天然温泉 白鳥の湯でほっと一息(名古屋市港区木場町)

白鳥の湯外観 温泉・サウナ・ホテル

サウナーは常に、サウナに入るチャンス、通称「サウナチャンス」を伺っています。遠くまで出かける機会があったなら、せっかくならひとっ風呂浴びて汗を流しておきたいものです。特に、最近はお昼もかなり暑くなってきたので、日中にちょっと行動しただけであっという間に汗をかいてしまいます。

千種区在住のなまこマンの中の人は、また性懲りもなく遠路はるばる港区のスーパーまで買い物に行ってきました。もう、移動するだけで大仕事です!なので、当然汗もかきますし、洗い流せるなら洗い流しておきたいです。調べてみたところ、どうやら近くに「天然温泉 白鳥の湯」というスーパー銭湯があるようです。こうなったらもう「サウナチャンス」するほかありませんよね!

汗を洗い流したいのにサウナに入るのですか?

しーっ!!

たくさんの浴槽が揃う天然温泉

白鳥の湯外観

天然温泉白鳥の湯は、名古屋市港区木場町の住宅街エリアにあります。キャパシティ131台の広い駐車場があるため自家用車でのアクセスが便利ですが、市バス南陽通五丁目バス停からも徒歩5分ほどでたどり着けます。

入場時には下足箱キーと入浴券をフロントに渡します。下足箱キーと浴室のロッカーキーを交換するシステムとなっています。下足箱は100円玉が返ってくるタイプのコインロッカー式である点と、入浴券の決済方法は現金のみとなっている点に注意しましょう。料金は大人(中学生以上)750円(平日)/850円(休日)、小学生250円(平日)/300円(休日)、幼児150円(平日)/200円(休日)と、なかなかリーズナブルです。お得な会員制度や回数券もあります。

とにかく汗を早く流したいです。早速入浴していきます!

白鳥の湯お風呂3
パンフレットより

浴室はかなり広いです。少し色あせたタイルの風合いと暗めの照明が、どこか平成初期を感じさせるお風呂です。

白鳥の湯お風呂1
白鳥の湯お風呂2
パンフレットより

浴槽は非常に充実しています。内風呂は大浴槽、マッサージ湯、電気風呂、シルク風呂、ジェットバス、水深110cmの立ち湯「深層の湯」、水風呂から構成されています。さらに、露天風呂もあります。

白鳥の湯のお風呂の特徴はなんといっても、施設名の通り自家源泉の天然温泉であることです!泉質は冷えや関節痛等に効果のあるナトリウム塩化物泉で、温度も43.8℃となかなか高めです。お風呂の温度は38~40℃ですが、ナトリウム塩化物泉の効果で数字以上に体が温まります。

白鳥の湯サウナ

続いてサウナに入ります。男湯には低温サウナと高温サウナがあります1

低温サウナは65℃ほどのドライサウナなのですが、湿度が比較的高めに保たれていることもあり、低温であっても体を芯から温めてくれて、10分も入っていたら汗がしっかりと出ます!

低温サウナで体をじっくり温めて、体を熱に慣らしてから、高温サウナに入るのがおすすめです。高温サウナは90℃ほどのドライサウナとなっており、15℃の水風呂との温度差でバッチリととのうことができます。

サウナ上がりは露天風呂スペースに置かれた椅子に座って外気浴ができます。露天風呂スペースへは階段を上って向かう必要があるため、足元には注意する必要があります。

白鳥の湯に入って思ったのは「良い意味で昔ながらの空気が流れる、古き良きスーパー銭湯だな」ということです。近年はサウナがすっかりブームになって、年季の入った銭湯なんかでもサウナを前面に押し出すことが増えてきましたが、白鳥の湯はなんかそんな感じじゃないんですよ。「サウナ?ありますけどそれが何か?」とでも言いたげで、なんというか、平成のスーパー銭湯の気取らない雰囲気がそのまま残っている感じなのです。ですが、その空気感が、子供の頃に家族や親戚と一緒に行った大きな温泉施設を思い出させてくれます。自宅のお風呂とは違う、広くて泡が出たりジェット噴射したりするお風呂にテンションが上がって、弟とふざけていきなり水風呂に入ったりしていたあの頃の記憶がよみがえってきます。

