名古屋はラーメン激戦区です。台湾ラーメンのようなご当地麺がありますし、ジャンルを問わず様々なラーメン店が市内各地に出店しています。天下一品や丸源ラーメンのようなチェーン店も多く出店していますね。
興味深いラーメン店の情報も職場や知人やSNS経由でたくさん掴んでおり、これから少しずつ網羅していきたいと思っています。とはいえ、ラーメンはそれなりにダイエットの天敵でもあるので、うまく食事のリズムの釣り合いをとりながらではありますが(笑)
今回お邪魔したのは、名古屋の人気ラーメン店「フジヤマ55」の系列店「モトヤマ55」です。店名の通り、地下鉄東山線/名城線の本山駅エリアにあります。ラーメン、つけ麺、台湾まぜそばといったバラエティ豊かな麺メニューを満喫してきました!
ピリッと濃厚な「旨からつけ麺」
モトヤマ55は、広小路通を本山駅から東山公園方面に2分ほど歩いたところにあります。それにしても、看板の「らーめん つけ麺」という言葉を見るともう一言何かを付け加えたくなっちゃうのは僕だけではないと思います(え)
僕は「赤貝 ミル貝 ナイスガイ!」も好きだけど!
何の話ですか!
メニューはラーメン、つけ麺、まぜそばから構成されており、さらに各種トッピングでカスタマイズ可能です。看板メニューは「旨つけ麺」で、他にも「本山二郎」という二郎系インスパイアラーメンや、台湾まぜそばもあるようです。かなりバラエティに富んでいます。ランチタイムには麺類注文時にご飯1杯無料のサービスがあるほか、学生対象のサービスもあり、ランチタイム、ディナータイム問わずご飯1杯無料となります。
店内は10席のカウンター席からなり、やや手狭な印象を受けます。つけ麺は特に茹で時間もかかるので、店の人気も考えると時間帯によっては待ち時間が長くなるかもしれません。ですが、初回訪問時は運よくすんなりと座ることができました。食券を購入し、セルフサービスのお冷を注いで席へと向かいます。
食べたい気持ちを膨らませながら、麺の茹で上がりを待つことしばし。注文した「旨からつけ麺」がやってきました(特盛、960+250円)。スープを温める小型IHヒーターと一緒にやってきます。
おお、これは見たところ濃厚そうなスープですね。そして、麺の上に乗った「55」と書かれたなるとが可愛らしいです。まずは麺から頂きます。思わず笑顔になっちゃうもっちり感です。
麺の味わいを確かめたところで、お次はスープにくぐらせてみると…
濃厚でピリ辛だ!なんだこれ!!
看板に偽りのない「旨から」な味わいが舌を刺激します!
ベースは濃厚な魚介豚骨スープです。心地の良い、まろやかかつ複雑な旨味の奥で、唐辛子の辛さが舌を心地よく突き刺します。決して激辛ではない、丁度良いピリ辛具合です。濃厚な旨味と合わせて、食欲をこの上なく刺激してくる絶妙な辛さです!
特筆すべきは、スープにトッピングとして豆腐が入っていることですね。この豆腐の存在感がなかなかありますし、ピリ辛と合わせてそこはかとない麻婆感を醸し出しています。
総じて、今まで食べたことのない味わいでありながらも、完成度の高い一杯だったように思います。
名古屋の味!「台湾まぜそば」
名古屋で近年勢力を伸ばしているのが「台湾まぜそば」です。2008年に「麺屋はなび」(ここにもいつか行きたいですね)にて生まれた台湾まぜそばは、現在、名古屋にとどまらず様々な店舗にて提供されています。
ピリ辛の台湾ミンチを極太麺に乗せ、卵黄、海苔、ねぎ、ニラ、魚粉と共に混ぜて頂きます。
か、辛そうです…!
いや、そんなことないよ!食べてみて!
本当ですね。食欲をそそるピリ辛です!
モトヤマ55の台湾まぜそばは、味仙の台湾ラーメンのような激辛というわけではなく、唐辛子とにんにくの風味の効いた、パンチのある旨辛味です。そこに各種薬味の香りや風味が乗り、ガツンと来るインパクトがありますね。
なお、台湾まぜそばには「追い飯」のサービスもあります。読んで字のごとくのサービスで、茶碗1杯分のご飯を頂くことができます。
用途はもちろん…
残ったタレへ、ピョーン!!
炭水化物に炭水化物!!
残ったタレへとダイブさせて、最後まで美味しく頂くのが目的です!
唐辛子とにんにくの効いたタレや台湾ミンチは、当然ご飯との相性も良好です。一滴も残したくない旨いタレを残さず食べられます!
優しい二郎系?「本山二郎」
いろいろな場所で二郎系リスペクトラーメンを頂いてきましたが、二郎系への興味は未だに尽きません!(名古屋には『ラーメン二郎』の店舗は無いようですが)
モトヤマ55にも「本山二郎」というメニューがあるので注文してみました。
本山二郎はいろいろと盛ることができるようですが、今回は通常のサイズで注文しています。
にんにく成分は卓上のおろしにんにくを入れることで補うことができます。
二郎系ラーメンといえば、この太麺ですよね!ワシワシとした硬い食感が印象的ですが、これまで食べてきた二郎系ラーメンの麺が縮れていたのに対して、本山二郎の麺はどちらかというと真っ直ぐです。
豚は肉厚で柔らかく、野菜は程よく火が入り素材の甘味が活きています。
茶色の濃いスープは、啜ると醤油やみりんの系統の甘味と、豚骨のパンチを感じられますが、同時に節系の複雑で強い旨味を感じられます。
この魚介風味がスープのパンチを和らげており、本山二郎は二郎系のテイストを持ちつつも、口当たりが優しいという、唯一無二の味わいを実現させています。それでいてアブラとの親和性もあり、ジャンクさもあります。ガツンとくるだけでなく優しさもあるという、こういうアプローチも可能とは。二郎系ラーメンの可能性は無限大ですね…
モトヤマ55 まとめ
モトヤマ55は地下鉄東山線/名城線本山駅の近くにあるラーメン店です。本山駅を2番出口から出るとアクセスしやすいです。
メニューにはラーメン、つけ麺、まぜそばが揃っており、全体的に満足感のあるガッツリとした一杯を味わえる印象です。一方で、魚介の風味が優しく効いた味わいでもあります。人気メニューはつけ麺です。
ランチタイムには麺類を注文した場合にご飯1杯のサービスがあるほか、学生の場合はランチタイムにもディナータイムにもご飯一杯のサービスを受けられます。
空きっ腹にぴったりのラーメン店です!
モトヤマ55
愛知県名古屋市千種区東山通1-18
営業時間:
11:30~14:00、17:30~22:30(平日)
11:30~14:30、17:30~23:00(土曜日)
11:30~14:30、17:30~22:00(日祝)
定休日:水曜日
モトヤマ55の紹介ページはこちら(フジヤマ55Webサイト)↓
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