本格帯広 十勝豚丼専門店 㐂久好 イオンモールナゴヤドーム前店(名古屋市東区矢田南)

きくよし十勝豚丼2 グルメ

1週間のルーティーンの買い物や整体を終え、イオンモールナゴヤドーム前にて夕食をとれる場所を探していました。まだまだ未開拓の飲食テナントがたくさんあり、どこに行っても新しい発見があることには間違いがなかったのですが、その日は和食を食べたい気分でした。とはいえあっさり系の気分でもなく、どちらかというと、ガッツリと肉を喰らいたい気分でした。

そんな都合の良い店があるんですか?

あったよ!

そんなときに見つけたのが「本格帯広 十勝豚丼専門店 㐂久好(きくよし)」でした。豚丼ならば「和食」と「ガッツリ食べたい」の両方の気分を満たしてくれますね!

実はなまこマンの中の人は北海道生まれです1。北海道には親戚や両親の知人がおり、彼らから送られてきた北海道の旨いものをこれまでにいろいろと食べてきたつもりです。もちろん、豚丼だって食べてきました。そういえば長らく行っていない北海道に思いを馳せながら、㐂久好の豚丼をはじめとした北海道グルメの数々を満喫してきました!

肉厚!秘伝のタレも旨い「十勝豚丼」

きくよし外観

㐂久好は元々、帯広にて長年営業していた豚丼専門店だったのですが、惜しまれつつ2019年頃に閉店しました。しかし、㐂久好の味に惚れ込んだアントワークス(伝説のすた丼屋の運営会社)がその味を受け継いで、現在は同社のブランドの一つとして各地にチェーン展開されています。

メニューには看板メニューである豚丼のほか、北海道のから揚げ「ザンギ」や、鮭といくらの親子膳等、北海道の食材で作られた北海道の味が揃っています。

きくよし十勝豚丼1

いろいろと気になるメニューはありましたが、ガッツリと十勝豚丼を頂くことにしました!セットに塩ザンギをつけています(税込1089+319円)。

配膳ロボットが運んできた豚丼は、蓋がしてありますが、明らかに分厚いお肉がチラ見えしています。世界一嬉しいチラリズムです。

きくよし十勝豚丼3

蓋を開けると、そこには山盛りのお肉がありました!思わず笑顔になってしまいます。

豚バラ肉はとにかく柔らかく、さらに炭火で焼かれたことでとても香ばしい口当たりです。そこに、醤油の甘味とキリッとした辛味とが際立った、食欲をそそる味わいのタレがたっぷりとかかっています。このタレこそが、アントワークスが惚れ込み、帯広の㐂久好から受け継いだ秘伝のタレであるといいます。エッジの効いた醤油の味わいがありつつも、豚肉の肉汁が溶け込んだタレはまろやかさも兼ね備えています。

㐂久好の十勝豚丼は、肉もタレもとても美味しく、まさに求めていた「和のガッツリ飯」と言えます!たまりません!

セットで注文した塩ザンギは、衣がカリカリと砕けるようなクリスピーな食感で、肉にはしっかりと塩だれの味がついています。ですが塩だれの味が非常に絶妙で、肉の旨味を引き立てています。

とても美味しい豚丼とザンギで、大満足の食事となりました!

しっかりと味の染みた「釧路ザンギ定食」と北海道のソウルドリンク「コアップガラナ」

後日、再訪問しました。前回豚丼にセットで付けたザンギがとても美味しかったのですが、ホームページを見た感じだと、ザンギも豚丼と同じぐらいの熱量で推されていました。たっぷり満喫したいと思ったので、再訪問時に「釧路ザンギ定食(にんにく醤油)」を注文してみました。

きくよしコアップガラナ1

そして、セットのドリンクとして「コアップガラナ」を注文してみました(税込319円)。ガラナ飲料は、北海道にて飲まれているソウルドリンクです。北海道民以外の方でも、スーパーやコンビニの「北海道フェア」等のイベントにてよく並ぶので知っている方は多いかもしれません。

ガラナは南米原産のカフェインを含んだ赤い果実で、現地でも嗜好品として活用されています。コカ・コーラの襲来に危機感を覚えた日本の中小飲料メーカーは、そんなガラナに着目し、コーラの対抗馬としてガラナ飲料を開発しました。結果、日本各地にコカ・コーラが浸透するに至ったわけですが、唯一北海道においては一足先にガラナ飲料が普及し、現在に至るまで飲まれるようになったのだそうです。

注文したコアップガラナは瓶でやってきます。提供タイミングは「注文後すぐ」「食事と同時」「食後」の3つから選べます。

きくよしコアップガラナ2

早速飲んでみましょう。コアップガラナは色合いはコーラなのですが、味がかなり違います。コーラと比べて軽やかな甘味で、舌の上からさっと居なくなる後切れの良い味ですが、ケミカルな味でもあります。「ドクターペッパーの味」と言うと人によっては想像しやすいかもしれません。

