愛知ココイチ限定メニュー探訪 番外編 海外のメニューを楽しめる「ココイチワールド」

ココイチワールド麻婆なす豆腐カレー グルメ

ココイチことカレーハウスCoCo壱番屋は現在、日本国内のみならず、アメリカ本土、ハワイ、中国本土、香港、台湾、韓国、タイ、シンガポール、ベトナム、フィリピン、インドネシア、インド、イギリスに出店しており、実はグローバルなカレー店でもあるのです。

特にイギリスにおいてココイチは「ジャパニーズカレー」人気を牽引する存在となっています。イギリスが日本に伝え、日本で独自の発展を遂げたカレーライスが、イギリスに逆輸入されて人気になるというのは興味深い話ですよね。

僕はココイチの各店舗にて限定メニューを追っていますが、海外のココイチの店舗にもまた海外限定メニューがあります。日本人と食習慣や文化の違う他国の人々に料理を受け入れてもらうために、日本とは別のメニューを軸に展開するというのはよくある話です。

そんなココイチの海外限定メニューを食べられる店舗が、名古屋駅桜通口のJRゲートタワーにあります。その名も「CURRY HOUSE CoCoICHIBANYA WORLD(カレーハウス ココイチバンヤ ワールド)」(以下ココイチワールド)です。世界のココイチのカレーを楽しめるココイチワールドは、とてもおしゃれでした!

前回の限定メニュー探訪はこちら↓

海外で人気の「オムカレー」

ココイチワールド外観

ココイチワールド名古屋JRゲートタワー店は、JRゲートタワー12階のレストラン街にあります。

ココイチというとカジュアルな飲食店という印象がありますが、ココイチワールドは世界地図モチーフのシックかつ明るい内装で、どこかお洒落な雰囲気です。実際に海外のココイチは店舗毎にコンセプトの異なるデザインが採用されており、非日常の空間を演出しているのだとか。ハレの日の食事にも使われたりするそうです。というか、ココイチらしからぬおしゃれさですよ!なんかカップルが多い気がするんですけど!?ココイチワールドも海外のココイチと同様に、ちょっとした「ハレの日のレストラン」的な立ち位置なのかもしれません。

メニューは日本のココイチとは少し違っています。オムカレーやカレードリア、ノンアルコールカクテル等、日本のココイチでは見かけないようなものが揃っています。しかしながら、ソース(スタンダードソース、甘口スタンダードソース、キーマ)、辛さ(1~10段階)、ライスの種類(16種雑穀ライス、白米)、ライスの量を選べるあたりには日本のココイチの名残を感じられますね。

海外のココイチの人気メニューは「オムカレー」です。オムカレーはココイチの展開されている全ての国にて販売されています。ココイチの海外進出当初、日本で独自の進化を遂げた「ジャパニーズカレー」は海外の人たちにとっては未知の食べ物でした。そのため、受け入れられるか否かは未知数だったのですが、色鮮やかな「オムカレー」として提供したことで、海外の新しい物好きの客層に受けて一気に受け入れられ、海外のココイチの主力商品になりました。

ココイチワールドオムカレー

数あるオムカレーの中から、今回はゲートタワーの「肉フェア」(2023年10月18日~11月30日)に合わせて提供されていた限定メニューである「濃厚デミグラスソースのビーフオムカレー」を注文しました。セットのドリンクとしてプレーンラッシーも注文しています。(ドリンクセット、税込1580+200円)。それにしてもおしゃれで綺麗な見た目です!これ自体は実際に海外で提供されているわけではないのですが、海外で人気を博したオムカレーの雰囲気は味わえると思います!

カレーソースはいつものポークソースの味なのですが、実は日本のココイチのカレーソースとは異なる、海外のココイチ専用のソースです。宗教的な事情に対応するために、食肉由来の原材料を使用していない、ポークでもビーフでもないソースなのです1。海外ならではの事情に対応させた上で、日本のココイチの味をほぼそのまま提供しているというのは本当にすごいことだと思いました。