そういえば、岡山空港の近くにあったその温泉施設は、コロナ禍で大打撃を受けてすっかり寂れてしまったそうです。「サウナイキタイ」でふとその施設について調べたら、ボロボロになってしまった現状が綴られていて、なんとも寂しい気持ちになりました。そこで今は亡き祖父母の金婚式のお祝いをしたんですよね…

白鳥の湯は、近隣のキャナルリゾート等と比較すると空いていることが多いようなのですが、訪問時には家族連れが多く訪れていました。楽しそうにお風呂に入る男の子の姿に、少年時代の自分が重なりました。白鳥の湯にはこれからも末永く憩いの空間であり続けてほしいですね…

自家源泉で蒸した「せいろ蒸し」を味わう!

お風呂上がりにはお食事処で食事を楽しみましょう!白鳥の湯のお食事処はメニューが豊富で、スパゲッティやカレー、モーニングセットを提供しているのですが、今回は白鳥の湯の源泉を活かしたオリジナルメニューを注文することにしました。食券を厨房のおじさんに渡して待つことしばし。注文したものがやってきました。

白鳥の湯せいろ蒸し1
野菜と鶏肉のせいろ蒸し(550円)

それがこちらの「野菜と鶏肉のせいろ蒸し」です!鶏肉と、さつまいも、キャベツ、なす、にんじん、玉ねぎ、ブロッコリーといった野菜をせいろに入れて、43.8℃の源泉でじっくりと蒸して作っています。

白鳥の湯せいろ蒸し2

しっかりと熱が通った優しい味わいです!野菜の甘味がじっくりと引き出されています。鶏肉もぷりぷりの食感です。ぽん酢で味変するのもまた美味しいんですよ。野菜の甘味や鶏の味を引き締めてくれます。なんだかすごく、体に優しいことをした気分です!

白鳥の湯ジンジャーエール
一緒にジンジャーエールも注文しました(250円)

天然温泉 白鳥の湯 まとめ

天然温泉白鳥の湯は、港区木場町にあるスーパー銭湯です。

施設名の通り、天然温泉を使用した施設であり、体の温まるナトリウム塩化物泉を様々な浴槽で楽しむことができます。

サウナは低温と高温の2種類あります。いずれもしっかりと汗をかける良いサウナです。

湯上りにはお食事処やいやし処(ボディケア)で体を癒しましょう。お食事処には約50種のメニューが揃っています。自家源泉を使って蒸した「せいろ蒸し」も楽しめます。ただし、ベンチこそあるものの、長時間過ごせる休憩スペースはないので、長時間の滞在にはあまり向いていません。

料金は、

大人(中学生以上):750円(平日)/850円(休日)

大人(会員):700円(平日)/800円(休日)

小学生:250円(平日)/300円(休日)

幼児:150円(平日)/200円(休日)

となっており、さらにお得な回数券もあります。

入浴料が名古屋市内でもかなり安価であるうえに、大きく混雑することもあまりなく、しっかりと汗をかけるサウナが充実していることから、名古屋のサウナーたちには穴場として愛されている施設です。全体的に入った年季も、ノスタルジーを感じさせてくれます!

天然温泉 白鳥の湯
愛知県名古屋市港区木場町6‐36

営業時間:
10:00~0:00(平日)
9:00~0:00(土日祝)
9:00~22:00(お食事処)

※訪問時点での情報です。

天然温泉白鳥の湯のWebサイトはこちら↓

  1. 女湯には高温サウナと塩サウナがあります。

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