ブログを始めたばかりのころから仲良くさせていただいている、徳嶋ダイスケさんという方がいます。当ブログからも相互リンクさせていただいている「週刊トクシマ」というブログの管理人で、徳島県の様々なスポットや商品、イベントを紹介したり、徳島県内各地の滝の水を飲みに行かれたり等、様々な形で徳島県の魅力を伝える活動をされています。
地域ブロガーとしての同業者であり、世代も近いことから、親近感を抱いていました。互いに「いつかお会いしたい」と思いつつも「互いに徳島で活動している限り、いつかどこかでばったり会うだろう」と思って声をかけずにいたのですが、程なくして僕が徳島を離れることになり、結局会わずじまいになってしまったのでした。
「さすがにこのまま『いつか』なんて言っていたらずっと会えないだろうな」と思った僕は、思い切ってダイスケさんに「徳島へ行くので一緒に飲みませんか?」とメッセージを送りました。年末の忙しい時期ということもあり、ダメ元ではあったのですが、結果は快諾。
こうなったら、次に探すべきは、会合を素晴らしいものにしてくれる良い感じの飲み屋です。せっかくなので、僕とダイスケさんの双方が記事のネタにできるような場所だとなお良いです。
そう思って予約をしたのは、徳島駅前にある人気の大衆酒場「安兵衛」です。安兵衛は徳島駅周辺では最も有名な飲み屋で、昼11時から夜9時まで営業しており、どの時間帯も賑わっています。県外から徳島にやってくる人たちにも人気の店です。美味しい料理に美味しいお酒を味わいながら、活気溢れる雰囲気の中で、積もる話も盛り上がりました!
活魚と串焼きの美味しい大衆酒場
徳島駅前のバスターミナルから、ココイチや餃子の王将がある方向へ少し歩くと安兵衛の看板が見えてきます。
ダイスケさんとは現地集合で夜7時に待ち合わせをしており、僕が安兵衛に着いた時間は集合時間の少し前でした。すなわち、店の前にはダイスケさんが既に待ち構えているかもしれないということです。見てみると、確かに店の前にお兄さんが待ち構えていました。ダイスケさんからは待ち合わせの時の格好についてメッセージを頂いていたので、慌ててInstagramのメッセージを開こうとしますが、一方でお兄さんは僕の身に着けていたTシャツを見つめてきます。そういえば僕は「一目で『なまこマン』と分かる格好で行きます」と伝えたのでした。となると、これはもう間違いないでしょう!
(ダイスケさん)なまこマンさんですか。
そういうあなたはもしかして徳嶋ダイスケさん!?
無事に合流することのできた僕たちは、店内へと向かったのでした。どうやらダイスケさんも安兵衛へは行ったことがなかったようです。これは丁度良いです。お互いのブログにとって「新ネタ」にできそうですよ!
年末ということもあり、店内はたくさんのお客さんで賑わっていました。カウンター席もテーブル席もいっぱいです。新しくやってきたお客さんが入れないほどにいっぱいだったので、予約しておいて正解でした。
メニューはフードもドリンクも、非常に豊富に揃っています。初めて出会って、話したいことや聞きたいことは山ほどありましたが、それをスムーズにするために、まずはお酒とおつまみを補給しましょう!
僕は「すだちハイボール」を、ダイスケさんは生中を注文しました。
すだちハイボールは、ハイボールの中にすだち果汁と果肉をたっぷり入れた一品です。ハイボールのすっきりとした苦さに、すだちの酸味と甘味が一体となり、爽やかに飲める一杯に仕上がっています。果汁と果肉がしっかりと入っているので、とてもフルーティーです。
注文したおつまみがやってきました。「刺身盛合せ」と「うつぼから揚げ」です。
刺身盛合せはまぐろ、いか、ぶりの3種盛りです。ざっくりとした歯ごたえで、鮮度が良いです!これは飲み会の序盤を盛り上げてくれる味わいです。ぶりは鳴門のすだちぶりでしょうか。
うつぼから揚げは皮目がぷるんとしており、身は締まっていて白身魚特有の淡泊な旨味がありました。僕は高知に行ったときにウツボを食べたことがありましたが、ダイスケさんはウツボ初体験だったようで、とても気に入っていました。
続いて注文したのは串焼きです。「かたい」と「やわらかい」の2種類の焼き鳥と、つくね串を注文しました。
かたい焼き鳥は親鳥の肉です。しっかりとした歯ごたえで、噛めば噛むほど旨いです。一方で、やわらかい焼き鳥はふわふわの胸肉、もも肉です。2種類の焼き鳥は、食感の違いが楽しいですし、タレがとても旨いです。甘くあっさりとしたタレは、後味がすっきりとしていて、鶏肉の旨味を活かしています。
つくね串は非常に滑らかに挽かれており、ふわふわの口当たりです。この滑らかさには丁寧な仕事ぶりを感じられます。味も染みていて、タレとの絡みも良好です。
焼き鳥もつくねも、いずれも旨く、お酒が進みます!