デミグラスソースは複雑な旨味で、牛肉はとろとろです。THE牛カレーのような食べ応えです。

卵の部分はバターの風味の強いとろとろ食感です。カレーソースやデミグラスソースとよく絡み、コクのある味わいになります。

いつものココイチらしい味わいがありつつも、おしゃれな一皿に仕上がっているのがすごいです。

ココイチワールドラッシー

セットのラッシーは粘り気強めですが、味はあっさりとしています。カレーと一緒に頂くと、口がさっぱりとしてとても良いです。

チーズが旨い熱々の「カレードリア」

ココイチワールドカレードリア

こちらは中国、香港、フィリピン、イギリスの店舗にて提供されている「カレードリア」より「半熟タマゴとほうれん草のチキンカレードリア」です(税込1100円)。ドリアっておしゃれですよね。焼けたチーズと半熟卵が実に美味しそうです。

ポークソース… ではなく、海外専用ソースの味わいと、半熟卵や焼けたチーズの味わいは相性がとても良好です。半熟卵とチーズって本当に何にでも合うし、料理をグレードアップさせてくれますよね!具材のほうれん草と鶏肉も彩りやタンパク源として良い感じです。

ただし、かなり熱いので口の中のやけどには要注意です(1敗)

シビ辛「麻婆なす豆腐カレー」

ココイチワールド麻婆なす豆腐カレー

こちらは台湾、香港の店舗にて提供されている「麻婆なす豆腐カレー」です。(ライス300g、2辛 970+50+60円)

見た目は日本のココイチにもありそうなカレーに見えますが、この麻婆なす豆腐カレーは花椒がしっかりと効いたシビ辛カレーです。カレーとしてのスパイシーさと、花椒のシビ辛とが奇跡的なバランスで噛み合っており、とにかく刺激的に仕上がっています。

具材はメニュー名の通り、なすと豆腐です。とても刺激的なカレーの中で、滑らかな食感の豆腐とジューシーななすが癒しになります。

やっぱり台湾や香港ではこういう辛いメニューが受けるのでしょうか。この麻婆なす豆腐カレーは、日本のココイチでも受けそうな味わいだと思いました。限定メニューにあったら、積極的に食べたい味です。普段は2辛のカレーでは汗まではかかないのですが、こちらはしっかりと辛くて、食べ終わる頃には汗だくになってしまいました。

ココイチワールド まとめ

世界の12の地域に出店するカレーハウスCoCo壱番屋には、日本では提供されていない海外限定メニューがあり、名古屋駅桜通口のJRゲートタワーにある「CURRY HOUSE CoCoICHIBANYA WORLD」(ココイチワールド名古屋JRゲートタワー店)ではそんな海外限定メニューを味わうことができます2

海外の店舗で人気の「オムカレー」や「カレードリア」等、全体的にお洒落なメニューが揃っています。カレーソースは食肉由来の成分を使用していない海外専用ソースですが、日本のココイチのポークソースに近い味わいです。日本のココイチの味わいはそのままに、各国に合わせたアレンジがなされた豪華な仕上がりの一杯に仕上がっています。

内装もお洒落な雰囲気で、友人との食事やデートといった、ちょっとしたハレの日の食事の場所としても人気です。

ちなみに、レジではココイチワールド限定のポロシャツ(店舗ユニフォーム)も売られています。大きいサイズが無かったので購入は見送りましたが(笑)

CURRY HOUSE CoCoICHIBANYA WORLD 名古屋JRゲートタワー店
愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1-3

営業時間:11:00~23:00

第7回へ続く…

ココイチワールドのWebサイトはこちら↓

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  1. 食肉由来の原材料は使用していませんが、動物性原材料(乳)を使用しているようです。
  2. 東京都中央区の京橋エドグランにも店舗があります。

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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コメント

  1. NAOJI より:

    CoCo壱って人生で数えるぐらいしか行ったことがないのですが、なまこまんさんの記事を読んだらマッサマンカレーがあったり、今回のお店のように特長がある店もあるんですね。オムカレー、こっちだと富良野のご当地グルメなんですけど海外で受け入れられやすいのですね。

    • namakoman より:

      コメントありがとうございます。
      ココイチには期間限定メニューもあれば、特定の地域の特定の店舗で限定販売しているメニューもあるので、巡る楽しさがあります。最初に店舗限定メニューの存在を知ったのは以前住んでいた徳島の店舗で、徳島の地鶏を使ったメニューに興味を持ったのがきっかけでした。チェーン店でありつつも、海外も含めて地域ごとに特色を出すのがココイチの面白さだと思います。
      オムカレーについては、海外展開当初に日本のカレーを受け入れてもらうため始めたようですが、それが結果的にジャパニーズカレーブームに繋がって、イギリスに至ってはカレーライスの「逆輸入」みたいな形になったのが面白いですね。

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