「王者-23」は徳島市国府町和田表にある、僕の行きつけのラーメン店です。いわゆる徳島ラーメンスタイルの「中華蕎麦」と、趣向を凝らした様々な限定メニューを提供しており、当ブログでも頻繁に取り上げています。
徳島ではなかなかお目に掛かれないような貴重な一杯も提供されることがあるので、店主のTwitterで限定メニューを確認するのをとても楽しみにしています。
今回は、そんな王者-23で2021年1月~3月上旬にかけて提供された限定メニューの中から、僕が頂いたものを紹介します!
鶏、豚骨、煮干しから、エゾシカまで、様々な一杯を楽しんできました!
エゾシカ!?
そう。エゾシカもあるよ!
名古屋コーチン蕎麦(醤油)
2021年1月17日の限定メニューです。名古屋の有名地鶏、名古屋コーチンを使った中華蕎麦で、味は醤油と塩から選ぶことができます。炭火焼き鶏肉と茹で鶏むね肉を追加した「鶏マシ」で頂いています。
透き通った醤油に、深いコクのある名古屋コーチンの旨味。体が喜ぶ味です。「深みのある味」ってこういうことなんだなぁ、と。鶏肉もプリプリの食感で、すっきりとしたスープに非常に合います。
博多豚骨
2021年2月6日の限定メニューです。王者-23初の博多豚骨です。
豚骨醤油スープは非常に濃厚で、獣の存在感抜群。この濃厚スープには確かに紅ショウガがとてもよく合いますね!口をさっぱりさせてくれます。
麺は博多豚骨らしい固めの極細麺。濃厚なスープの中で存在感を放ちます。
全体的に満足度の高い一杯でした!
煮干しヌードル
2021年3月4日、5日の昼限定メニューです。
煮干しと動物系のスープを合わせた、すっきりとした一杯です。すっきりとした中にもしっかりと煮干しの滋味と香りがあります。
麺は太縮れ麺で、啜ると口の中で暴れます!そして滋味深いスープとの絡みも最高です。
緋色の煮干し
2021年3月4日、5日の夜限定メニューです。
大量の煮干しで作ったドロドロ濃厚スープは、誰が呼んだか「セメント系」。確かに色といい質感といい、言い得て妙な表現ですね。まさに「煮干しを飲む」かのような新体験でした。
そんな「セメント系」なスープの中で存在感を放っているのが、ストレートの細いバリカタ麺。ポキポキの食感が際立っています。
さらに刻み生玉ねぎも良いアクセントになっていました。
蝦夷鹿の中華蕎麦(醤油)
王者-23のTwitterを見たときに、びっくりしました。エゾシカをラーメンにするだって!?どんな一杯になるのか、あまりにも気になりすぎたので食べに行ってきました。2021年3月6日、7日の限定メニューです。こちらも塩と醤油を選べるので、醤油にしました。
どんな味なのか、まずはスープから一口。ワイルドなのかと思ったら、すっきりと上品な味わいでしたね。豚骨と比べると獣感は控えめですが、それでも動物質な力強さを感じるスープでした。
トッピングとして低温調理の鹿肉も付いてきます。鹿肉は加熱しすぎると固くなり、扱いの難しいジビエ肉なのですが、こちらの鹿肉はとても軟らかく、絶妙な温度調整によって作られたことがよくわかります。
湯気で画面が曇っていますが(笑)
麺は太縮れ麺で、スープとの絡みが最高でした。
王者-23という店名は、店主が23歳の頃に開業したことにちなんでいるそうです。王者-23の開業は2013年で、その頃に23歳だったということは僕と2つしか年が違わないんですね。
自分と近い世代の方が、頑張って様々な挑戦をしながら切り盛りしている店ということで、ますます応援したくなりました。これからも美味しく面白い一杯に期待しています!
あとは、久しぶりの訪問にもかかわらず僕のことを覚えていてくださってありがとうございました!
徳島県徳島市国府町和田表17-3
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