(シリーズ・なまこマンの2泊3日伊豆・熱海大満喫の旅【温泉・道の駅】)
熱海観光をするなら、せっかくだからぜひとも訪れたいと思っていた場所があります。秘宝館です。平たく言うとエッチな施設です。「全国各地の観光地にそういう場所がある」という噂は昔から知っていたのですが、エロへの興味以前の問題として「なぜそういうコンセプトで、観光資源として堂々と存在を許されているのだろう」という疑問がありました。
その疑問を解き明かすために、僕はアタミロープウェイの山頂駅に接続した「熱海秘宝館」にお邪魔しました。
実際に訪問した感想を一言で言うと、「エッチがテーマの娯楽施設」でしたね。笑いあり、驚きありの不思議な体験でした。
なお、このブログは全年齢向けです。訪問の感想も露骨な表現を避けて、安心して読めるように頑張りました。そもそも、館内は一部を除き撮影禁止なので、露骨な画像もありません。再現イラストはありますが、まあ色気もへったくれもない僕の画力なので大丈夫かと…(え)
「えっちぃのは嫌いです!」という方でも、アタミロープウェイ山頂駅に隣接した展望施設「あいじょう岬」からの絶景については知っておいていただきたいので、せめて大見出し1つ目までは読んでいただけますと幸いです!
高台から望む大パノラマ!あいじょう岬
アタミロープウェイは、熱海市街の南の端、熱海港および熱海後楽園ホテルの近くにあります。熱海駅のあるあたりからは2kmほど離れており、路線バスの利用が便利なのですが、乗車前に系統をよく確認しておかないと知らない山に連れて行かれることになります(え)

知らない山(上の山バス停)から、なんとかアタミロープウェイ山麓駅までやって来ることができました。アタミロープウェイは熱海市南部の八幡山という山に設けられており、山麓駅と山頂駅の間は高低差96m、運行間隔3分30秒となっています。
山麓駅には「秘宝館」の文字が…。良い子も乗るだろうに大丈夫なのか、と思ってしまいますが、実は熱海秘宝館はアタミロープウェイの運営する施設なので問題ありません。

乗車券についても、秘宝館入場券付きの往復チケットがあります。もちろんこちらを購入します。


大きな窓のゴンドラに乗り込んで、空中散歩をすること3分半。アタミロープウェイ山頂駅に到着しました。

秘宝館を訪ねる前に、まずは山頂駅の周辺に整備された展望台「あいじょう岬展望台」から眺めを楽しみます。なまこと煙は高いところが大好きなのです。

この、あいじょう岬展望台からの眺めがとても素晴らしいんですよ。熱海の中心市街地とビーチを一望できます。斜面にへばりつくように建ち並ぶ、背の高いホテルやリゾートマンションの数々が、なんとも壮観です。
熱海市街の奥には真鶴半島だけでなく、三浦半島まで見えています。天候に恵まれて本当に良かったです。
海のほうも見てみます。ホテルニューアカオの向こうには相模灘の水平線が広がっており、初島と、伊豆大島が浮かんでいます。
あいじょう岬展望台からの景色は、どこを向いても壮観で、これだけでもアタミロープウェイに乗る価値があると言えます。
エロスを紳士的に楽しむ!熱海秘宝館
ここからは、いよいよ熱海秘宝館の感想を述べていきます。

「息子の様子がおかしい」ってやかましいわ!うまいこと言うな!というか、モザイクしないといけないようなものをポスターに載せるな!!

あいじょう岬から階段を上ると、秘宝館のエントランスに辿り着きます。人魚姫のオブジェにそこはかとなく、竹島ファンタジー館にも似た、景気の良さを感じます。
受付にロープウェイのチケットをおっかなびっくりしながら提出し、入場します。もういい年なのに、ソフマップのアダルトコーナーでそういうゲームを初めて買ったときのようなドキドキとした気持ちで入場しましたが、受付の方は事もなげに迎え入れてくれました。みんなエッチなものを見たくて来ているのがわかりきっているので、当然ながら特に囃し立てるわけでもありませんし、こちらも今更恥ずかしがることもないのでしょう。
なお、館内は一部を除いて撮影禁止です。理由は言わずもがなですね。ゆえに、言葉と、可能な範囲のイラストで中の様子を表現していきます。
怪しい色合いの照明に照らされ、ジャスミンとイランイランのアロマが香る館内には、水族館のような感じで、一定の間隔で展示が登場します。スイッチを押すと、アナログでレトロな装置が動き、セクシーな仕掛けを楽しませてくれます。

