「吉野川フェスティバル」は、毎年夏に吉野川南岸グラウンドにて開催されるイベントだ。
そして、徳島市においては「ひょうたん島水都祭」と並ぶ、花火を楽しむことのできる夏のイベントである。
悲しみの花火大会
僕は7月上旬に女の子に振られてしまった。その傷心を癒すため、友達にダブルデートをセッティングしてもらって「ひょうたん島水都祭」の花火を見に行こうとしたけれど、相手の女の子に断られてしまった。
結局花火は見なかった。「パン!パン!」という花火の弾ける音だけが、一人の部屋にただ虚しく響いていた。
(その顛末はこちら↓)
まさかの大逆転
でもこんなところでダメージを負ってなんかいられない。花火大会のチャンスはまだあるんだ。ひょうたん島水都祭がダメでも、吉野川フェスティバルがある!
僕は職場の後輩にあたる女の子に「(花火)見に行きたいけど一人で行くのも寂しいからよかったら…」と声をかけてみた。半ばダメ元だ。ダメだったらダメだったでブログのネタにでもしよう…
そう思っていたら。
「私も行きたいです。一緒に行きましょう!」
きたぁあぁぁぁぁあああ!!!!!
まさかのOKというミラクルを成し遂げた!
いい年をして浮かれ気分で、僕はまるでクリスマスやお正月を待つ子供のようにうきうきしながら約束の日である7月27日を待った!
下見ついでの吉野川フェスティバル見物
件の女の子とは初めてのデートということになる。なので、僕はどうしても良いところを見せたかった。女の子をスムーズにエスコートして、おいしいものを流れるように提供して、良い雰囲気の中で花火を見たい…!男とは浅はかで見栄っ張りな悲しい生き物なのだ。
僕は、デート会場の下見… もとい、吉野川フェスティバル午前の部の見物に訪れた。
土石流のVR体験と暴風雨体験のコーナー
スタンドアップパドルボード体験コーナー
吉野川のパンフレット
午前の部は主に吉野川や周辺河川の治水事業、災害対策や道路保全事業に関連した展示がメインで、その他にもラフティングボート体験や水鉄砲作りなど川遊び・水遊びの企画が行われていた。
ステージで地元のバンドがライブを行っているのを横目に、僕は夜の花火大会を見据えているであろう大量の屋台を一つ一つ吟味し、女の子と一緒に行きたい店を探した(笑)
そしてもちろん、ゴミ捨て場の場所もしっかりチェック!
吉野川フェスティバルは、廃棄物を少なく抑え、リユースできるものはリユースする、吉野川に寄り添ったエコなイベントなのだ。
道路整備事業のパネルたちをじっくりと眺めることもでき(僕は高速道路や道の駅が大好きなのだ)、大満足で会場を後にした。
そして高鳴る胸をどうどうと抑えつけ、脳内で何度もシミュレーションを繰り返し、女の子との合流の時を待った!
僕はがんばった
心臓が飛び出しそうになりながらもなんとか迎えた待ち合わせの時間。 女の子がものすごくおめかしして来てくれていたのに対し、僕はしまむらで買ったTシャツだったのでこの時点で既にやらかしている(笑)
でもそんなやらかしは、下見の情報アドバンテージで帳消しにしていこう。公共交通機関は混むと踏んだので自転車で向かったが、花火大会を控えた駐輪場は案の定自転車で一杯。しかし下見をした僕にその心配はご無用。誰も自転車を止めていない穴場駐輪スポット(きちんとした駐輪スペースなので問題はない)に滞りなく案内することができて、服装のダサさを見事にカバーすることができた。
夜のフェスティバル会場は昼とは比べ物にならないほどの来場者を誇る。
花火に加えてバーベキュービアガーデンも同時開催されている。バーベキューとビールを楽しみながら花火も見られるのだ。
そんな人混みの中、午前中に下見しておいた屋台を回って食べたいものを確保しつつ、花火の見えるスペースへ向かった。
屋台のメニューで特に興味深かったのは、徳島の特産品であるハモを使った「ハモクリームコロッケ」だ。(手前)
ハモの淡泊な味わいがクリームとマッチしていて、とても美味しかった!
そしてついに打ちあがる、約1000発(3日間のイベント開催期間に3000発打ちあがる)の花火!
吉野川から打ちあがり、川に光が反射するその様子はまさに幻想的。周りに遮るものもなく、ダイナミックな花火を楽しむことができた。
何より女の子も喜んでくれて、最高の花火になった。
素敵な夏の思い出ができて本当によかった…
反省点は、花火を待っている間に女の子とのトークの間が持たなくなってしまったことかな…
退屈した女の子がスマホゲームを始めてしまったよ(笑)
口下手なのは昔からだからいかんともしがたいけれど、伝え方が拙くとも、話のネタのストックはたくさん持っておきたいなあ。そのためにも、ブログを頑張って書いていきたい。そうすればきっと話のネタにもできるから!
以上、いい年をした大人(26歳)が浮かれまくった一日の記録でした。
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