ようやく食べられた…!ヒカキンプレミアム みそきん&みそきんメシ

みそきん1 ラーメン

2023年5月某日。僕は転職のため、当時住んでいた仙台を離れ、名古屋を訪れていました。

夜中に少し口寂しくなり、何かを食べようと思ってホテルの近くのセブンイレブンへと向かったところ、インスタント麺のコーナーに「みそきん」が並んでいました。その日はちょうど、みそきんの発売日でした。

みそきんとは、有名YouTuberのヒカキンさんがプロデュースし、日清食品が製造販売するカップ麺です。当時は発売までの最終調整のために、ヒカキンさんが全ての活動を休止したことでも話題になりました。

発売されたのは、カップ麺「みそきん」と、カップ飯の「みそきんメシ」の2種類でした。ミーハーなまこは「これそんなに旨いんか?」と思い、とりあえずカップ麺のみそきんのほうを購入することにしました。本当はみそきんメシも欲しかったのですが、まだ売り場に並ぶ前であったため、さすがにそれを取るのは自重しました。そもそもお値段も、みそきんが税抜278円、みそきんメシが299円と、コンビニで買える他のカップ麺やカップ飯より明らかに高かったので「まあ、物好きしか買わんだろうし、メシは仙台に戻ってからも買えるわな」と思ってスルーしたのですが…

あんなに品薄になるなんて知らなかった…!

みそきんは話題が話題を呼び、企画者のヒカキンさんすら予想だにしなかったほどの売れ行きを見せて品薄状態になったのでした。フリマサイトには高値で転売される始末です。ゆえに「いつでも買える」と思っていたみそきんメシにはとうとうありつけませんでした。

その後、みそきんは2023年8月に再販されたものの、やはりあっという間に売り切れとなりました。「さすがにもう食べられないかな」と諦めていましたが、2024年5月下旬に再再販されました。

ここまできたら、僕ももうすっかり「物好き」の一人です。休憩を少し早くとり、2024年5月30日10時の販売開始時間に合わせてセブンイレブンへと行ってきました。そして、ようやくみそきんメシを手にすることができたのでした!今回はみそきんとみそきんメシの、喜びのレビューです!

戦いは販売開始時刻の時点ですでに終了している

みそきん1

こちらが無事に購入できたみそきんなのですが… 一言言わせて頂きたいです。

なんで10時01分の時点で売り切れちゃってるんですか!!

2024年5月30日のみそきん再再販の日に、販売時刻の10時に合わせて、千種区内の某セブンイレブンへと向かったわけなんですよ。セブンイレブンには特に列ができていたりすることもなく、レジ前のテーブルにみそきんが置かれていたのですが、その店舗では10時01分の時点で既にみそきんが残り数個、みそきんメシに至っては売り切れてしまっていたのです!「一人一個」の制限があったのにもかかわらずです。今回もみそきんメシは入手できないというオチが一瞬脳裏をよぎりました。続いて向かった別店舗にはみそきんがどこにも置かれていなかったので「終わった」と思いましたが、売り場ではなくレジに取り置かれていたので、無事に購入することができました。

みそきん入手はこんなにも激しい競争だったのですね。発売時刻には既に勝負が決まっている。そりゃぁ勝てないわ…

熱湯を注いで早速作っていきます。みそきんにもみそきんメシにも辛味油が付属しており、お湯を注いで5分待っている間に蓋の上で辛味油を温めて、食べる直前に辛味油を注いだら完成です。

みそきん2

漂ってくるにんにくの匂いに食欲を刺激されます!近くの人に「こいつみそきん喰ってるな」とバレバレだったと思いますが、早速食べていきます!

具材たっぷり!にんにくの効いた濃厚味噌ラーメン「みそきん」

みそきん麺1

こちらが完成したみそきんです。

特筆すべきは、たっぷりと入った野菜です。フリーズドライのもやし、メンマ、ネギが液面を覆い尽くすほどに入っています。そして作っている時から漂っていたにんにくの匂いは、辛味油を注ぐとさらにパワーアップします。

まずはスープから頂きます。なるほど。まろやかでコクのある白味噌ベースのスープに、にんにくがガツンと効いています。味噌ラーメンというと味噌がしょっぱく辛い印象がありますが、みそきんのスープは白味噌ベースということもあって、味噌自体の辛味はそこまで強くありません。辛味油由来の旨辛があります。

加薬のクオリティもなかなかです。もやしもメンマも食感がしっかりとしています。特にもやしは、ちょっと茹ですぎ感はあるものの、張りのあるもやしそのものなのです。カップ麺って、加薬は申し訳程度にしか入っていないことが多く、クオリティにもそんなに期待できなかったりしますが、みそきんの加薬は、カップ麺のものとしてはかなり上位のクオリティだと思います。

