この記事は2023年4月15日にリライト致しました!
ブログを更新したり、自転車に乗ったり、ゲームをしたり、プロ野球を観戦したりと、自分でも割と多趣味な方だと思っていますが…
今回は数ある趣味の中でも20年近く続けている、僕の原点と言っても過言ではない趣味を紹介します。
それは、「道の駅記念きっぷ」の収集です!
「道の駅でそんなものを売っているの?」と思う方も多いかもしれませんが、一部の道の駅で2003年頃から販売されています。
今回はそんな「道の駅記念きっぷ」について紹介していきます!
道の駅記念きっぷとは?
名前の通り硬券を模したお土産で、大きさは30×87mm程度です。取り扱いのある道の駅にて、一枚200円1で販売されています。
北海道のアプトという会社が企画・販売しており、中には仕入れていなかったり、販売をやめたりする道の駅もありますが、販売駅はじわじわと増え続けており、現在も全国の過半数の道の駅で販売されています。
表面は道の駅の案内標識と鉄道の切符とを折衷したようなデザインとなっており、一目で「道の駅のきっぷ」だとわかります。
きっぷの左側のスペースには日付スタンプを押印することができます。日付スタンプを押印するか否かは任意で選ぶことができ、押すか押さないかはコレクターそれぞれの好みが分かれるポイントですね。(僕は『押す』派です)
例外もありますが、どの道の駅の記念きっぷの表面も基本的にはこのデザインです。
一方で、裏面のデザインは道の駅ごとに異なっています。多くの場合は道の駅スタンプや近隣の名勝、ご当地キャラクター等のイラストと共に、道の駅の簡単な紹介文が書かれています。近隣にアニメの「聖地」があるような道の駅の場合は、アニメのキャラクターがデザインされることもあったりします。(例:奥大井音戯の郷⇒ゆるキャン△、龍勢会館⇒あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない、とよはま⇒結城友奈は勇者である)
共通して印刷されているのは6桁のシリアルナンバーです。記念きっぷは1番から順に販売されています。
このシリアルナンバーを巡ってはいろいろあるのですが、それはまた後程説明します!
裏面が個性豊かなデザインになったのは2007年頃からで、最初期はどの道の駅も共通して、裏面にはシリアルナンバーと説明文のみが書かれていました。この頃のデザインも質実剛健な感じで大好きです。
なまこマンと道の駅記念きっぷの出会い
僕が道の駅の記念きっぷの存在を知ったのは小学6年生の頃です。記念品を集めるのが好きだった友人が、地元から近い岡山県吉備中央町の道の駅「かよう」の記念きっぷを見せてくれました。
それを見て欲しくなったなまこマン少年は…
みんなで道の駅かようまできっぷを買いに行こうよ!
ちょっとした冒険気分で、他の友人を連れて一緒に道の駅かようまで買いに行きました。
初めて手にした記念きっぷは、思いのほかしっかりとした作りで、高級感もあり、僕はすっかり魅了されました。その時一緒に遊びに行った友人たちは、おそらく今はもう記念きっぷを集めてはいないのですが、僕はあれから19年間、記念きっぷへの情熱が醒めないまま収集を続けています。
19年間で集めた記念きっぷの数は、およそ300枚ほどです。
僕が道の駅やドライブ旅にはまったきっかけは、ずばり記念きっぷです。ドライブ好きの父親にせがんで1泊2日の日程で遠くの県まで遠征したり、北海道に住む親戚に頼んでお土産に買ってもらったりなどしてたくさん集めました。(改めて、集めるのを手伝ってくれた家族と親戚に感謝します!)
大学時代はお金も足も無かったのでほぼ集めていませんでしたが、徳島に引っ越してからまた細々と集めるようになりました。
道の駅記念きっぷの種類を紹介!
記念きっぷはその20年近い歴史の中で、さまざまな仕様変更がされてきました。また、時期によっては「非売品」の記念きっぷが配布されることもあります。
ここからは、様々な道の駅記念きっぷを紹介しようと思います!
1. 通常の記念きっぷ
ファンの間では「通常券」と呼ばれたりもする、道の駅にて普段から販売されている記念きっぷです。前述の通り200円(※2023年4月~)にて購入可能ですが、訪問タイミングによっては在庫切れのこともあります(8敗)
2. 特別記念きっぷ
道の駅のイベントや周年記念等に合わせて非売品の「特別記念きっぷ」が配布されることもあります。基本的には記念きっぷを購入するとおまけに付いてくる場合が多いですが、中には「1000円以上買い物をしたら1枚」等の配布条件が定められている場合もあります。
3. 記念入場券/ピンク券
道の駅記念きっぷは当初「記念入場券」という名称で販売されていましたが、実際の入場券と混同されたことから「記念きっぷ」に改称されました。最初期に販売された記念きっぷは「記念入場券」と記載されているほか、価格のところに(税込)表記がありません2。
最初期に販売された記念きっぷは現在のものと紙質が違っていて、やや薄いピンク色をしています。ファンの間では「ピンク券」と呼ばれています。(上の写真の『大栄』)
ピンク券は日付印字スタンプのインクが乾きにくかったことから、現在の紙に変更されたようです。
道の駅記念きっぷの収納について 専用ホルダー以外も使えるの?
