温泉を楽しむときに、一緒に楽しめると嬉しいのは自然や絶景ですよね!
普段よく行くスーパー銭湯は街中にあり、別段景色の良い場所では無かったりするのですが、温泉地は自然豊かで長閑な場所にあることが多く、露天風呂と一緒に美しい景色を楽しめることもしばしばです。たまにはそういう温泉を楽しんでみたいです!
茶臼山高原へのドライブついでに長野県へと足を伸ばし、最後に向かったのは長野県飯田市の景勝地・天龍峡にある日帰り温泉「天龍峡温泉交流館 ご湯っくり」です。ここでは天龍峡の大自然と温泉を、同時に楽しむことができます!
急流と奇岩の形作る絶景!天龍峡
天龍峡は長野県飯田市の天竜川中流域にある峡谷です。JR飯田線天竜峡駅や、国道151号線から近い場所にあり、住宅街も近いので、峡谷という言葉から連想させられる「秘境」感はあまりありません。2008年に三遠南信自動車道の天龍峡ICが開通し、2019年には天龍峡ICに天龍峡PAが併設されたこともあって、自動車でよりアクセスしやすくなりました。
天龍峡の周辺には観光用の無料駐車場が複数あります。その中の一つに駐車し、温泉に浸かる前に、まずは天龍峡の峡谷美を堪能することにしました!
遊歩道を進んでいくと、最初のフォトスポット「龍角峯(りゅうかくほう)」が見えてきます。真っ白い巨大な花崗岩の一枚岩が、浸食で露出し、実に見事な風景を形作っています。
天龍峡を渡る吊り橋「つつじ橋」は、頑丈な作りではありますが、歩くと結構グワングワンと揺れます!
奥の方に見えているのは、天竜川を渡る三遠南信自動車道の「天龍峡大橋」です。車道の下部に遊歩道「そらさんぽ」が設けられており、徳島県の大鳴門橋にある「渦の道」のような感じで天龍峡を見下ろせるようです。写真のタイムスタンプからも伝わると思いますが、天龍峡を散策した後で温泉に入り、さらにそらさんぽも見物しようとすると、時間的に真っ暗になって何も見えない可能性の方が高かったので、今回はスルーしました!
なお、この判断は正しかったのですが…
天龍峡のすぐそばにある日帰り温泉!天龍峡温泉交流館 ご湯っくり
つつじ橋から駐車場へ戻る方向に遊歩道を進み、途中の分岐を丘を登る方向に曲がると、今回の目的地である日帰り温泉「天龍峡温泉交流館 ご湯っくり」に到着します!なお、今回は天龍峡の大きな駐車場に車を停めて徒歩移動したのですが、ご湯っくりの目の前にもきちんと駐車場があったようです(笑)
入浴料は大人500円、子供250円となっています。
訪問時にはかなりの大盛況で、脱衣室のロッカーがほぼ埋まっていました。気持ちの良い秋晴れの三連休中日だったことですし、きっと多くの方が天龍峡観光のついでに一息つきに来ていたのでしょう。幸い、お風呂上がりの方と入れ替わる形で無事に荷物を仕舞うことができました。
早速お風呂に入っていきます!その名も「若がえりの湯」です。三十路を迎えてしまったなまこマンの中の人も、そろそろ若返りに興味が出てきた頃合いです。20代前半のうちに、もっといろいろなことにチャレンジしておけばよかったと思います!まあ、だからこそ、30代の今、いろいろなことにチャレンジしているのですが。
浴室には大浴槽、サウナ、掛水があるほか、露天風呂スペースには小さな浴槽があります。泉質はアルカリ性の単純放射能泉で、肌触りの滑らかないわゆる「美人の湯」です。肌触りがトゥルトゥルになるので、この瞬間だけは若返り気分を味わえます。ただし、全体的にキャパシティは小さめでした。
露天風呂やサウナの窓からは、天竜川こそ見えませんが、生い茂るもみじの木々を眺めることができます。もう少し寒い時期には、一面の紅葉を楽しめるでしょう!
湯上がりには畳敷きの休憩スペースでのんびりできます。休憩スペースにはフリーWi-Fiが通っています。窓から見える自然を感じながら、畳の上に寝そべって体を休めることにしました。安心してほっと一息つける、このちょっとした時間が最高です!!
