食べ歩き好きにとって、名古屋は魅力的な土地の一つです。なぜなら特徴的な食文化が根付いており「名古屋メシ」の数々を楽しむことができるからです。
手羽先、モーニング、ひつまぶし等、思い浮かぶメニューはたくさんありますが。スガキヤのラーメンに続いて頂いた名古屋メシは「味噌煮込みうどん」です。
味噌煮込みうどんを提供する店は複数ありますが、今回は名古屋エリアの老舗店「山本屋本店」にお邪魔しました。
老舗の味噌煮込みうどん専門店
今回は名古屋屈指の繁華街・栄にある「山本屋本店栄店」にお邪魔しました。商業施設「BINO栄」の地下1階にあります。
山本屋本店は明治40年創業の味噌煮込みうどんの老舗専門店で、メニューに並んでいるのはもちろん味噌煮込みうどんばかりです。オーソドックスなものから「スタミナもつ入り」のような変わり種まで豊富に揃っています。
そんな豊富なメニューの中から、今回は春季限定メニューである「味噌漬けささみと九条ネギ味噌煮込うどん」(ライスセットで1859円)を注文しました!
土鍋でぐつぐつ、熱々の味噌煮込みうどん
わぁ!ぐつぐつで熱そうですね!
注文した味噌煮込みうどんがやってきましたが、見ての通り土鍋の中でぐつぐつと煮えたぎっていますよ!
訪問時はランチタイムだったので、ご飯を付けることができました。また、箸休めの浅漬けもあります。
この浅漬けも、一口分とかではなく、結構しっかりめに大きいものがたくさん入っているんですよね!きゅうりも大根も食感が楽しいですし、生姜で口がさっぱりとします。
それでは、ぐつぐつの味噌煮込みうどんを早速頂きます!
アッチチ!
赤味噌のコクが美味しいですね。
酸味とコクのある赤味噌のつゆには、鰹出汁がじんわりと効いています。まさにお味噌汁のような優しさですね。赤味噌に隠れず、出汁も活きています。その濃い色から、濃厚な味わいを想像していましたが、思いのほか優しい味わいのつゆでしたね。そして、煮込まれて溶けだした九条ネギの甘味がつゆの味わいをさらに奥深いものにしてくれていました。
驚いたのは、その麺です。ぐつぐつと煮込んでいるにもかかわらず、麺はしっかりとしていて、全くへたっていません。鍋等にシメで入れるうどんのように、煮込んで少しばかりくたくたになった食感を想像していたので、これには驚きましたね。しっかりとした食感がとても楽しかったです。
ぐつぐつと煮立った土鍋の中では、落とされた卵黄にも火が通っていきます。卵と九条ネギと味噌つゆの組み合わせはとても優しくて旨いですし、トッピングの主役である味噌漬けささみも、歯応えが良くてあっさりとした味わいながらも、味噌の味が染みていてとても旨かったです。
初めて味わった味噌煮込みうどんは、アグレッシブな見た目に反して、かなり優しい一杯でした!
山本屋本店 まとめ
名古屋の味噌煮込みうどん専門店である山本屋本店は、今回訪問した栄店以外にも市内外に店舗が複数あります(そもそも栄だけでも3店舗あるのだとか)。
山本屋本店の味噌煮込みうどんは、麺にも出汁にも味噌にも土鍋にもこだわった、最高の一杯に仕上がっています。
今回頂いた「味噌漬けささみと九条ネギ味噌煮込うどん」は、鰹出汁の効いた優しい赤味噌つゆを、九条ネギの甘味がさらに味わい深くしている一杯でした。ささみも麺も歯応えが良く、赤味噌つゆの味がよく染みていました。
聞くところによると、山本屋には今回お邪魔した本店以外にも「総本家」という屋号もあるのだそうです。徳島の「本家橋本」みたいに、どんどん枝分かれしていったんですかね。総本家の味噌煮込みうどんとも食べ比べてみたいです。また、今後、山本屋本店以外の、名古屋各地の味噌煮込みうどんを食べ比べてみるのも面白そうだと思いました!
それにしても、猫舌の人には熱々すぎて少しつらいかもね!
なまこマンさんの場合は冷まさずにいきなり食べ始めましたし、猫舌以前の問題というか、ただせっかちなだけのような…
せっかちは悪いことじゃないよ!
山本屋本店 栄店
愛知県名古屋市中区錦3丁目24-17 BINO栄地下1階
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