やきとりの名門 秋吉 上飯田店で串焼き飲み！（名古屋市北区上飯田通1丁目）

お腹が空いているときに、嗅覚に訴えかけられると弱いです。どんなに「今日はまっすぐ帰って残り物を食べよう」と心に決めていても、ひとたび飲食店からおいしそうな匂いが漂ってくると、その誘惑を振り切るのはなかなか大変です。

これがうなぎや焼肉だったならば、お財布のことが気になって、まだ多少は理性が働いてくれるのですが、焼き鳥となってくると抗うのが難しいです！少しずつ飲み食いできるので費用を抑えられるのもそうですが、それ以上に、漂ってくる甘いタレの匂いと、鶏肉の香ばしく焼ける匂いは何よりも魅力的で、理性で制御するのはとても難しいです。

10月某日の夜、僕は地下鉄上飯田線上飯田駅の近くを歩いていました。もうすっかり日が落ちていて「外食でいいや…。」と、怠惰に身を任せたくなる時間帯、そんなときに焼き鳥の香りが漂ってこようものなら…。

行くしかありませんよね！！

卓越した火加減で焼き上げる串焼きの数々！

今回お邪魔したのは、名古屋市営地下鉄上飯田線/名鉄小牧線上飯田駅や、市バス上飯田駅バスターミナルに隣接する焼き鳥の店「やきとりの名門 秋吉 上飯田店」です。

秋吉は福井県発祥の焼き鳥チェーン店で、東は東京から西は愛媛県まで、日本各地に100店舗以上出店しています。名古屋には今回お邪魔した上飯田店のほか、今池と鶴舞にも店舗があります。

訪問時は土曜日の夕食時だったこともあって混んでおり、並びました。とはいえ、回転率は悪くないようで、比較的すぐにカウンター席が空き、案内されました。

カウンター席からは、厨房の様子がとてもよく見えます。

それこそ、焼き上げているところなんかもばっちり見えるわけで。備長炭が炎を上げて燃え盛る焼き網の上に、いかにもベテランなご主人が、焼ける前の焼き鳥や串焼き（伝われ）を並べていきます。そして、焼けるのと同時に、鶏肉の香ばしい匂いも、タレの匂いも、こちらに濃厚に香ってきます。こんなの、お腹が減っちゃうじゃないですか…！でも、あまり食べすぎず、あまり飲みすぎず、理性を保って焼き鳥に抗います！

焼き鳥のおいしそうな匂いになんか、屈するつもりはないぞ！！

負ける気満々じゃないですか！

とりあえず、ビールですね。生中を注文しました。最初の一口が爽やかに喉を潤していきます。

焼き鳥が一緒だったら、ますます美味しく飲めるんだろうなぁ…。自分の注文が焼きあがるまで、セーブしつつちびちびと飲んでいきます。

待つことしばし。ようやく、最初の串焼き「牛タン」がやってきました。

秋吉では鶏肉のみならず、牛や豚の串焼きもラインナップされています。串に刺さったお肉を焼いたらみんな焼き鳥です。

カラシやタレの小皿も一緒にやってくるので、ちびちびと浸けて頂きます。丁度一口でいけそうなサイズです。

ブワッと広がる炭の香りに、みっちり、コリコリとした食感。脂肪分が少なめでありつつも、食べ応え抜群でとても美味しいです。

焼き鳥屋なので、鶏肉も食べておきたいですよね。秋吉の名物メニュー「純けい」を注文しました。これはいわゆる「かしわ」や「親鳥」のことで、産卵後の鶏の串焼きです。

肉汁と脂がジューシーに滴りつつも、ゴリッと強い食感もあって、すごく嬉しい1本です。シンプルな塩味が、脂の味とよく合うんですよね。ビールも進みます。

お肉以外も焼きましょうか。「ししとう」を注文しました。

ししとうが炭火でホクホクと、香ばしく焼きあがっています！この焼き色も食感も、炭火の高火力で焼き上げるからこそですよね。

どんどん注文していきます。豚ホルモンの「しろ」と「若どり」のタレ焼きを注文しました。

クニクニ、ザクッとしたしろと、もっちり、ホクホクとした若どり。対照的な食感がたまりませんね。甘辛いタレとの相性も抜群です。これを食べたくて、焼き鳥屋に来たわけですよ。本懐を果たせました。

焼き物の注文はこれで最後です。「すなぎも」を注文しました。常に強い食感に飢えている僕にとって、砂肝は必食部位と言っても過言ではありません。秋吉の砂肝串には、ネギも挟まっています。

ブリブリ、バツバツでありつつも、炭火効果でふっくらとしています。ネギも甘く焼きあがっています。

シメに一品料理の「焼きおにぎり」を注文しました。おにぎりを焼き鳥と一緒に網焼きしているところが見えて、すごく欲しくなっちゃったんですよ…。焼きおにぎりってどうしてこんなに魅力的なんでしょうね。

高火力で焼き上げられ、表裏にしっかりと「おこげ」ができています。表面に塗られたタレとおこげがパリッと香ばしくありつつも、内側の部分はふっくらとした「焼きおにぎりはこうあれかし！」という願いのど真ん中を行く仕上がりでした。

焼き鳥の匂いに完全敗北し、満足いくまで飲んで食って、会計は3784円となりました。悪くないだろう！

ちなみに、秋吉上飯田店ではクレジットカードやQRコード決済にも対応しているのですが、カード決済用の端末がカウンターの内側にあるので、他のお客さんが食べている頭上あたりでクレジットカードのやりとりをするのがちょっと照れくさかったです（笑）

やきとりの名門 秋吉 上飯田店 まとめ

やきとりの名門秋吉は、福井県発祥の焼き鳥チェーンで、愛知県には名古屋市内に3店舗出店しています。今回は地下鉄上飯田線/名鉄小牧線上飯田駅と、市バス上飯田バスターミナルに隣接した上飯田ターミナルビルにある、秋吉上飯田店にお邪魔しました。

メニューは串焼きや串揚げのほか、一品料理としてサラダや漬物、ご飯ものが揃っています。お酒もビール、焼酎、日本酒、梅酒、チューハイなど、焼き鳥と一緒に楽しみたくなるものが揃います。また、テイクアウトも可能で、訪問時にも店内飲食のお客さんだけでなく、テイクアウトのお客さんも多く訪れていました。

秋吉上飯田店にて、焼き鳥や串焼きの数々を頂いて感じたのは、とにかく火の入り方が絶妙だということです。カウンター席からは、ベテランのご主人が立ち上る炎で串焼きを仕上げていく様子がよく見えるのですが、芯まで火が通りつつも固くなりすぎていない絶妙な歯応えといい、備長炭で焼き上げた香ばしい香りといい、ご主人の熟練の技を感じる仕上がりでした。「串打ち三年、割き八年、焼き一生」とはよく言ったものだ、と思いましたが、後で調べてみたところ、どうやらこれは焼き鳥職人ではなく、うなぎ職人の心構えを指す言葉だったようです（笑）

※訪問時点での情報です。

やきとりの名門秋吉のWebサイトはこちら↓

やきとりの名門　秋吉　ホームページ

www.akiyoshi.co.jp