Googleマップで飯田市から名古屋までの所要時間を計算したところ、18時にご湯っくりを出発すれば、レンタカー返却予定時刻の20時に余裕で間に合うとのことでした。それなら、ここでご飯を食べる時間もありそうですね!
そう。何も無ければ余裕で間に合うはずだったんです。何も無ければ…
南信州のそばで夕食!「のんびりキッチン」
今回は併設の食事処「のんびりキッチン」にて夕食をとることにしました。地場産の野菜やお米やそばを使った、こだわりのメニューが揃っています!注文は食券制となっています。
ソースかつ丼、天龍峡カレー等、興味深いメニューは多々ありましたが、今回は野菜をたっぷり使用した「畑そば」を注文してみました。
パプリカ、ピーマン、なす、エリンギ、かぼちゃの揚げ浸しの乗った、色鮮やかなぶっかけそばです。早速啜ってみると、なかなかにピリ辛です!つゆに、唐辛子の辛味ダレがしっかりと効いています。食欲が刺激されます!それに、この辛味がピーマンやかぼちゃの優しい甘味を引き立てています。なすのとろける口当たりは辛味を緩和してくれます。そばものど越しと歯切れが良好ですし、辛味ダレ、つゆ、ごま、ネギともよく絡み、心地よく啜れます。地元の恵みをモリモリと美味しく食わせることしか考えていない、最高の一杯です!
さらに太っ腹なことに、500円以上注文の場合には無料ドリンクバーが付属し、ソフトドリンク飲み放題です!とはいえ、料理を注文した場合は全てが500円以上なので、実質全メニューにドリンクバーが付いていることになります。
退席時、厨房のおじさんに「美味しかったです」と伝えると「もっと辛くもできたよ?」と言われました(笑) デフォルトの辛さでも、苦手な方はひるんでしまう程度にはあると思いますが、辛味に自信がある方や興味のある方は注文の際に「激辛で」と伝えてみても良いかもしれません!?
天龍峡&天龍峡温泉交流館 ご湯っくり まとめ
天龍峡は長野県飯田市にある天竜川の峡谷です。真っ白い花崗岩が天竜川の浸食によって、水墨画や彫刻のごとき美しい風景を形作っています。今回は時間の都合で龍角峯とつつじ橋のみを見物していますが、他にも様々なビュースポットがあり、遊歩道を散策したり、川下り舟に乗ったりしながら四季折々の自然と峡谷美をゆっくりと堪能することができます。また、三遠南信自動車道天龍峡PAからは、天龍峡大橋の下部に設けられた遊歩道「そらさんぽ」にアクセスでき、高さ80mから天龍峡を見下ろすことができます。
天龍峡観光の後は、天龍峡温泉交流館ご湯っくりでの休憩がおすすめです。肌触りの滑らかな「若返りの湯」に浸かりながら、窓から見える天龍峡の自然を楽しむことができます。これからの季節には、特に紅葉が綺麗に見えると思います!
入浴料は、
大人:500円
子供:250円
※3歳未満無料
となっています。また、ご湯っくりには食事処「のんびりキッチン」もあり、地場野菜やお米、そばを使用した料理の数々を楽しめます。料理には全品ドリンクバーが付属します。
休日のちょっとしたドライブの行き先として、自然を楽しむのにおすすめの場所です!
待って!中央道の飯田山本ICから猛烈に混んでる!これレンタカーの返却に間に合うか…?
CMで『中央道集中工事』ってやってるじゃないですか。聞いてなかったんですか?
いや、最近YouTubeの耳かきASMR動画ばっかり見てたから…
YouTubeでもNEXCO中日本のCM流れてますけど…
碌に見ずにスキップしてた…!(※到着は結局30分遅れました★)
天龍峡温泉交流館 ご湯っくり
長野県飯田市川路4992-5
営業時間:
10:00~21:00(若がえりの湯)
11:00~14:00/17:00~20:30(※夜営業は土日のみ)(のんびりキッチン)
定休日:水曜日、12月29日~1月3日
※訪問時点での情報です。
天龍峡温泉交流館 ご湯っくりのWebサイトはこちら↓
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