徳島市内を走っていると、やたらと「突貫亭」という看板を見かける。
突貫亭というのは焼きそばの専門店で、徳島市東部の金沢に店舗があるのだが、二軒屋や蔵本、果ては鴨島などといった店舗から遠く離れたエリアでもやたらと看板を見かける。看板には所在地が書いていないものだから、最近までどこにある店なのかさっぱり分からなかった…
ところで佐古七番町の国道192号線沿いに、2019年3月に突貫亭の支店がオープンしたので早速訪問してみた。
国道192号線を徳島駅から池田方面に向かって進むと、左手に「焼そば専門店突貫亭」の看板がでかでかと見えてくる。コンクリートづくりの店内は約10席程度で、店内での飲食とテイクアウトの両方に対応しているようだ。
注文は食券式だが買い方が特殊で、「1000円」「100円」「10円」と印刷された食券を、注文した金額(今回は1120円)と同じ額面になるように購入してカウンターに持っていくことで注文ができる。
(1120円の場合、1000円+100円+10円+10円)
麺の量やトッピングの種類・量を自由に選べ、自由にカスタマイズ可能なので、それに対応するためにこのような注文方法になったと考えられる。
今回は初めて訪れるということもあって、オーソドックスなセットをチョイスした。「オーナー玉田おすすめのセット」と称したもので、内訳は「突貫亭焼きそば」「太麺」「昔ながらのソース」「肉2倍入り」「ご飯」「味噌汁」「お茶(缶)」となっている。それを大(1.5玉)で頂いた。
焼きそばは熱した鉄鍋に乗った状態で提供される。「ジューッ!」と音を立てながらソースが焦げていく。その音と匂いに抗える人間はいないだろう。甘くて味わい深いソースが、もっちりとした食感の太麺によく絡む。焦げも相まって、家庭で作る焼きそばとはまた一足違った。
ちなみにセットの味噌汁はインスタント、お茶は缶なので、あくまでメインは焼きそばということなのだろう…
徳島県徳島市佐古七番町3-27
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