【ふるさと納税】山口県周防大島町の「みかん鍋」はイロモノに見えて手堅い

ふるさと納税
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この記事は2026年3月19日にリライトしました!

皆様は「ふるさと納税」をしていますか?

ふるさと納税とは、自分の居住している地域に納める税金とは別に、自分の応援したい自治体に「ふるさと納税」として一定額の寄付をすると、その金額に応じて税金の控除・還付が受けられる上に、寄付先の自治体から寄付額の30%以内の返礼品が贈られてくる制度です1

生きていくうえで納税は必要ですが、ふるさと納税をうまく活用すれば、控除や返礼品の分得をすることができます。さらに言うと、ふるさと納税の寄付金は使途を指定できるので、地域振興や災害復興支援などといった形で、自治体を直接的に応援することもできます。

ふるさと納税の返礼品は、食品、雑貨、体験など多岐にわたりますが、僕がよく選ぶのは、ご当地の食材やグルメです。せっかく寄付するのなら、寄付先の自治体の産業を振興しつつ、実際に訪問するときに備えてご当地の味の予習もしておきたいのです。

今回は、2025年のふるさと納税で頂いた返礼品、山口県大島郡周防大島町「みかん鍋」を紹介します!

周防大島 みかん鍋 お試しセット

寄付金額:18000円(2026年2月現在)

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周防大島の名物「みかん鍋」

山口県周防大島町はその名の通り島しょ部の自治体で、瀬戸内海に浮かぶ屋代島(周防大島)とその周囲の島々が町域です。対岸の柳井市大畠とは国道437号線大島大橋で繋がっており、僕も一度訪れたことがありますが、風光明媚でとても良いところでした。

そんな周防大島の特産品の一つにみかんがあり、山口県内のみかん生産量の実に80%が周防大島産だといいます。なので、今回紹介する「みかん鍋」は、言うなれば地産地消グルメなのですが、ただ一つ、他の鍋料理とは一線を画す強烈な個性がありまして…。

周防大島町パンフレット
パンフレットの上から2番目の写真がみかん鍋です

みかんは具材です★

このビジュアルは一度見たら絶対に忘れませんよ。寄せ鍋の中に、みかんが丸ごと、それもゴロゴロと入っているのですから…。僕がみかん鍋の存在を知ったきっかけは、確かテレビ番組だったかと思いますが、その日から「これは本当に美味しいの?」と、疑問でいっぱいでした。「バズる」という概念が出てくるよりも昔からあったご当地料理ではありますが2、なんというか、「話題になるようにわざと変なことをしているのではないか」と考えてしまうような不思議な取り合わせです。

とはいえ、そんなのは単なる下衆の勘繰りでしかなく、みかん鍋は周防大島町の地域振興と地産地消を真剣に考えた料理です。

  • 其の一 体に優しい橘皮が香る「鍋奉行御用達」の焼きみかん
  • 其の二 爽やかな柑橘の香りを練り込んだ焼き魚のつみれ
  • 其の三 薬味としてピリリと辛いみかん胡椒
  • 其の四 お鍋の最後の〆はふわふわメレンゲによる淡雪みかん雑炊

以上4つのお作法に従って、みかん鍋は作られています。「柑橘の香りを練りこんだつみれ」「みかん胡椒」「淡雪みかん雑炊」といった、気になるワードも出てきましたね!

みかん鍋1

かねてより興味があり、ふるさと納税関係なく個人的に取り寄せてみようかと思っていたのですが、ふるさと納税の返礼品になっていたことを知り、どうせならと思って初めて周防大島町に寄付してみたのが、3年前の2022年の話です。

2022年時点では寄付金額が14000円だったのですが、2025年時点では寄付金額が18000円となっていました。

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イロモノのようで、とても丁寧な地産地消鍋

返礼品の「みかん鍋お試しセット」の内容を早速確認していきます。

鍋の出汁と具材が冷凍の状態で届きます。やはり、鍋用みかんの存在感がすさまじいですね(笑)皮の焼き印には「鍋奉行御用達」と書いてあります。

それ以外の具材は、塩麹漬けの鶏肉、有頭えび、山口県産のサバフグ、つみれ、みかん色の「みかん団子」となっています。白い容器に入っているのは「みかん胡椒」です。

みかんはもちろん、魚介類も地産地消にこだわっています。周防大島の魅力をたくさん詰め込んだ名物というわけですね。なお、量は4人前となっています。

お礼1
お礼2
(クリックで拡大)

そして、周防大島町の藤本淨孝(ふじもと きよたか)町長からのお礼のメッセージも同封されています。

(クリックで拡大)

作り方は非常に簡単です。出汁を5倍に薄め、みかんを浮かべて具材を煮込んでいくだけです。セット内に含まれているのはあくまでみかんと鶏肉と魚介なので、野菜や豆腐などは別途購入する必要があります。

うわぁ… とっても優しいお出汁の香りがします!

良い感じに煮えたので、早速頂いていきます。レシピカードには、出汁にあらかじめみかん胡椒を溶かしておくように書かれていますが、まずは何も入れない状態で出汁を頂いてみます。

うん!これはとてもまろやかで優しい魚介の味だ!

