道の駅紹介
徳島-03 宍喰温泉
第10回(1996年4月)登録、1997年4月開業
※記念きっぷは販売していません
道の駅 宍喰温泉
徳島県海部郡海陽町久保板取219-6
営業時間:
9:00~18:00(物産館)
6:30~9:00、12:00~21:00(ホテルリビエラししくい温泉)
定休日:年末年始
徳島県最南端!「美人の湯」のある道の駅
道の駅宍喰温泉は、徳島県海陽町(旧宍喰町)の国道55号線沿いにある道の駅です。高知県との県境から非常に近い場所にある、徳島県最南端の道の駅でもあります。阿佐海岸鉄道のDMVの終点にもなっています。
太平洋に面した場所にあり、駐車場からは一面に広がる太平洋を眺めることができます。この辺りの海岸はサーファーにも人気があるようで、サーファーの利用も多いようです。
「宍喰温泉」という駅名の通り、徳島県内でも貴重な、温泉を併設した道の駅の一つとなっています1。道の駅施設に隣接するリゾートホテル「ホテルリビエラししくい」に天然温泉があり、そこに入浴することが可能となっています2。
日帰り入浴はホテルのフロントにて受け付けています。早速入浴しましょう。
おっと、ここからの写真はお見せすることができませんよ!
別に見たくもないし、いいですよ!!
いやいや、そうじゃなくて!写真でお届けできないのがあまりにも勿体ないんだよ!!
別に「下のなまこ」を見せつけたいわけではありませんよ(こら) ホテルリビエラししくいの温泉は、写真でお届けできないのが残念なほどに見事なオーシャンビューなのです!無論温泉の中にカメラは持ち込めないので、中の人の残念なイラストでしか雰囲気をお伝えできないのが非常にもどかしい限りです!
露天風呂は無く、内風呂は大浴槽、寝そべり湯、薬湯、ジャグジー、サウナ用の水風呂から構成されています。また、サウナはドライサウナとミストサウナがあり、それぞれが男女日替わりとなっています。訪問時は男湯側がミストサウナでした。
見所は全長40mの大浴槽です。それが中央部で区切られ、男女に分けられています。ただし、区切られているといえども、他の温泉施設の大浴槽と比べてかなり広いため、足を伸ばし放題です。ものすごくリラックスできます。さらに大浴槽の大きな窓からは、前述の通り太平洋が見えているわけですからね。最高の贅沢です。
泉質はアルカリ性で、とてもぬるぬるとしています。肌の角質を溶かす美肌の湯とされる泉質であり、道の駅の売店でもホテルリビエラししくいの温泉の素が人気商品として販売されていました。
とても良かったのですが、強いて残念な点を挙げるとするなら、せっかくバルコニーがあるのに外に出られない点ですかね!サウナの後に、オーシャンビューのバルコニーで景色を楽しみながら外気浴をできたら文句なしでした。これが可能になったら化けると思うので、もしホテルリビエラししくいの担当者さんがこの記事を見ていたらぜひご検討お願いします!
ホテルの方がこの記事を読んでいたら、先ほどの『下のなんとかを見せつけたい』のくだりも読まれますね…
あっ、それはちょっと恥ずかしいな!
恥ずかしいなら最初から書かないで下さい!
DMVグッズや海の幸のお土産が勢揃い!
道の駅宍喰温泉の施設は、物産館、産直市「すぎのこ市場」、休憩スペースから構成されています。
レストランはホテルリビエラししくい内にあり、徳島の食材を使用した定食の数々を楽しむことができます。
物産館には一際目を引く巨大なジオラマがあります。
ジオラマの上を走るのは、かつて走っていた阿佐海岸鉄道の列車とDMVです。こういうのって、ずっと眺めていても飽きませんよね。
旧宍喰町はゴルフの尾崎三兄弟や、プロ野球の名監督として知られる故・上田利治氏の出身地でもあるため、ゆかりのグッズを展示し功績をたたえるコーナーもあります。
2階は広い休憩スペースとなっておいいます。充電用のコンセントやUSB差し込み口もあり、なかなか便利です。
産直市場では、宍喰エリアの農水産物や加工品を取り扱っています。
2023年12月の訪問時にはいずれも売り切れていましたが、2021年12月訪問時には近隣の鮮魚店「ぬしま鮮魚」が販売しているウツボのおつまみや、伊勢エビを使った食べるラー油が売られていました。
ウツボのおつまみは甘辛いジャーキー風の味付けで、ウツボのゼラチン質の食感が活きた味わいとなっています。
伊勢エビ入りの食べるラー油は、伊勢エビの身がごろりと入っています。釜玉うどんにして食べてみましたが、いろいろな旨味がたっぷりで美味しかったです!
