大阪の街は非常に大きいです。なんば、道頓堀、心斎橋あたりはいつ行ってもその迫力に圧倒されっぱなしですね。田舎者のなまこマンは首を360度ひねる勢いでキョロキョロしてしまいます。
そんな大阪ミナミには、名物的なラーメン店「金龍ラーメン」があります。一言で言うと「とにかく迫力のある店」で、ミナミの雑多な風景を形作る要素の一つです。なんなら、佇まいが独特すぎて、入る勇気の出ない方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、そんな金龍ラーメンは、遠巻きに眺めるだけではあまりにも勿体ないです!旨くてお得なラーメンを、24時間楽しむことができますよ!
道頓堀のランドマーク!オープンカフェ的なラーメン店(笑)
すごいです!道頓堀です!!
キョロキョロしちゃって、子供だなぁ!
そう言うなまこマンさんも落ち着きがないですけどね。
道頓堀に訪れたのは実に6年ぶりとなります。当時はコロナ禍の前だったので、当然ながら多くの観光客で賑わっていたわけなのですが、2023年5月の人通りもコロナ禍前とあまり変わらないように思いましたね。外国人観光客を含め、多くの人が歩いていました。
そんな道頓堀のランドマークの一つが、金龍ラーメン(道頓堀店)です。巨大な龍のオブジェが印象的です!
列に並び、食券を購入することにしました。列には外国人観光客も多く並んでいます。
メニューは800円のラーメンと、1100円のチャーシュー麺の2種類です。
金龍ラーメンが何故「入りにくいかもしれない」のかというと、外観写真から察しの付いた方も多いかもしれませんが、ずばりこのオープンカフェスタイルゆえですね(物は言いよう)
金龍ラーメンの店舗は屋台スタイルで、座席は屋外の座敷席のみです。それゆえにラーメンにがっついているところを道頓堀商店街の人々にガッツリと見られます(笑)
キムチ、ニラ、にんにく盛り放題!野生的ながらもあっさりとした一杯
ようやく席が空いたので、店員さんに食券を渡してラーメンが出来上がるのを待ちます。
金龍ラーメンでは無料トッピングとして、キムチ、辛ニラ、刻みにんにくが盛り放題となっています。ラーメンを渡されるタイミングで、カウンターに置かれたキムチ、辛ニラ、刻みにんにくの容器から食べられる分だけをラーメンに盛りましょう!
ちなみに6年前に訪問したときにはご飯もおかわり自由だった記憶がありますが、2023年5月の訪問時にはご飯のサービスは実施していませんでした。
というわけでこちらが、金龍ラーメンの「チャーシュー麺」です(キムチ、辛ニラ、にんにくトッピング済み)。
ベージュに濁ったスープと、獣の野生的な匂いが印象的ですね。この匂い、好き嫌いはかなり分かれると思いますが、僕はとても好きです。
豚骨の匂いと共にごま油の香りも漂っています。まずはスープから一口、頂いてみます。
濃厚なのかと思ったら、意外にあっさりとしていますね。
滋味深い味わいのスープだ!
ごま油の香り漂う薄口醤油のスープは濃厚な豚骨の匂いから思い浮かべるものに反して、あっさりとした味わいで、豚骨と鶏ガラの旨味がじんわりと広がります。
麺は柔らかめの中細麺です。ちゅるちゅると楽しい啜り心地ですね。
チャーシューは脂身よりも赤身部分のほうがしっかりとした食べ心地です。たれの味が染みていて、ほんのりと甘辛くて旨いです。食券の購入待ちの列に並びながら、厨房で店員さんが巨大なチャーシューを薄切りしている様子が見えていましたが、それがとても旨そうだったんですよね。そんな旨いチャーシューが、かなりたくさん入っています。
中盤あたりまで食べたところで、キムチや辛ニラやにんにくで味変をしていきます。あっさりとしたスープは、キムチや辛ニラやにんにくによってパンチ力を増します。キムチは辛味と酸味がバランスよく効いている一方で、辛ニラはガツンとしっかり辛いです。キムチと辛ニラでスープの辛味を増すにしたがって、食べ応えもどんどん増していきます。
味変前も味変後も、とても旨いラーメンでした!
金龍ラーメン まとめ
金龍ラーメンは今回訪問した道頓堀店以外にも、ミナミに複数店舗が展開されています。
24時間営業しているので、吞んだ後の〆ラーメンとしてもありですね。人通りの多い大阪の街中で、テラス席、もとい座敷で道行く人に見られながらラーメンを食べるのは唯一無二の経験です。これがまた「大阪に来た」という旅情を掻き立ててくれて、ラーメンをより旨くしてくれるのです!
あっさりとしつつも存在感のあるスープを、キムチ等のトッピングでカスタマイズして自分好みの一杯にするのも楽しいです。皆様もぜひ、座敷で食べるラーメンを楽しんでみてください!
この調子で大阪グルメをたっぷり食べるぞ!大阪で食い倒れや!!
絶対太っちゃう…
金龍ラーメン 道頓堀店
大阪府大阪市中央区道頓堀1丁目7-26
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