仙台の人気ラーメン店の一つに「だし廊」という店があります。店名の通りに出汁にこだわったラーメン店で、仙台市内に4店舗1を出店しており、それぞれの店舗ごとに異なったジャンルの出汁を使用したラーメンを提供しています。
そんなだし廊のラーメンを、仙台国際空港の国内線搭乗ゲートで手軽に味わうことができるのはご存知でしょうか?
今回は、名取市の仙台国際空港に出店している5店舗目「だし廊GoLD」を紹介します!
好きな組み合わせで自分好みの一杯を作る
2022年2月某日。なまこマンは仙台での部屋探しと新たな職場への挨拶を終え、徳島へ帰ろうとしていました。伊丹空港へ向かう飛行機が午後2時頃の出発だったため、仙台国際空港にて昼食をとろうと考えていたところ、良さげなラーメン屋を見つけました。それが今回紹介する、だし廊GoLDです。
だし廊GoLDは国内線搭乗ゲートにあるため、国内線の利用客しか利用できません。レストランというよりも簡易フードコートといった雰囲気になっています。
そんなだし廊GoLDの最大の特徴は、好きなスープと好きな麺を組み合わせて自分好みの一杯を作れることです。冷凍庫から冷凍スープおよび冷凍麺を選び、それを店員さんに調理してもらう方式になっています。スープのラインナップは、あじ出汁や貝出汁、根菜出汁など非常に豊富です。
だし廊はそれぞれの店舗ごとにコンセプトがあり、店舗ごとに異なったジャンルの出汁を使用したスープを提供しているのですが、このだし廊GoLDには他の4店舗で提供されているスープ全てが揃っています。
麺のラインナップも平打ち縮れ麺や細麺、全粒粉など様々です。スープ含めてここまで豊富だと組み合わせに悩みそうですが、冷凍庫のところにきちんとおすすめの組み合わせが貼ってあるので初心者でも安心です。
優しい海の味わい ほや出汁ラーメン
あまり見たことの無い出汁が多くて迷っちゃいますね。どれにするか決まりましたか?
これなんてどうだろう?すごく気になるよ!
確かに、これはわたしも初めてですね…
たくさんのスープの中から選んだのは、ほやときのこで出汁をとった塩味のスープである「ほや出汁」です。うに出汁やあじ出汁も捨てがたかったですが、三陸名物のほやなんて、徳島ではなかなかありつけませんからね。ほやで取っただしというのも、どんな感じなのか想像できなかったので、ほや出汁を選びました。
冷凍麺はほや出汁に合う太縮れ麺を選び、最後にトッピング(白髪ネギ、のり、味玉、チャーシュー)の全乗せとしそ昆布おにぎりをセットで付けて…
いざ、いただきます!
まずはほや出汁スープから一口、頂いてみました。
なるほど… 優しくて、苦味と甘味と旨味と磯の味が複雑に入り混じった、そんなスープですね。
これがほやの味だよ!
ほや出汁スープはとても優しい口当たりです。それに、ほやの味がしっかりとします。ほやには形容しがたい独特の味がありますが、それが優しい塩スープの中にマイルドに顔を覗かせます。ほやの癖のある味が苦手でも、飲みやすい味かと思います。
そんな優しいスープとピロピロの麺との相性がこれまた良好なんです。優しいけれど存在感のある味のスープなので、これまた存在感のある麺と合わせて良いバランスなのです。
トッピングもなかなかハイクオリティで、チャーシューはしっかりとした赤身の食感と旨味が楽しいし、味玉は醤油味の染みた半熟の黄身がトロリとしていてかなり美味しいです。
だし廊GoLDのだしラーメンは、フライト前の腹ごしらえにおすすめの一杯です!仙台から徳島への旅路は長いですが、ここで英気を養うことができました。
冷凍スープや麺はテイクアウトも可能2とのことなので、お土産にしてみるのも良いかもしれません。出汁の芸術、皆様もぜひ味わってみてください!
ちなみにさっきから、ほやほやと言ってきましたが、馴染みのない方に向けて一応説明しておくと、こういう生き物です!
西日本ではほとんど流通していないんですよね。道理で見たことがないわけです。
「あつまれどうぶつの森」で素潜りをしていると、時々拾えるからそこで形を初めて知った人も多いかもね。ちなみになまこマンの中の人はほやも大好きで、もしなまこよりも先にほやと出会っていたら「ほやマン」だったかもしれないよ…
ほやマン、だったらどうなっていたのでしょうか…
ほやは移動に難を抱えているから、陸上での移動は誰かに運んでもらう必要があるよね…
今と変わらないですね。
宮城県名取市下増田南原 仙台国際空港
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