道の駅紹介
宮城-10 上品の郷
第20回(2004年8月)登録、2005年3月開業
所在地:宮城県石巻市小船越二子北下1-1
茶色く濁った含鉄塩化物泉!温泉施設「ふたごの湯」
道の駅上品の郷(じょうぼんのさと1)は、石巻市(旧桃生郡河北町)の国道45号線沿いにある道の駅です。幹線道路に面しているだけでなく、三陸自動車道の河北インターチェンジからも近いことから、非常に賑わっています。
長いこと運転し続けて、そろそろ疲れてきました… 集中力が切れそう…
大丈夫!この先の道の駅には、良い感じの休憩スポットがあるから!
その言葉、信じますよ!
着きました。ここですね!……あっ、温泉があるんですね!やったぁ!!
そういうこと!
道の駅おながわから始まった6月の道の駅巡りの旅でしたが、最後の目的地は上品の郷です。
上品の郷には、宮城県の道の駅で唯一の日帰り温泉施設が併設されています。長距離のドライブの行程のほとんどを終えて疲れた体を癒すべく、温泉でゆっくりと休むことにしました。
上品の郷の日帰り温泉施設「ふたごの湯」は、広い休憩室やマッサージコーナーなども兼ね備えており、ドライブの休憩に最適です。
例によって温泉内部の写真は撮れないので(笑) 毎度おなじみのイラストにて紹介させていただきます。
浴室は檜風呂の「さくら」と石風呂の「かしわ」の2種類があり、日替わりで男女を入れ替えています。訪問時にはかしわが男湯でした。いずれの浴室も、2つの浴槽と水風呂、ドライサウナから構成されています。
ふたごの湯の特徴はずばり、茶色く濁ったお湯です!この色は源泉に含まれる鉄分によるもので、湧出後に鉄分が酸化することによってこの色になるようです。泉質は「含鉄塩化物泉」で、鉄分が皮膚病と婦人病に効能を発揮するほか、塩化物が体を温め熱を逃がしません。それゆえに湯上がりはぽかぽかです。ちなみに源泉の温度は低いようで、お風呂は加熱されていますが、水風呂には源泉がそのまま使用されています。
比較的熱めに加熱されていて、泉質も相まってとても体の温まる温泉でした!
ちなみに、日帰り温泉ではお馴染みの施設名入りフェイスタオルですが、ふたごの湯のものは200円で買えるわりに作りが結構しっかりとしているのでおすすめです!
湯上がりは広い休憩室で昼寝をしながら休憩です。設置されたテレビで放送されていた番組では、サンドウィッチマンが楽天イーグルスの元社長の立花陽三さんと対談していて「宮城らしいなぁ」と思いました(笑) 立花さんって今は回転寿司の社長なんですね…
(2022年11月追記:立花社長の経営する廻鮮寿司 塩釜港に行ってきました!↓)
いいお湯でしたね。お風呂上がりには、何か飲みたくなっちゃいます。
おっ、面白そうなドリンクがあるよ!
湯上がりといえば牛乳ですが、近年はオロポなんかも人気ですよね。ですが、ふたごの湯の湯上がりドリンクはグリーンスムージーです!
とってもフルーティーですね!体が喜ぶ味がします!
青臭い感じがしないから、子供でも飲みやすいかも!
りんご、オレンジ、バナナ、小松菜を使用したスムージーはフルーティーで爽やかな甘さです。温まった体に冷たさが染み渡ります!緑色は結構濃いですが、小松菜の青い感じは控えめなので、野菜が苦手な方でも飲みやすい一杯だと思います。
旅の疲れをゆっくり癒せるふたごの湯、とてもおすすめです!
なお、時間の都合で温泉に入れないという方でも、屋外に足湯コーナーもあるので手軽に疲れを癒せます。
足湯で疲れをフットバス!
何か言いましたか?
なんでもないっす…
サバづくしセットで金華サバを満喫!
