仕事柄デスクワークが多く、常々運動不足のような気がしていました。なので、運動の習慣をつけたいと思い、行きたいスポットや店の候補の探索がてら、ウォーキングを始めました。
近年はウォーキングのモチベーションを上げるアプリが多々あり、徳島県の「テクとく」のような、歩数に応じて貯まったポイントに応じ様々な特典を受けられる健康ポイントアプリや、歩くことでキャラクターやアイテムを収集できる「ポケモンGO」等の位置情報ゲームが歩くことを楽しくしてくれます。
僕がウォーキングのお供にしているのは「ピクミンブルーム(Pikmin Bloom)」というゲームです。ポケモンGOと同じく、イングレスのナイアンテック社と任天堂がコラボして生まれた位置情報ゲームです。
2022年に仙台へ引っ越したのをきっかけにダウンロードし、途中あまり歩かなくなった時期はあったりしたものの、2023年夏以降はモチベーションを取り戻して、当記事執筆時点(2024年8月)でもモチベーションを高く保って歩き続けられています。
仙台に引っ越した頃のピクミンブルーム開始報告記事はこちら↓
そんなピクミンブルームですが、一つ困ったことがあるんですよ。それは、他の人に勧めるときに、どうやって説明すれば魅力的に伝わるかがわからないことです!アピールポイントになりうるような刺激的な要素が見当たらないんですよ。「ピクミンと一緒に歩いて花を植えるゲーム」と言えば、ピクミンが好きな方には刺さるかもしれませんが…
なので、今回の記事では、ピクミンブルームを2年間(当記事執筆時点)プレイして感じた魅力について、整理して言語化していきたいと思います!
ピクミンブルームとは?
基本の流れ
ピクミンブルームは前述の通り、アメリカのナイアンテック社と任天堂がコラボして生まれた位置情報ゲームです。
ポケモンGOでは歩いていると現れるポケモンを捕まえて育て、育てたポケモンを配置して各地にあるジムを防衛(もしくは攻略)したり、レイドボスと呼ばれる強力なポケモンをユーザー同士が協力して倒したりします。ポケモンを集めるだけでなく、戦略的にチームを編成したり、他のユーザーと競ったりといった楽しみのあるゲームです。(と言いつつも僕はほとんどやったことが無いのですが…)
では、ピクミンブルームでは何をするかというと…
まずは歩いていると各地に現れるピクミンの苗を探し、そこからピクミンを誕生させます。ピクミンの苗は苗ごとに指定された歩数を歩ききると、成長してピクミンを引っこ抜くことができるようになります。
ピクミンの数が揃ったら、フルーツを集めます。ピクミンのゲーム本編よろしく複数のピクミンに協力させて大きなフルーツを回収するだけでなく、道を歩いているとピクミンが小さなフルーツを拾ってくることもあります。フルーツからはエキスを採取することができ、ピクミンにエキスを与えると、ピクミンの頭上に花が咲きます。
ピクミンの頭上に咲いた花から花びらを集めると、その花をピクミンと一緒に歩きながらマップ上に植えていくことができます。花を植えている間に、新たなフルーツやピクミンの苗が見つかるので、さらに新たなピクミンを生んだり、エキスをピクミンに吸わせて新たな花びらを回収します。それを繰り返して、マップをどんどん花でいっぱいにしていきます。
花はマーガレットのような形状の、基本となる「白い花」「赤い花」「黄色い花」「青い花」の他に、桜やひまわり等の実在の花を植えることもできます。これらは少しレアです。
歩数や植えた花の本数に応じて、プレイヤーのレベルも上がっていきます。プレイヤーレベルが上がっていくと、一緒に連れ歩けるピクミンの数が増えたり(最大40匹)、紫ピクミンや白ピクミン、岩ピクミン、羽ピクミンといった特殊なピクミンの苗が解禁されていきます1。
