名古屋メシで呑む!名古屋大酒場 だるま(名古屋市中区錦)

だるま鶏ちゃん焼き4 グルメ

以前の職場の友人が、月に1度ほどの頻度で名古屋で働いています。僕も名古屋に住むことになったので、せっかくだから久しぶりに会おうと思い、飲みに誘ってみました。

「名古屋の良さそうな飲み屋教えて」っと…

言い出しっぺが誘う相手にお店のことを聞いてどうするんですか!

名古屋の飲み屋についてあまり詳しくなかったので、誘った友人に良い感じの店が無いか聞いたのですが(笑) 友人は快く「定番」の店をいくつか教えてくれました。

その中の一つが、今回お邪魔した「名古屋大酒場 だるま」です。だるまは、名古屋ないし東海圏の郷土料理やご当地グルメを肴にお酒を飲むことのできる人気の居酒屋で、友人曰く栄で呑むときの「鉄板」なのだとか。

友人が教えてくれた店の中には他にも気になるところがありましたが、僕自身がまだ名古屋に来て間がなくて、どうせならコテコテの名古屋メシを食べておきたいと思ったので、名古屋メシで呑めるだるまの予約をとることにしたのでした。

地下鉄栄駅のすぐそば!賑やかな居酒屋

栄の風景

というわけで、栄までやってきました。週末夜の栄は大賑わいですね。

交差点に観覧車があるなんてびっくりです。ラブライブサンシャインの花丸ちゃんばりに「未来ずら~」ってなっちゃいます。いや、むしろ「未来ずら…」と言葉を失ってしまいます(え)

だるま外観

そんな「未来ずら…」な栄の中心、厳密には錦3丁目(錦三)に、今回お邪魔しただるまがあります。地下鉄栄駅の1番出口から出ると近いです。

どこか下町情緒を感じる、大衆酒場の雰囲気が素敵ですね!週末の夜ということでとても賑わっていました。

友人と合流し、早速入店します。今回はコースではなく、あくまで席だけを予約したので、メニューを眺めながら気になるものを注文していくことにしました。

だるま突き出し

訪問時のお通しは塩キャベツでした。パリパリとした食感で、塩昆布の塩味とごま油の風味が食欲を刺激し、お腹の「受け入れ態勢」を万全に整えてくれます。

だるまやっこサラダ
だるま刺身

まずは名古屋メシに行く前にウォーミングアップとして、さっぱりとしたものを頼みました。やっこサラダと刺身です。どちらも冷たくてさっぱりしているので、暑い日には嬉しい一品ですね。

だるまドリンクメニュー

ドリンクメニューには「名古屋大学サワー」という面白いサワーがあります。市内にある大学や専門学校をイメージしたフレーバーになっているようです。

全体的に甘いお酒が充実している印象でした。

だるまハイボール

ハイボールも注入して、良い具合にエンジンがかかってきたので、ここいらでそろそろ本命に出てきてもらいましょう。

名古屋メシに東海メシ!出てこいや!!

加熱して生まれる新たな美味しさ!岐阜のご当地グルメ「漬物ステーキ」

最初に頂いたご当地メニューは「漬物ステーキ」です。って、なんじゃそりゃ!!

何が出てくるかさっぱり想像の付かないメニュー名ですが…

だるま漬物ステーキ1

出てきたものはこちらです。アツアツの鉄皿に、卵と鰹節が乗っています。

だるま漬物ステーキ2

実は、漬物ステーキというのは、白菜漬け等の漬物を卵と絡めて炒めたものなのです。主に岐阜県で食べられているご当地メニューで、冬の寒さの厳しい飛騨地方にルーツがあります。飛騨地方において、漬物は、雪も寒さも厳しい冬の間にも食べられる貴重な野菜だったようですが、寒さで凍ってしまうことも多々あったようです。そんな凍った漬物を朴葉に乗せて炉端で温めたのが発祥なのだとか1

漬物を焼くのは不思議な感じもしますが、よく考えると豚キムチやキムチチャーハンなんかも漬物(キムチ)に火を通すわけですからね。

食べてみると、納得です。これは旨いです!炒めたことで漬物の酸味が抜けつつも、漬物特有のしゃっきりとした食感は残っています。火が通り油と絡んだ漬物を、醤油ベースの味付けがされた卵や鰹節と一緒に食べると、食感も塩加減も酸味も旨味も絶妙で、とても癖になる味わいです。

岐阜の家庭では、漬かりすぎて酸っぱくなった漬物を食べるときにも漬物ステーキにリメイクするそうです。生活の知恵から、こんな絶品が生まれるとは…!

家庭でも作れそうなので、自炊のレパートリーにも加えたいところです。

濃厚な赤味噌の味わいに夢中!「味噌どて煮込み」&「味噌おでん」

だるま味噌土手煮込み
だるまみそおでん

続いては友人のおすすめ「味噌どて煮込み」「味噌おでん」を注文しました。いやぁ、心の躍る茶色っぷりですね!味噌おでんの卵なんか、真っ黒じゃないですか!

