渓谷の隠れ宿 祖谷美人(三好市西祖谷山村)

祖谷美人1 そば・うどん

徳島県祖谷地域では、急峻な地形や冷涼な気候が稲作に適さないことから、主食としてそばが栽培されてきました。また、外部の地域との交流があまりなかったため、そばの繋ぎとして使われる小麦粉もあまり手に入らず、そのことから祖谷地域で作られる祖谷そばは繋ぎのないそばとなっています。

そんな祖谷名物の祖谷そばは、道の駅にしいやや、かずら橋夢舞台などでも味わうことができますが。僕のお勧めは、大歩危方面から祖谷のかずら橋へ向かう道中にある「渓谷の隠れ宿 祖谷美人」という店です!

渓谷を望む絶景のそば屋

車を運転するゆみ

「アレ」ってのは祖谷そばのことだったのね。ゴチになりまーす。

ここは観光客におすすめのそば屋なんですよ!

祖谷美人8

祖谷のかずら橋を後にした僕たちは、昼食をとるために祖谷美人へと向かいました。

祖谷美人は「渓谷の隠れ宿」という名前の通り、本来は宿泊施設なのですが、そば屋としても営業しています。

祖谷美人2

祖谷美人3

地域の渓流魚や山菜、ジビエを使った膳やそばのほか、うどんやカレーライス等も提供しています。また、渓流魚の塩焼きやでこまわしといったメニューもあります。祖谷の味を網羅しています。

どのメニューも魅力的ですが、今回は大歩危で作られる油揚げ「ぼけあげ」を使用した「冷やしぼけあげそば」を注文してみました!

お料理が来る前に、ちょっと外に行ってみましょう。

外?何があるの?

祖谷美人4

へぇ。テラス席もあるのね。

ここからの眺めを見てください!

祖谷美人6

うわぁ!すっごい!!

祖谷美人のおすすめポイントはずばり、この絶景です!屋内の席とテラス席があり、テラス席からは眼下に広がる祖谷渓を一望できます!

祖谷美人5

小便をするタヌキの置物も置いてあったりしてユニークですが、結構高いところにあるので、高いところが苦手な方にはちょっとした「タマヒュン」スポットかもしれません。

ちなみにタマヒュンというのはですね。男性のタマが…1

説明せんでええわ。

つるつると滑らかな祖谷そば

祖谷美人1

きたー♡

こちらが今回注文した「冷やしぼけあげそば」です。そばに冷たいつゆをかけ、ぼけあげを乗せ、すだちとねぎと大根おろしを乗せた、さっぱりと頂ける一品です。

早速一口頂いてみました。

うーん。さっぱり!油揚げも甘いわぁ~

ツルツルでコシがありますね!

以前道の駅にしいやで頂いた祖谷そばは、プチプチと切れやすく短いそばでしたが、祖谷美人の祖谷そばはそれと比べると丈夫でコシがあり、ツルツルとした啜り心地と鼻に抜けていくそばの風味、噛みしめたときのもっちりとした歯ごたえが心地よいそばでした。

また、もう一つの主役であるぼけあげは、噛みしめると甘辛いつゆがジュワッと染み出してきます。しっかりとした食感がとても美味しく、食べ応えのある油揚げでした!

祖谷美人7

ちなみにそばは「すだち七味」や「ゆず唐辛子」といった薬味で味変可能です。また、そばを使ったふりかけ「韃靼そばふりかけ」というものも置かれています。

韃靼そばふりかけは、子供の頃に父親が出張のお土産で買ってきたことがありましたね。美味しかったのを覚えています。

祖谷の良いものがぎゅっと詰まった宿

祖谷美人では祖谷エリアの食材をふんだんに使ったメニューを多く提供しているほか、祖谷渓の美しい景観も楽しむことができます。地元民が利用する店というよりはどちらかというと観光客向けの店ではありますが、食事にも景観にも祖谷の良いものが詰まっており、祖谷観光の際にはぜひとも訪れたい店です。

一緒に訪問した大学院の中国人留学生は天ぷらそばを食べたのですが「とても美味しかった」と満足していました。景色込みで楽しんでもらえたようで嬉しかったです。彼に祖谷そばと普通のそばの違いについてうまく説明できなかったことだけが心残りです(笑)

皆様も祖谷観光の際にはぜひ祖谷美人で食事と景観を楽しんでみてください!美味しい祖谷そば、ごちそうさまでした!

※次の目的地はこちら↓↓

渓谷の隠れ宿 祖谷美人
徳島県三好市西祖谷山村善徳9-3
  1. 男性の精巣がヒュンと縮み上がるほど怖い、もしくはヒヤッとするという意味の俗語。男性ならわかって頂ける感覚かと思います(笑)

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