前述の通り、道の駅宍喰温泉はDMVの終点でもあることから、物産館にはDMVのグッズも充実しています。巨大なDMVのぬいぐるみが当たる「DMVくじ」なるものもあります(写真左側、1回1000円)。
数あるDMVグッズの中から、いくつか購入してみました。
こちらは「DMVTシャツ」です。青、赤、グレー等、カラバリは豊富ですが、今回はあまり着ないラベンダー色を選んでみました。なお、キッズサイズもあります。
精緻に描き込まれたDMVのバックプリントが渋い1枚となっています。
表側はDMVのロゴが入ったシンプルな仕上がりとなっています。これはTシャツ一枚になれる夏場や、トレーニングルーム等でぜひとも身に着けて、DMVのアピールをしていきたいですね!
そしてこちらは「DMVカレー」です。吉本興業所属の鉄道好き芸人・鈴川絢子さんがプロデュースした一品です。
ポンカンの風味の効いた甘口の阿波尾鶏カレーと、具だくさんで辛口の阿波尾鶏キーマカレーの2種類のカレーを混ぜ合わせることで、鉄道モードとバスモードにチェンジするDMVのごとく味わいの変化を楽しめるパックとなっています。
早速器に出してみると、その具沢山っぷりに驚きます!肉はしっかりと大きく、じゃがいもやにんじんやたけのこといった野菜もたっぷり入っているので、非常に豪華です。
ポンカンカレーは甘口の旨味あるルーの奥にフルーティーで爽やかなポンカンの風味を感じられます。一方でキーマカレーは様々な旨味が溶け込んだ旨辛カレーで、ひき肉やたけのこの食感が非常に楽しいです。それぞれのルーは単体でも旨いですが、混ぜて食べてみると、それぞれのルーがそれぞれに足りなかった要素を補い合って、より旨い一つのルーになりますね。ご当地レトルトカレーとして、非常に完成度の高い一品だと思いました!
謎の「伊勢エビジェラート」を食べてみた!?
店内で撮れ高を探していると(ブロガーの悲しき性)、非常に気になるポップを見つけました。
なんじゃこりゃぁ!?
伊勢エビジェラートときましたか。伊勢エビもジェラートも、いずれも魅力的な食材ではありますが、何故合体させようと思ったのでしょうか!ですが、こんなもの、注文しないわけにはいきませんよ!
というわけで、こちらが問題の伊勢エビジェラートです(500円)。一体どのような味に仕上がっているのでしょうか。早速一口頂いてみます。
なるほど…?
おかず系の味なのか、はたまたスイーツ系の味なのか、名前を見ても、実物を見ても、どう転ぶかわかりませんでしたが、実際に食べてみると、杏仁風の味わいのジェラートに伊勢エビ味のソースがかかっています。まあ、それ以上でもそれ以下でもないといいますか、名古屋のカフェメルスの「にんにくピラフホワイトソースがけ」のような、二つの食材を合わせたときに生まれるハーモニーはそこまで感じられなかったのは残念ではありましたが、それでも甘さに重なるしょっぱさには食べ進めるうちに癖になるものがありました。トッピングとして乗っている海苔も良い仕事をしており、歯ごたえの良さと染み出す旨味が良いアクセントになっていました。
話のネタや旅行の思い出として、良い感じの一品だと思います!
道の駅宍喰温泉 まとめ
道の駅宍喰温泉は、徳島県海陽町の国道55号線沿いにある道の駅です。阿佐海岸鉄道のDMVの終点にもなっています。
温泉のある道の駅でもあり、隣接するホテルリビエラししくいの温泉は、ヌルヌルとした泉質の「美人の湯」と、広々とした大浴槽と、一面に広がるオーシャンビューを楽しむことができます。アクセスが良いわけでは無いのですが、それでも強くおすすめしたいお風呂ですね。近くにいらっしゃることがあれば、ぜひとも入ってみてほしいです。
物産館では、近隣の農水産物に、それらを使ったお土産に、DMVグッズといった、ここならではのお土産が充実しています。
腰を落ち着けられる休憩スペースもかなり広いので、ドライブ中の休憩にも非常におすすめです!駐車場から見える太平洋も綺麗ですよ。
- もう1カ所は道の駅もみじ川温泉
- かつては後述の道の駅施設に温泉があったようですが、災害で損傷し閉鎖されています。
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