、そこがサウナ後に外気浴スペースとして使える場所です。東屋の周囲には、モミジをはじめとした木々が生い茂っており、山の中で外気浴をしているような清々しさがあります。紅葉のシーズンに利用すると綺麗かもしれません。ちなみに、寝そべり椅子などが置かれた、いかにも「サウナ後のととのいスペース」的な雰囲気の一角もあるにはあるのですが、そこは更衣室に繋がっているため、浴室内からは利用できません(笑)

湯上りには畳の広間や、食堂を兼ねたテーブル席で休憩できます。

瓶の「関牛乳」を頂きました。飲み口は軽やかなのに、濃厚なミルクの風味が後を引きます。生キャラメルを飲んでいるかのような満足感がありました。ちなみにこれが関牛乳初体験でした。

里山の湯には足湯も併設されています

道の駅みのかも まとめ

道の駅みのかもは、岐阜県美濃加茂市の国道418号線および東海環状自動車道沿いにある道の駅で、ぎふ清流里山公園のエントランスゲートでもあります。また、美濃加茂SAに併設されたハイウェイオアシスでもあります。

物産館「おんさい館」には岐阜県全域の特産品や名物が幅広く揃っており、岐阜旅のお土産購入はここで完結すると言っても過言ではないほどの品揃えです。

併設のぎふ清流里山公園は、昭和の里山の風景を再現した公園です。工房、食事処、ふれあい牧場、アスレチックなどがあり、自然と一体化したレトロな風景や、各種体験を楽しむことができます。入場は無料です。(一部体験や施設は別料金や予約が必要です。)

銭湯「里山の湯」は里山の緑を間近に感じながらお風呂を楽しめる日帰り入浴施設で、入浴料は

大人(中学生以上):720円(※)
子供(4歳~小学生):360円

※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、戦傷病者手帳をお持ちの方は520円に割引

となっています。

ぎふ清流里山公園も含めると非常に広大で、一日中楽しめると言っても過言ではない道の駅です。休日の家族でのお出かけの行先にぴったりではないでしょうか!

ぎふ清流里山公園のWebサイトはこちら↓

岐阜県の道の駅一覧へ戻る

  1. 道の駅富士川楽座などとは違い、一般道側から美濃加茂SAを利用することはできません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました