インドやネパールやパキスタン等、南アジアの国々のカレー料理が好きです。日本のカレーライスや、タイカレーなどとはまた違った、エキゾチックでありながらも、どこか親しみやすい味わいがあるんですよね。
今回は、青葉区八幡にあるバングラデシュ料理の店「halal Hub(ハラルハブ)」にお邪魔しました。
贅沢なマトンの旨味!ご馳走マトンの旨味カレー
むむっ!本格的なカレーの匂い!
バングラデシュのカレーですか。インドカレーとはどう違うんでしょう?
ハラルハブは青葉区八幡の住宅街の中にあります。ちなみに、以前当ブログでも紹介した「日の家」や「千極煮干」と同じ通り(土橋通)沿いに立地しています。
バングラデシュ出身でムスリムのご主人が切り盛りされており、ハラルという店名の通り全メニューがハラール対応となっているようです。
店内のモニターには(おそらく)バングラデシュの歌手のMVが映されており、流れるBGMもそっち方面の楽曲です。ちょっとした海外旅行気分ですね。
メニューはカレーが中心で、他にもビリヤニ1や、サイドメニューのチャイ、ラッシー、世界一甘いお菓子として有名なグラブジャムン、バングラデシュから輸入した川魚のフライなどが揃っています。
カレーは辛さを選ぶことが可能となっており、普通・中辛・辛口・激辛の4段階から選べます。また、カレーにはパクチーが入っているのですが、パクチーを無しにすることもできます。
げ、激辛はやめてくださいね…!
様々なメニューの中から「ご馳走マトンの旨味カレー」を注文しました。ライスとチャパティのどちらにするかを選べますが、今回はライスにしています。
ライスは細長い、バスマティライスです。日本の米(ジャポニカ米)とは異なっており、粘り気が少なくパラパラとした口当たりです。
カレーはピリッと辛くて、マトン(羊肉)の旨味が染み出しています。そして、大粒のマトンがごろりと入っています。肉の旨味のある旨辛カレーは、南アジア系のカレーの初心者でも食べやすいかもしれません。
付け合わせとして、ダールスープという豆のスープが付いてきます。ご主人曰く、啜ったり、ライスにかけたりして楽しむものなのだとか。
豆のほっくりした味わいと自然な甘味が美味しいですね!カレーのスパイシーな味わいとは対照的で、口の中が良い感じにリセットされます。
メニュー名の通り、旨味たっぷりの贅沢なカレーでした!
マスターの気まぐれ!本日の気まぐれセット
わたしはマスターの気まぐれセットを注文しました!1
何を注文するか迷ったときにおすすめなのは「本日の気まぐれセット」です。メニュー名の通り、ご主人が「気まぐれ」で作る日替わりカレーですね。そこにドリンクも付いてきます。
2種類のカレーと、ダールスープと、チャパティが付いてきます。訪問日の内容は、チキンマサラカレーとダールカレーでした。
チャパティを巻いて、カレーに浸けて頂いてみます!
チャパティが香ばしいし、カレーのスパイシーさに食欲をそそられますね!チキンマサラはチキンの美味しさがありますし、ダールカレーは豆のほっくりした味が良い感じです!
今回頂いたチキンマサラもダールカレーも、それぞれに違った表情と味わいがありました。これは薄ぼんやりと聞いたことがあるという程度の話でしかないのですが、インド方面の言語にはスパイスの味を表現する語彙が充実しているらしいです1。今回2種類のカレーを食べ比べてみて、ふとそんなことを思い出しました。日本語ではどちらも同じ「カレーの味」という表現になるけれど、確かに違った旨味がありました。
食後には、チャイを頂きました!ミルクティーにシナモンが効いていて、甘くまろやかな味わいが、カレーのスパイシーな辛味で火照った口の中をクールダウンさせてくれます。辛いカレーには、甘いものを合わせるのが良いですね!
地域の憩いの食堂
ハラルハブのある場所は東北大学医学部・歯学部や東北福祉大学にほど近く、留学生も多いエリアであるため、留学生も含めた学生が多く来店している印象でした。また、地域の子供向けに英会話教室も行っているようで、店内にはその案内もありました。学生や地域住民に親しまれている店であるようです。スタッフもバングラデシュの方が中心なのだとか。
ご主人は非常に気さくな方で、流暢な日本語でメニューの説明をしてくれたり、注文の時に「激辛にしなくていいの?」と冗談を言ってきたりします(笑)
ハラルハブは「旨いものの前では国境なんて関係ないし、皆分かり合える」ということを感じさせてくれる、そんな店です!
本場のスパイスカレーはピリッと辛いけれど、そこが美味しいですね!いろんな香りに食欲をそそられます。
次は激辛いってみようか…
え、遠慮しますー!
(ハラルハブホームページはこちら↓)
宮城県仙台市青葉区八幡2丁目12-11
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