どて煮といえば牛すじのイメージがありますが、味噌どて煮込みには豚のもつが使われています。濃厚な赤味噌ともつの組み合わせが、また絶妙なんですよね!柔らかいもつやこんにゃくに、とにかくガツンと甘辛く濃厚な味噌の味が染みていて、お酒がすごく進みます!

味噌おでんにも、これまた甘辛く濃厚な味噌の味がよく染みています。おでんといえば味を染みこませる料理ですが、濃厚な味噌のつゆをたっぷりと吸った練り物や大根を噛みしめると、素材の旨さを纏った味噌つゆが口の中にじわりと広がるのが最高でした!

名古屋のド定番「手羽先」

だるま手羽先

名古屋でお酒を飲むなら、ぜひともアテにしたいのはずばり「手羽先」でですよね!

だるまの手羽先は、醤油ベースの甘辛いタレにじっくりと漬け込んだうえで、スパイシーにパリッと焼き上げられています。むっちりとしたジューシーな噛み心地で、皮目のパリッとした食感と脂感がとても旨いです。これは問答無用でお酒が進みまくりますね!やばい、飲んでばっかりじゃん僕!!

今回は野生的にかぶりつきましたが、もう少し上手に食べられるようになりたいなと思いました(苦笑)

だるま名物「鶏ちゃん焼き」

名古屋メシの数々でお腹が膨らんできたところで、本日のメインディッシュといきましょう。

だるまの名物メニュー「鶏ちゃん焼き」を頂きました。先日投稿した「本家白川けいちゃん」の記事でも紹介しましたが、鶏ちゃんというのは岐阜県の郡上市や下呂市周辺で食べられている郷土料理で、タレに漬け込んだ鶏肉を野菜と一緒に焼いたスタミナ料理です。

味はタレ、塩、味噌から選べますが、今回は味噌にしました。また、基本のトッピング(キャベツ、玉ねぎ、鶏肉)に加えて2つの追加トッピングができるのですが、今回はチーズとにんにくの芽を追加しました。

だるまの鶏ちゃん焼きは、一言で言うとエンタメです!

だるま鶏ちゃん焼き1

大きな鉄板の乗ったカセットコンロが運ばれてくると…

だるま鶏ちゃん焼き2

タレがグツグツと沸騰するまで焼かれて…

だるま鶏ちゃん焼き3

仕上げに店員さんがかき混ぜて…

だるま鶏ちゃん焼き4

最後にチーズとねぎを散らして完成です!

味は間違いありません。こんなの、旨いに決まっています。鶏肉はぷりぷりの食感ですし、野菜にも濃厚なタレの味わいが染みています。味はかなり濃いめで、お酒のアテやご飯のお供にぴったりです。チーズを加えたのも大正解でした!

〆は天むす!

だるま天むす

二人ともお腹いっぱいになってきて、さらに席の制限時間(2時間制です)も近づいてきたので、〆に移りました。注文したのは「天むす」です。手のひらより一回りか二回り小さいぐらいのサイズなので、〆につまむのにぴったりですね。

香ばしく、程よく柔らかい海老天は、衣の食感も中のえびの食感も楽しく、ほんのりと感じられる醤油の味わいもおにぎりと調和しています。

小さなサイズながらも、満足感のある一品でした!

名古屋大酒場 だるま まとめ

名古屋大酒場だるまは、栄(錦三)にある人気の大衆酒場です。フードメニューには名古屋や東海エリアの名物が揃っており、名古屋メシで呑みを楽しむことができます!深夜3時まで営業しているので、1次会はもちろん、2次会や3次会にも活用できますね。

久しぶりに会った友人との会話も弾みました。同じ業界に居つつも、例えるなら薬剤師とドラッグストアの店長ぐらい違うことをやっているので(あくまでも例です)、お互いの仕事の話は興味深かったですし、逆に別々の仕事をしているからこそ仕事の話題が共通の話題にならず、仕事と関係のない行楽や観光等の話題で盛り上がることもできて、それがとても楽しかったです。(大人になってくると、飲み会でも結局『共通の話題』として仕事の話になってしまうんだよなぁ、と最近特に感じます…)

友人はもともと愛知の出身でもあるので、東海のおすすめスポットについてもたくさん教えてもらいました。何より嬉しかったのは、このブログの読者でもあったことです。なので写真撮影について断りを入れた際にもスムーズに了承してくれました(笑) 名古屋の記事が楽しみと言ってもらえたのも嬉しかったですね。旧交を温めつつ、名古屋メシも満喫することができて、大満足の飲みとなりました。

だるまは名古屋に観光で訪れた際の飲みや、あるいは名古屋に来た友人や知人をもてなす際に良さそうな店だと思いました。定番の名古屋メシを少しずつつまみながら飲むと、名古屋旅の気分も盛り上がること間違いなしだと思います!

名古屋大酒場 だるま
愛知県名古屋市中区錦3丁目18-18

  1. 参考:漬物?ステーキ?意外な郷土料理。呑みのアテに、ご飯のお供にたまらない「漬物ステーキ」|旅のコラム|岐阜県観光公式サイト「岐阜の旅ガイド」

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