記念きっぷ販売元のアプトは、記念きっぷ収納専用のホルダーを販売しています。
このようなリングファイル形式になっており、1ページに記念きっぷを10枚収納可能です。いっぱいになっても、レフィル(追加ページ)の販売もしているので問題ありません。
……重厚感があって高見えもする、良いアイテムなのですが、唯一にして最大の欠点は取り扱っている道の駅が少なすぎることです!例えば宮城県内の記念きっぷ販売駅は2023年4月現在、全18駅中12駅なのですが、そのうち専用ホルダーを販売しているのはおながわと硯上の里おがつのみなのです!なのでホルダー販売駅を運よく見つけることができたら、レフィルをありったけ買わなければなりません(笑) せめて公式で通販してくれれば…
とはいえ、記念きっぷの収納に悩むコレクターの皆様に朗報があります。記念きっぷをジャストフィットで収納可能なホルダーは、公式の専用ホルダーだけではないのです。
僕が愛好しているのはコクヨの名刺入れ「キャリーオール」です(写真下側)。
記念きっぷは「D券」と呼ばれる規格の券で、縦に2枚重ねると丁度名刺ぐらいのサイズになるかと思いきや、縦幅が若干大きいので、一般的な名刺入れには1ポケットに記念きっぷを2枚入れることができません。
ですが、キャリーオールの場合はポケットが特殊な構造で、上側に少しだけスペースがあるので、入れる時に少々コツが必要ではあるものの、1ポケットに2枚の記念きっぷを収納することが可能です。奇跡のシンデレラフィットを見せてくれます!
あるいは、D券専用のコレクションホルダーというものも存在し、Amazonでも購入可能なのでそれを使用しても良いかもしれません。Amazonの商品ページにも実際に道の駅記念きっぷを収納している様子が紹介されています。
道の駅記念きっぷ収集が沼な理由 カラーきっぷ&ゴールドきっぷ
道の駅記念きっぷには、マニア垂涎の特別仕様があります。この仕様が、僕のみならず、全ての記念きっぷコレクターの心をかき乱しているのです。
こちらの写真をよーくご覧ください。左の列の上から二番目「丹波おばあちゃんの里」のきっぷの道の駅マークだけ、他のものと比べて色が違っているのがわかりますか?
これは1/100の確率で封入されている「ブルーきっぷ」と呼ばれているもので、名前の通り道の駅マークが青色になっています。他にも同じような確率で、「グリーンきっぷ」「レッドきっぷ」「パープルきっぷ」などが封入されています。これは僕は持っていませんが写真で見たことがあります。これらはまとめて「カラーきっぷ」と呼ばれます。
僕はこれを19年間で数えるほどしか見たことがありません!
先日訪問した岩手県のはなまき西南にて実に14年ぶりの対面を果たしました。そのぐらい貴重なものなのです。カラーきっぷの封入は完全にランダムなので、出ない時はとことん出ません。
一方で記念きっぷには「ランダム封入ではないレア仕様」もあるのです。それは、道の駅マークのところが金色になっている「ゴールドきっぷ」なる代物です。
ここまでくるとさすがに噂だろう、と思われるかもしれませんが。
あるんです。
裏面のシリアルナンバーが特定の数字34の記念きっぷが、このゴールドきっぷとなっています。初めてこのことを聞いたときには僕も「さすがに都市伝説だろう!」と思っていました。当時は2000年代前半で、今ほどありとあらゆる場所にネットが普及していたわけではなく、道の駅記念きっぷに関する情報も手探りでした。
僕はゴールドきっぷを完全に都市伝説だと思っていたのですが、当時一緒に記念きっぷを集めていた弟が、北海道に行ったときに見事に引き当ててしまって、大いにたまげたことを未だに覚えています(笑) 無欲の勝利…
ちなみに弟がゴールドきっぷを引き当ててから15年の月日を経て、僕もようやく山形県の道の駅おおえにてゴールドきっぷを手に入れたのですが、この「一万番突破特別記念きっぷ」は全てのロットがゴールドきっぷ仕様というオチがつきます(笑)
これからもたくさん集めていきます!
これまでに本当にたくさんの記念きっぷを集めてきましたが、まだまだ行ったことのない道の駅や、持っていない記念きっぷはたくさんあります。例えば新潟県の燕三条地場産センターにて販売されている、記念きっぷを模して作った「金属きっぷ5」というお土産はまだ持っておらず、機会があればぜひとも入手したいと考えています。
道の駅巡りは僕のライフワークです。これからも旅の思い出と共に、記念きっぷを集め続けていきたいと思います!
(おまけ)道の駅カード
記念きっぷと双璧をなす道の駅のコレクションアイテムに「道の駅カード」があります。販売価格は200円です。
各地方の道の駅連絡会が販売している公式アイテムで、2023年4月現在では東北、関東、愛知県、三重県、近畿、中四国の道の駅にて取り扱いがあります。
全国で販売しているわけではないのですが、最大の特徴は取り扱いのある地方なら基本的に全ての道の駅で購入可能なことで、宮城県にも徳島県にも「きっぷは無いけれどカードはある」という道の駅がたくさんありました(笑)
存在は知りつつも「今までスルーしてきたのに、今更集め始めるのもなぁ…」という感じで、かまいたちの漫才ネタの『ポイントカード』のごとく長らくスルーしていましたが、2023年からようやく集め始めました。
販売エリア内の道の駅カードをコンプリートすると「コンプリートカード」という特典もあるようで、これまたコレクター魂を揺さぶる一品となっています。
記念きっぷと併せて、道の駅カードも今後集めていきたいと思います!
- 二度値上げしています。2003~2013年は160円、2013~2023年4月までは180円で販売していました。
- ただし、例外として秋田県湯沢市にある道の駅「おがち」では現在も「記念入場券」表記の記念きっぷが販売されています。
- 123, 1111, 1234, 2345など。123番に関しては大量に買い占めることで手に入れようとする人がおり問題になったこともある。
- 現在はシリアルナンバーが5桁台になった道の駅も多く、連番やぞろ目を引く確率が大幅に下がってしまいましたが、そういう道の駅では1万番の「1」を除く残りの4桁が連番やぞろ目の場合に「シルバーきっぷ」が出るようになっているそうです
- 本当にチタンで作られています
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