展示のジャンルはイラスト、からくり、映像など、多岐にわたります。風を起こして、某有名女優みたいなマネキンのスカートを捲りあげたり、フランス人形をキャノンで狙撃してパンチラさせたり、壁に据え付けられた仮面舞踏会の仮面みたいなやつを覗くとセクシーな映像が流れたりなどなど…。その合間に箸休め感覚で、女性のアレや男性のアレみたいなオブジェが次々と現れます。

ところで、仕掛けの起動スイッチがどっかで見たことのある形なんだよなぁ…。
エロは一般的に不浄とされ、忌避されるものですが、その一方で、未来に生を繋ぐ希望に満ちたものであるとも言えます。開き直ったかのようにエロ一色の館内には後ろめたさなんてものは一切なくて、そこに元気をもらえた気がします。「アホだなー」と思いながら流し見ることができたのですが、どことは言いませんが、不覚にもエロいと感じてしまった箇所があったのが悔しかったです。

そして、お尻の化け物にビビってしまったのはもっと悔しかったです。
目の前に次々と現れる光景は異様で、著しく非日常的なのですが、その一方で妙な懐かしさも覚えていました。
その既視感の正体に、その場では気付けなかったのですが、今この記事を書きながら気づきました。熱海秘宝館は、ニューサイエンス館に似ています。ニューサイエンス館というのは、僕が子供の頃によく遊びに行っていた、地元の小さな科学館です1。

燃料電池や太陽電池の模型、太陽光で走る未来の車の実物大模型、光ファイバー通信の展示、筆ペンでサインをしてくれるロボットアーム、3Dメガネをかけて楽しむ立体映画などなど、1980年代当時の最先端技術を展示していました。展示の多くは体験型となっており、スイッチを押すとボールが転がったり、モーターが回ったりなど、好奇心をくすぐる仕掛けが作動しました。
「すごいなあ」とは思いつつも、子供心にも「これは少し昔の人が思い描いた未来なんだろうなぁ」と感じる場所ではありましたね…。というか、子供にとっては、休日に友達と集まって、「マルチメディア室(確かこんな名前だった)」と称した場所に置かれたプレステやスーファミで遊ぶ場所でした。
秘宝館はエロいニューサイエンス館だったのです。スイッチを押すと動く仕掛けが僕たちを楽しませてくれるところも、その仕掛けが今となっては少しばかりレトロながらも、楽しさや未来への希望に満ちているところも、とてもそっくりだと感じました。こんな例え方をされて、岡山県は不本意かもしれませんが(え)

最初はレトロな雰囲気の中を進んでいくのですが、中盤あたりから雰囲気が変わります。熱海秘宝館は2024年5月に、一部が「ネオ秘宝館」としてリニューアルオープンしており、その雰囲気が変わったあたりが「ネオ秘宝館」の箇所に相当します。
ネオ秘宝館エリアでは、エロが駆り立てる創造の面に注目しており、湧き上がるリビドーを濾過せずそのままぶつけたようなエネルギーを感じられる展示がたくさんあります。まあ、確かに、文化や技術はエロが牽引してきたところはありますからね。「ベータが普及しなかったのは、世のアダルトビデオが軒並みVHSだったから」という説もあるぐらいです。
ベータとは…?
ビデオテープだよ!!『ビデオテープとは?』とまで言われたら知らん!

ちなみに、ネオ秘宝館エリアには、熱海秘宝館で唯一撮影が可能なフォトスポットが設けられています2。このあたりの展示は、性的表現を抑えた全年齢対象の内容となっています。

これなんか、僕の大好きなやつです!(え)
はぁ…。(呆れ)
都合良く「パ」のネオン管だけ切れることがあるのかな、と思っていたのですが、調べてみると実際に、「パ」の半濁点の部分で不具合が起きやすいからという説がまことしやかに囁かれているようです3。