お酒が空になったので、お酒を追加します。僕は「鳴門金時芋焼酎」のロックを、ダイスケさんは角ハイボールを注文しました。
芋焼酎のロックは、さつまいもを思わせるようなほっくりとした香りと風味が心地良いです。
ここで「ウツボのたたき」がやってきました。皮付きのウツボをたたきにしたものです。ポン酢とにんにく、玉ねぎ、もみじおろしで頂きます。
それにしても、ビジュアルがすごいですね!ウツボの特徴的な模様がそのまま残っているので「これからあの『海のギャング』のウツボを食べるのだな」という実感が、から揚げの時よりも強いです!とはいえ、たたきになってしまっては海のギャングも無力です。なまこがウツボを食べる。食物連鎖の下剋上です。
そんなウツボのたたきは、ぷるぷるで弾力の強い食感です。淡泊ながら、噛めば噛むほど甘味と旨味が出ます。ウツボが凶暴なのは、自分が旨いのをわかっていて、食べられないようにしているというわけなのでしょうか。あるいは旨いものを食べているから自分自身も旨いということなのかもしれません。そうなると、なまこマンは食べるとものすごく旨いということになってしまうので、肉食動物の皆様にはどうか狙わないで頂きたいものです(え)
最後は「名水サイダー」と「わかめの酢の物」を注文しました。
名水サイダーは透き通った爽やかな甘味です。お酒をたくさん飲んで盛り上がったところで、良い具合にクールダウンさせてくれました。
わかめの酢の物は、酢がつんと爽やかに酸っぱく効く裏で出汁の風味も効いています。徳島の肉厚なわかめの食感も楽しいです。
ここまで安兵衛のたくさんのメニューを満喫しましたが、何気ない一品が全て旨く、外れが一つもありませんでした。名物などは特に知らず、気になったメニューだけを注文したにもかかわらずです。後ほど調べてみたところによると、安兵衛の人気メニューは串焼きと活魚料理とのことでした。確かに刺身もウツボも焼き鳥も、いずれも美味しかったですからね。納得です。
そして、何よりの驚きは、二人でたくさん食べて飲んだにもかかわらず、合計7270円で済んだことです!予算1万円ぐらい考えていたのに、二人ともびっくりです!美味しいものを安く提供するからこその人気店なのですね。ただ、大盛況ゆえに店員さんが忙しそうではありました。訪問のタイミングによってはオーダーが多少通りにくかったりもするので、そこはご注意ください。
同志との積もる話は止まらない…
安兵衛のカウンター席で、ダイスケさんとの話は盛り上がりました。ブロガーとしての「あるある」を共有したり、野望を語ったり、お互いの苦労を語ったり、取材スタイルについて質問したり、お互いのブログの好きなところや良いところを褒めたり等、ブログという共通の話題の下、お酒も手伝ってたくさんの話ができました。お互いにエピソードを話していると「ああ、あの記事ですね」という反応になって、改めて「ちゃんと読んでもらえているんだなぁ」と嬉しくなりましたね。
ダイスケさんはブログやSNSから受ける印象の通り、明るく真っ直ぐなお兄さんでした。辛いことはあっても「徳嶋ダイスケ」としての発信はいつも明るくポジティブなところを、僕はとても尊敬しています。そんなダイスケさんも、僕と同じようなことで悩んでいて、それでもなお、いつも前向きに発信されていると知ることができたので、救われた気分になりつつも、改めて見習っていきたいなと思いました。
徳島を思う者同士、そして、ブロガーという同業者同士、これからもお互いに色々な形で地域を盛り上げていきたいし、色々な形でエネルギッシュに活動していきたいものです。
安兵衛 まとめ
安兵衛は、徳島駅や徳島駅前バスターミナルから近い、一番町にある大衆酒場です。
なんと昼11時から営業しており、明るいうちからお酒を飲むことができる、活気に溢れた酒場です。メニューはとても豊富な上に、料理一つ一つのクオリティが高いし、何よりとてもリーズナブルです。中でも串焼きや活魚料理は非常におすすめです。
昼の時間帯には「幕の内弁当」を味わうこともできるようです。それ以外にも、お品書きには気になる料理がたくさんあったので、徳島へ行くたびに利用したいです!
そして、付き合って下さったダイスケさんにも改めて感謝します。ぜひとも、また飲みましょう!
安兵衛
徳島県徳島市一番町3-22
営業時間:11:00~21:30
定休日:12月31日、1月1日
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コメント
楽しかったです
その節はありがとうございました(*´∀`*)
第2弾、第3弾と続くイベントみたいになってけば良いですね!
コメントありがとうございます。
こちらこそ、突然のお誘いにもかかわらずご参加ありがとうございました!お会いできて本当に嬉しかったです。
徳島に行くことがあったら声をかけますし、逆にダイスケさんが僕のいる地域にいらっしゃるときはぜひ声をかけてください!