四国の方にはおなじみのスーパーマーケット「マルナカ」。香川県高松市に本社があり、四国全域と淡路島に出店している。
マルナカは岡山、広島、兵庫にも出店しているけれど、それは「山陽マルナカ」という同系列の別会社が運営している。
今回はそんな山陽マルナカの30周年記念商品「岡山でぇれ~棒」を紹介したい。
こちらを発見したのは、2019年8月に実家の岡山に帰省した時。実家の墓参りの途中で立ち寄ったマルナカにて、たくさん売られていた。
山陽マルナカの創業30周年を記念して食品等多くの商品が開発されたそうで、岡山でぇれ~棒もその一つ。
「でぇれ~」というのは岡山弁で「とても」や「ものすごい」といったニュアンスの言葉。(『どえらい』が訛ったもの)
類語に「ぼっけえ」「もんげぇ」といったものもあります。
見た目も名前も明らかにとある有名な駄菓子を意識しているように見えるけれど、実はこれはタオルハンカチ。
「岡山の観光地を女の子が岡山弁で紹介!」というコンセプトの商品で、コンセプトの通り岡山の名所や観光地を背景に女の子が岡山弁でその観光地を紹介している。
写真は倉敷市の美観地区の紹介で、女の子は川舟流し(渡し船)の格好をしている。
こんな感じのタオルハンカチが全部で6種類あって、さらにシークレットまであるコレクターズ仕様。当然ブラインドボックスなので売り場で中身を選ぶことはできない。
袋に書いてある定価は税込330円… ん!?あの時行ったマルナカには定価200円で置いてあったぞ!?
……勘の良い方は箱やパッケージがやけに日焼けしているあたりでお気づきかもしれないけれど、これは在庫処分。
山陽マルナカが創業30周年を迎えたのは2017年3月。
2年半近く経過した2019年8月時点でこれだけたくさん残っているのだ…
まあ、売れ残るのも無理はない気がする。こういうのは消耗品や食品を買うスーパーマーケットじゃあ買わないよなぁ。他の30周年記念商品はパンとかチューハイとかだったようだし。
仮にもし、これも有名駄菓子みたいな美味しい棒だったらここまで残っていなかったかも。あるいはマルナカじゃなくて道の駅や土産物屋に置いたらもっと需要があったのかも。
備前市の閑谷学校。洗濯したので文字が読みづらいが「歴史ある学校じゃけぇ一度見に来られぇ。瀬戸三粒」と書かれている
けれどもハンカチとしては作りはそれなりにしっかりしているし、三頭身のキャラもぷにっとしたデフォルメが可愛らしいので、こんな不良在庫になっている現状が実に勿体ない。
こういうデフォルメ調の女の子が好きな方や、出先で丁度ハンカチを切らしている方。手に取ってみてはいかがでしょうか!
各地の山陽マルナカで在庫がだぶついていたようです。現在値下げされていますが、もしかしたら本当に処分されてしまうかもしれないので気になるなら今が狙い…かも。僕も次帰省した時にもう一度チェックしてみます。
(余談ながら、広島版もあるとのこと)
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