ミュージアムショップもあります。別に変な大人のおもちゃが売っているというようなことはなくて、熱海秘宝館をテーマにしたアパレルや小物が売られています。TENGAも売ってたかもしれませんが、これはスギ薬局とかでも売っているからまあ変なものではないか…。(え)
銭湯タオル風の熱海秘宝館タオルを購入しました。白いタオルに赤字で「熱海秘宝館」のロゴと住所が書き込まれており、銭湯タオルに擬態しています。熱海秘宝館のアパレルには他にもTシャツがありましたが、さすがに「秘宝館」すぎて普段使いできないと思いました…。

ここのすぐ右手に山頂駅のロープウェイ乗り場があります。
順路に沿って出口から出ると、丁度ロープウェイ乗り場に出てきます。熱海秘宝館とアタミロープウェイ山頂駅は、実は同じ建物なのです。
アタミロープウェイ&熱海秘宝館 まとめ
アタミロープウェイは、熱海港に乗り場(山麓駅)があり、八幡山にある山頂駅に向けて片道3分30秒、高低差96mの索道を進むロープウェイです。10分間隔で運行しています。
山頂駅には展望施設「あいじょう岬展望台」があり、広い範囲を見渡すことができます。斜面に形成された熱海の温泉街や、相模灘の水平線に浮かぶ初島と伊豆大島といった景観は実に見事で、この景色のためにロープウェイに乗る価値は十分だと思います(山頂駅へは徒歩でもアクセスできないことはないですが、かなり遠回りです)。営業時間の関係で訪問できませんでしたが、あいじょう岬展望台には景観を楽しみながらドリンクと軽食を楽しめるカフェ「うみそらカフェ」もあります。
ロープウェイチケットの料金は以下の通りです。
往復
大人(中学生以上):900円
小人(4歳以上小学生以下):500円
※4歳未満無料
※往復料金は障害者手帳およびミライロIDの提示で、本人と付き添い1名まで半額。
※往復料金は10名以上の利用で団体割引(-100円)が適用。
片道
大人:500円
小人:300円
秘宝館セット券
一般:2200円
障害者手帳提示:1400円
団体割引:2000円
※熱海秘宝館Webサイトの「お得な割引券」ページ画面提示で200円割引。
※18歳未満の方は入場できません。
ロープウェイチケットは、利用当日限りですが、山麓駅のすぐそばにある日帰り温泉施設「オーシャンスパFuua」(後日紹介)の200円割引券としても使えます。
そして、アタミロープウェイ山頂駅には熱海秘宝館が隣接しています。エッチでナンセンスな仕掛けを笑い飛ばしつつも、時に感心させられたり、目を奪われたりもする、そんな感じの施設です。旅行という非日常の時間をさらに盛り上げてくれます。
入場料は以下の通りです。
一般:1900円
障害者手帳提示:1200円
団体割引:1700円
※熱海秘宝館Webサイトの「お得な割引券」ページ画面提示で200円割引。
なお、冒頭の「なぜ、性的な展示というコンセプトなのに、観光資源として堂々と存在を許されているのか」という問いの答えに関しては、まあ「実際に性的サービスを提供するわけではないから」なのだと思います。エッチなものは、あくまで展示してあるだけですからね。展示も全体的にジョークの域を出ません。
秘宝館はあくまで展示施設で、性に関連した文化や資料やアートのアーカイブという側面があります。そういう「文化的な目的」という建前が強力ですし、18歳未満の入場や館内の撮影を制限するなどの隔離および自主規制も行っています。何より、秘宝館自体がレジャーの多様化や維持コストなどといった問題で大きく数を減らしている中で、現役の施設である熱海秘宝館自体が「保全すべき貴重な資料」という側面もあるのかもしれないです。
アタミロープウェイ山麓駅
静岡県熱海市和田浜南町8-15
上り始発:9:00
上り最終:17:00
下り最終:17:30
熱海秘宝館
静岡県熱海市熱海1992-1
営業時間:9:30〜17:30
※訪問時点での情報です。
アタミロープウェイのWebサイトはこちら↓
熱海秘宝館のWebサイトはこちら↓
- 岡山県吉備中央町にあった、吉備高原ニューサイエンス館。入場無料でした。1985年開館、2009年閉館。
- 写真の用途が「私的利用」に限られているので、この記事ではアドセンス広告を表示していません。
- 参考:パチンコの「パ」の話をしよう ~前編~ | 株式会社 大善 オフィシャルサイト






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