みかん鍋の出汁は瀬戸内の魚介をふんだんに使用した、まろやかですっきりとした優しい味わいです。出汁には、薬味として付属するものとは別に、あらかじめ少量のみかん胡椒が溶いてあるようです。

フグの焼き干しは骨ごと食べることができ、香ばしい風味と旨味、歯応えを楽しむことができます。そして、殻付きのエビも嬉しいですね!手が汚れてしまうのを差し引いても、テンションの上がる具材です。鶏肉も、柔らかくて、塩麹で下味が付いていて、出汁との相性も良いんですよ。

……と、ここまではただの寄せ鍋の食レポですが、ここからがみかん鍋の本領発揮です。前述の通り、みかん鍋は随所でみかんの風味や爽やかさを活かしたつくりになっています。

柔らかく挽かれ、魚の旨味が詰まったつみれは、噛み締めるとほのかにみかん皮の爽やかな風味がふわりと広がります。それが心地良いアクセントでもありますし、生臭さを消すという実利的な側面もあります。みかん色のみかん団子は、もちもちと噛みしめていると奥の方にみかんの甘酸っぱさを感じられます。とはいえ完全に「デザート」という感じの甘さではなく、「ご飯」を邪魔しない程度のほのかな風味です。

みかん胡椒は辛さの中にも、やはり爽やかなみかん皮の風味があり、優しい出汁をピリリとホットかつ爽やかな口当たりにしてくれます。味変調味料として非常に優秀です。

これらの随所に生かされたみかんの風味がとても楽しく、地産地消の鍋料理としての個性を出しつつ、味の完成度も高めています。食べれば食べるほどに、みかん鍋が丁寧に作られた名物であることを理解できます。

ところで、皆様が最も気になっていると思われる鍋用みかんについてですが…。

皮ごと食べられる!甘いなぁ!!

でもこれは他の具と一緒に食べるのではなく、箸休めにするのが良さそうですね…。

まあ、他の具材と比べると明らかに甘いので浮いた存在です(笑)一応、みかんには香り付けや臭み消しという役割もありますし、食べるタイミングについても、具材を食べ終えてから後述のシメをするまでの間の「口直し」を想定されているようです。

しかしながら、このみかんも適当なみかんに焼き印を押しているわけではありません。皮ごと食べることを想定しており、安心して食べられるように、JA山口大島の選定基準や広島県環境保健協会の検査をクリアしたものだけが選ばれています。「鍋奉行御用達」の焼き印は、言うなれば安心・安全の証なのです。

皮が薄く苦味の少ない品種が使用されており、酸味よりも甘味が強いです。皮自体はほろ苦くて、ちょっとだけ大人の味です。漢方でも「陳皮」として利用されるように、みかんの皮には栄養が豊富に含まれています。ただ、ぐつぐつと煮込まれたみかんは果汁が熱々なので、かぶりつくのはまあまあ大変です(笑)

かつて作れなかった「淡雪みかん雑炊」にリベンジ!

(クリックで拡大)

鍋の〆には、雑炊やラーメンやチーズリゾットなど様々な流派がありますが、みかん鍋の〆として推奨されているのは「淡雪みかん雑炊」です。付属していたレシピカードには「ふわふわメレンゲ雑炊」とも記載されていました。その名の通り、雑炊を作ってから上にメレンゲを乗せ、溶いた黄身をかけます。なんでも、このビジュアル全体で大きなみかんを表現しているのだそうです。

3年前にみかん鍋を頂いたときには、この淡雪みかん雑炊を試せなかったんですよ。自宅に泡立て器がなく、なまこマンの中の人にもメレンゲを作れるだけの腕前がありませんでした。

本当のことを言ってください!!

気付かず普通にうどんでシメて完食しちゃいました!!

何やってるんですか!

3年前に淡雪みかん雑炊でシメられなかったのが心残りだったので、今回は、抜かりなく泡立て器を用意してメレンゲを作りました。

……と言いつつも、本当は卵は1個ではなく複数個用意するのが望ましかったようですが…。まあ、形にはなったので良しとします。

みかんの香りと様々な具材の旨味が溶け込んだ鍋つゆです。これで作った〆の雑炊なのだから、そりゃあ旨いに決まっています!メレンゲも、まさに淡雪のようにさっと溶けていくような口当たりでした。

山口県周防大島町ふるさと納税返礼品 みかん鍋お試しセット まとめ

以上、山口県大島郡周防大島町のふるさと納税返礼品「みかん鍋お試しセット」の紹介でした。出汁と具材のセットが、冷凍で届きます。解凍のうえで、野菜や豆腐などの追加の具材をお好みで用意すると、あとは煮込んでいくだけで簡単に調理できます。量は4人前となっています。

「みかんが入った鍋」という視覚的なインパクトが強烈なフックになっていますが、実際に味わってみると、薬味や香り付けなどの様々な点にみかんが活かされた、とても丁寧に設計された鍋料理であることがよくわかります。優しくすっきりとした魚介出汁で頂く、瀬戸内の魚介と鶏肉の塩麹漬けも美味しかったですね。みかんを抜きにしても、寄せ鍋としてかなりの完成度を誇っていたように思います。

ECサイトでもお取り寄せが可能ではあるのですが、ふるさと納税の場合は、2026年2月現在、寄付金額18000円となっています。また、みかん鍋は提供および販売の時期が毎年冬季(10~3月)に限定されている関係で、寄付の時期にかかわらず発送時期は「準備でき次第」となります。

周防大島にはみかん鍋を提供する飲食店が複数あるほか、島のイベントでは大鍋で仕込んだものが振舞われたりもするようです。今回「お試しセット」という形でその丁寧さを知ったからこそ、ぜひとも現地でも食べてみたいと感じました。

周防大島観光協会Webサイトのみかん鍋紹介ページはこちら↓

  1. 参考:ふるさと納税とは?図解でわかるふるさと納税|ふるさとチョイス
  2. 2006年に開催されたイベントをきっかけに誕生した料理です。(参考

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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