完全に余談ですが、僕の地元である岡山県の田舎町のスーパーマーケットにも、一時期何故かガラナ飲料が売られていたことがありました。チェーン店ではなかったので「北海道フェア」というわけでもなく、何故売られていたのかはわかりませんが、北海道の味を知る者として地元の友人にガラナを布教しまくったのを今でも覚えています。結局友人たちにそこまで浸透しないまま、店頭からもいつの間にか消えてしまったのですが(笑)

きくよし釧路ザンギ定食1

そんなことを思い出しながら、ガラナを飲んでいると、注文した釧路ザンギ定食がやってきました(大盛り、肉盛り 税込1089+110+220円)。

ご飯、味噌汁、小鉢のひじき煮物、味変用の抹茶塩、ゆず胡椒、ウスターソースが付いてきます。

きくよし釧路ザンギ定食2

衣はやはり、ガリガリ、ザクザクと砕ける食感です。このクリスピーさがたまりません。肉に、にんにく醤油の味がしっかりと染みています。何も付けなくても、下味がしっかりとしているのでそのままでも旨いし、ご飯ともよく合います。ちなみに、㐂久好のにんにく醤油ザンギには、伝説のすた丼屋のすた丼のタレが使われているのだそうです。

きくよし釧路ザンギ定食3

味変はいろいろと試してみましたが、辛味で口が爽やかになるゆず胡椒との組み合わせが良い感じでした。

ところで、ザンギとから揚げってどこがどう違うのでしょうか。絆創膏を北海道では「サビオ2」と呼ぶのと同じように、から揚げを北海道では「ザンギ」と呼ぶのだと思っていましたが、改めて調べてみたところ、から揚げは下味を付けずに揚げることもあるのに対して、ザンギはしっかりとタレに鶏肉を漬け込んで、下味を付けた状態で揚げるのが特徴なようです。結局、広い意味でから揚げであることに変わりはありませんね!

下味がしっかり付いていて、なおかつ肉の旨味も生きている㐂久好の釧路ザンギは、最後まで大満足の一品でした!

本格帯広 十勝豚丼専門店 㐂久好 イオンモールナゴヤドーム前店 まとめ

㐂久好は、伝説のすた丼屋等を運営するアントワークスが帯広の豚丼の名店の味を受け継いで展開している北海道料理の店舗です。

名物の十勝豚丼は、醤油の風味と香りが食欲をそそる秘伝のタレにくぐらせて香ばしく焼き上げられた肉厚の豚肉がご飯の上にたっぷり乗っかったボリューム満点の一品です。

十勝豚丼以外にも、釧路ザンギ定食や、道産帆立と二種サーモンの贅沢親子御膳等、北海道の食材を使用した、北海道の雰囲気を楽しめる料理を多数提供しています。

ボリューム系のメニューを楽しみたいときに、良い感じの店です!

本格帯広 十勝豚丼専門店 㐂久好 イオンモールナゴヤドーム前店
愛知県名古屋市東区矢田南4-102-3 イオンモールナゴヤドーム前1階

営業時間:11:00~22:00(イオンモールナゴヤドーム前店の営業時間に準ずる)

㐂久好のWebサイトはこちら↓

イオンモールナゴヤドーム前の他の飲食テナントの紹介記事はこちら↓

  1. 物心が付く前に住んでいました。
  2. ニチバンや阿蘇製薬が実際に『サビオ』という商品名で絆創膏を販売していたことがありますが、それが北海道等一部の地域において絆創膏そのものを指す言葉になったようです。2023年現在、北海道限定で阿蘇製薬のサビオが復活販売されています。

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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コメント

  1. NAOJI より:

    なまこマンさん、北海道に縁のある方だったんですね。
    豚丼が愛知に進出していたとは!
    伝説のすた丼屋の会社が味を引き継いだのですね(すた丼屋入ったことはないけど職場の近くにあります)確かに豚丼美味しいですよね。それに釧路ザンギもですか(゜o゜)
    ザンギもご当地グルメとしてあちこちにあるんですけど(札幌ザンギもあります)違いはよくわかりません(^^;
    今年は豚丼の本場、帯広で食してみて下さい。

    • namakoman より:

      コメントありがとうございます。
      北海道生まれとはいえ物心つく前なんですけどね(笑) 函館のあたりなので、札幌や帯広のほうへ行った経験はあまりないです。なので本場の豚丼にはとても興味があります!

      きくよしは北海道でも有名な店なのですね。今は愛知に限らず、全国各地にチェーン展開されているようです。
      現地の方もザンギとからあげは明確に区別しないのですね(笑) まあどちらも旨いからOKです!