ところで、ヒカキンさんは大のラーメン好きであり、動画内でもしばしば自分の好きなラーメンを紹介しています。例えば新潟県の「ニューミサ」1や、岡山市の「二代目麺処くるり」2を好きなラーメン店として挙げていますが、それらはいずれも味噌ラーメンです。さらに、麺処くるりのラーメンを意識して味噌ラーメンを自作したりもしています3

ここから察せられるのは「みそきんはヒカキンさんが自分の好きなラーメンを形にしたものなのでは?」ということです。実際に、ヒカキンさんの大好きな麺処くるりのラーメンは、白味噌ベースのスープを使用していますし、加薬として炒めたもやしやニラ等が乗っており、みそきんもそれを彷彿とさせる仕上がりなのです。「ヒカキンさんはこういうラーメンから元気をもらっていたのかなぁ」と思うと、どこか親近感もわいてくるというものです。

みそきん麺2

ここまでスープと加薬をべた褒めしてきましたが、一方で麺は良くも悪くもカップラーメンクオリティです。同じく日清の製造する「カップヌードル」の麺と同じタイプのへにょへにょ麺です。しかしながら、この縮れたへにょへにょ麺は良い具合に濃厚スープをリフトアップしてくれますし、ある意味でみそきんの力の入れどころが「スープ」であり、とにかくスープを味わってほしいということを如実に物語っているのかもしれません。

濃厚スープを最大限に楽しむための「みそきんメシ」

みそきんメシ1

こちらは完成したみそきんメシです。加薬としてネギときくらげが入っています。お湯が少し足りなかったのは秘密です(え)

「みそきんよりみそきんメシのほうが好き」という声もあり、どんな味なのかずっと気になっていましたが、ようやく食べられます…!

みそきんメシ2

しっかりとかき混ぜて、早速一口頂いてみます。なるほどなるほど。味はやはり基本的ににんにくの効いたコクのある白味噌ベースのスープなのですが、みそきんメシのほうがより濃厚に設定されているような印象を受けました。

にんにくには旨味成分のグルタミン酸が含まれており、これがスープに含まれる豚脂やポーク調味料に由来する旨味成分のイノシン酸と組み合わさることで、強い旨味が生まれます。つまりにんにくを効かせるのは理に適っているわけですね。みそきんにあったもやしやメンマといった具材がノイズにならず、にんにくの効いた旨味たっぷりの白味噌スープを味わうことのみに集中することができます。これがみそきんメシのポイントであるように思いました。

みそきん まとめ

というわけで、念願かなってみそきんとみそきんメシの両方を食べることができました。

みそきんは、YouTuberのヒカキンさんがプロデュースするカップ麺およびカップ飯です。日清食品が製造・販売しており、セブンイレブンにて期間限定で販売されました。

カップ麺のほうのみそきんは、しっかりとした歯応えの加薬に、完成度の高いスープに、スープとよく馴染むフライ麺を組み合わせて「美味しいカップ麺」を作ろうとしていることがすごく伝わってきました。

にんにくと白味噌を組み合わせた濃厚スープをもっと楽しみたい場合には、みそきんメシがおすすめです。

「ヒカキンがプロデュースしているから」「転売されまくっているから」といった、味以外の面で噂になりすぎている節があると思いますが、味も十分評価に値するものだと思います!値段はちょっと高い気もしますが「また食べたい」と思えるだけのクオリティがあります。いっそのこと定番商品にしてしまうのは難しいんですかね…?

そして、次なるヒカキンプレミアムの登場にも期待しています!

ヒカキンプレミアムのブランドサイトはこちら↓

  1. 参考:ヒカキン&セイキンの地元最強ラーメン2つ作って食べたら感動の味でした…【オーモリラーメン・食堂ニューミサ】 – YouTube
  2. 麺処くるりは、元々は東京の市ヶ谷にあったラーメン屋で、2015年に別の屋号に変わっています。2020年に、当時のレシピを引き継いで岡山市北区に二代目麺処くるりがオープンしました。余談ですが中の人の弟は帰省の際に食べに行ったことがあるらしいです(うらやましい) 参考:【旅動画】伝説のラーメン屋『麺処くるり』の味噌ラーメンを求めて岡山の旅!【ヒカキン&セイキン】 – YouTube
  3. 参考:自宅で本気の味噌ラーメン作ったらお店レベルにwww【麺処くるり】【ヒカキン&セイキン】 – YouTube

コメント

タイトルとURLをコピーしました