ふたごの湯で疲れを癒した後は、夕食をとることにしました。
上品の郷には「ダイニングたまり場」「お食事処こばやし」の2か所のレストラン・フードコートがあるほか、屋外にはフルーツサンドや海鮮の簡易店舗などもあったりします。温泉から出た頃には屋外の簡易店舗は閉まっていたので、夕食はたまり場とこばやしの2択だったのですが、どうせなら石巻ならではの一品を味わいたいと考えました。
その結果、見つけたのが…
こばやしの「サバづくしセット」です!
金華サバは石巻市の名物で、金華山沖で漁獲され、石巻港で水揚げされた旬のサバがこのように呼ばれているそうです。サバづくしセットは金華サバの漬け丼とサバ出汁ラーメンのセットとなっています。僕は魚の中でもサバが割と好きなので、期待です!
こばやしは閉店間際でしたが、滑り込みセーフで注文し、待つことしばし。サバづくしセットがやってきました!
サバの美味しそうな匂いがします!
金華サバの漬け丼も、サバ出汁ラーメンも、いずれも大きすぎない手ごろなサイズです。ラーメンに丼、それも漬け丼を合わせることはあまりありませんが、果たしてそのお味のほどはいかがなものでしょうか…?
まずは麺が伸びないうちに、ラーメンから頂きます。
これは優しい!
スープの味と、サバのつみれの味とで、表情の異なるサバの味わいを楽しめるのが良いですね。
麺は細い縮れ麺で、口の中で暴れる感じが素敵です。そんな麺によく絡むサバ出汁スープは、すっきりと澄んだ和の味わいで、サバ特有の臭みなどが一切出ていません。旨味の染み渡る、いくらでもゴクゴクと飲めてしまうスープです。
トッピングとしてサバのつみれが乗っているのも特徴的ですね。ふわっとした食感で、焼きサバのほぐし身を食べているような味わい深さがとても良かったです。
今度は金華サバの漬け丼をいってみましょう!
思えばサバって、ほとんど刺身で食べたことがないんですよね。寄生虫の関係でしめ鯖にすることが多いらしいとは聞いたことがあります。初めて食べるサバの漬けは、一体どのような味わいなのでしょうか…
どれどれ…
うまい!
すごい…!とろける味わいですね!
びっくりしました。金華サバの漬け丼、脂の乗りが最高です。とろっととろけます。思えばサバが好きな理由も、脂が乗って味がしっかりとした、魚にしては結構こってりとした味わいゆえでした。サバ出汁ラーメンが金華サバの優しさを象徴するメニューだとしたら、金華サバの漬け丼は金華サバのワイルドな面を象徴するメニューかもしれません(笑)
ラーメンの優しさゆえに、漬け丼の味わいと喧嘩することもありません。サバづくしセットは、サバの味をあらゆる角度から楽しむことができる一品に仕上がっています!ちなみにサバだしラーメンは直売所でも販売されています。
道の駅上品の郷 まとめ
上品の郷には温泉やフードコート以外にも、近隣の農産物や水産加工品を幅広く取り扱う直売所や、コンビニのヤマザキYショップも併設されており、お土産購入にもドライブ中の補給にも活用できます。特に、近くを通る三陸自動車道は無料区間でもあるので「長距離移動中に高速から下りて上品の郷でゆっくり休む」という使い方もできます。
中でも、宮城県の道の駅で唯一の温泉施設であるふたごの湯は、ゆっくりと時間を過ごすのに非常にぴったりです。皆様も上品の郷で元気をチャージしてみてください!
なまこマンも、今より上品になりたいね…
……下のなまこがどうとか言ってる限りは無理だと思いますよ。
ふっ。実はこの記事では一度も「下のなまこ」とは書いていないんだよ。
えっ!
むっつりだなぁ!あんずちゃんは!
ひどいです!置いて帰ります!!
待って!冗談だから!!
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