記事のネタというのは思わぬところに転がっているものです。最初から光り輝いているものもあれば、自分の手でこねくり回して光らせることもままあります。今回取り上げるネタは前者です。仙台に居た頃、近所のドラモリにて買い物をしていたときに、僕の目はその輝きを見逃しませんでした!
ドラモリの棚の中で輝きを放っていたもの。それがこちらの「S&B ホンコンやきそば」です!
見てください。この凄まじいレトロ感を!「中華コック長」のイラストの味わい深さたるや!
レトロ感あふれるパッケージの割には初めて見かけたのですが、それもそのはず。ホンコンやきそばの販売地域は限られており、北海道、宮城県、大分県限定の販売なのです1。
そんな宮城のローカルフードであるホンコンやきそばは、なかなか画期的な食べ物でした!
(※2023/8/13追記)
Instagramにて「元々は北海道のご当地商品だったものが、比較的最近になってから他県(宮城、大分)にて販売されるようになった」との情報を頂いたので追記しておきます。
汁気が飛ぶまで加熱するだけ!さながら「焼きそば版チキンラーメン」
ホンコンやきそばの調理方法は非常に簡単です。
フライパンや鍋などで、200mlの水を沸騰させ、そこに麺を入れてほぐします。そして、汁気が飛ぶまで加熱します。
ここまでは袋の「日清焼そば」等と同じなのですが、ホンコンやきそばの最大の特徴は麺に最初から味が付いていることなのです!ゆえに、粉末ソースを混ぜるタイプの日清焼そばとは異なり、味にムラが出ません。
最後に付属のふりかけ(青のり、ごま)をかけて完成です。
味の付いた麺を、お湯に入れて煮込むだけで食べられるというのは例えるなら「焼きそば版チキンラーメン」ですね!火こそ使いますが、調理の手間が最小限なので忙しい時にちょっとつまめるメニューとして最適です。
味のほうは、甘酸っぱくスパイシーなウスターソースの味わいに、豚骨と出汁の味が重なった独特のものです。「焼きそば」の味ではありますが、それこそ日清焼そば等の市販の粉末ソースの焼きそばとは一線を画する味わいです。麺の食感は、それこそチキンラーメンを思わせるようなふにゃふにゃ加減ですが、この柔らかさはインスタント麺の醍醐味だと思います。
さらに言うと、1食分の量が一般的な袋麺よりも一回りぐらい小さいので、調理の手間がかからない点も含めて小腹満たしに最適です。
実はそのままでもいける
麺に味が付いたタイプのインスタント麺は、普通に調理しても旨いですが、そのままバリバリと食べても旨かったりします。近年も日清が、そのまま食べるための「0秒チキンラーメン」という商品を販売していましたよね。
果たして「0秒ホンコンやきそば」は旨いのでしょうか?早速試してみることにしました。
バリッ!バリッ!バリッ!
どこに歯が…
アリだ!!
0秒ホンコンやきそば、アリでした!
麺はスパイシーなウスターソースの味に、豚骨や昆布等の旨味を纏っています。そして、ベビースターラーメンのごとくボリボリと心地よい食感で砕けていきます。
決して味の薄いものではないのですが、通常のチキンラーメンをそのまま食べた時ほど辛すぎず、おやつとしても食べられますね。
それにしても、チキンラーメンといい、ホンコンやきそばといい、どうして調理せずにそのまま喰うのが旨いのでしょうか。「クッキーを作っているときに、焼く前の生地が良い香りですごく美味しそうに見える」というのと同じ理屈ではないかと睨んでいます(笑)
ホンコンやきそばは、エスビーのオンラインショップでも箱買いが可能です。食糧庫に忍ばせておくと、小腹満たしに活躍してくれること間違いなしですよ!
スペちゃんのどんぶり、かわいい!
引っ越し直前に物を増やさないでください!!
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