ポケモンGOで言うところの「ポケストップ」に相当する存在として「ビッグフラワー」があります。その名の通り、マップの上に生えている大きな花です。最初は芽の状態なのですが、ユーザーがビッグフラワーの周囲に花を植えていくと成長していき、累計300本の花が植わるとビッグフラワーが花開きます。咲いたビッグフラワーは、ポケストップよろしく、タップするとビッグフラワーと同じ種類の花のエキスを少量入手できるほか、咲いて間もないビッグフラワーからはビッグフラワーと同じ種類の花のエキスを大量入手できるフルーツが見つかります。なお、ビッグフラワーは23時間2で芽に戻ります。
また、ポケモンGOのレイドバトルと類似した存在として「キノコ」があります。ゲーム本編よろしく、たくさんのピクミンを向かわせ、破壊させます。キノコに向かったピクミンの「おしごと力」が高いほど早く壊れますし、報酬(フルーツ)の内容も良くなります。当然ながら一人だけで良い報酬を狙うのは難しいので、他のユーザーと協力してキノコを破壊することで良い報酬を狙うことになります。
結局、やることは「ピクミンを増やす→エキスを集める→エキスをピクミンに吸わせ花びらを集める→集めた花をマップに植える」の繰り返しです。キノコのように他のユーザーと協力する要素こそありますが、基本的に個人のプレイで完結します。
収集要素
ピクミンブルームの収集要素は「デコピクミン」です。その名の通りデコレーションされたピクミンであり、ピクミンの苗を拾った場所に応じて様々な装飾を身に着けます。
生まれたばかりのピクミンは裸ですが、エキスをあげたり、おつかい3が完了すると「なかよし度」という数値が貯まっていき、それが最大になると、最初に苗を拾った場所まで装飾の入ったプレゼント箱を取りに行きます。そして、プレゼント箱の中の装飾を身に着けることによってデコピクミンになります。
デコピクミンは通常のピクミンと比較するとキノコを破壊するときのおしごと力が高いです。さらに、デコピクミンになった後もなかよし度を上げられます3。
デコの種類は増え続けています。後述のイベント限定のデコも多々あります。同じ場所に2種類以上のデコがあったりもするので、コンプしようとすると沼です(笑)
イベント
毎月のように、限定のデコピクミンを入手できるイベントが開催されています。「〇〇歩あるく」「〇〇の花を××本植える」「キノコを3つ壊す」等のミッションをクリアしていくことで、限定のデコピクミンが生まれる「金の苗」や、その他有用なゲーム内アイテムを入手できます。
ミッションクリアの瞬間に報酬を決定するルーレットが回ります。目押しはおそらくできません。お察しの通り物欲センサーが仕事をします(涙)
イベント期間中には「アイスキューブ」「きれいな貝がら」等の各イベントに応じた特殊アイテムを入手できます。特殊なキノコを破壊した後に出てきたり、前述のルーレットの報酬として出てきたり、花を植えた後に植えた本数に応じて入手できたりします。これは所定の数集めると、限定のデコピクミンが生まれる金の苗や、Mii用の新作衣装が入手できます。
毎月中旬の土日には「コミュニティ・デイ」が開催され、1万歩歩くとプロフィールに特別な「バッジ」が付与されます。
他のユーザーとの交流
対人戦はありませんが、フレンド機能があります。フレンドにはキノコを破壊するときに救援を要請できたり、おつかい時やキノコ破壊時に入手できる「ポストカード」を贈ったりできます。
さらに、フレンドと協力して「100000歩あるく」「花を3万本植える」といったウィークリーチャレンジに挑戦することもできます。達成すると花びらやアイテムを入手できます。
花3万本は一人でも割となんとかなりますが、10万歩は一人だと厳しいですね!10万歩のチャレンジの報酬には、前述のなかよし度を1ポイント上げられる「スペシャルエキス」が含まれているので毎週頑張っています。
課金要素
アイテムや衣装の購入、ピクミンやエキスや花びらの所持数拡張に「コイン」というアイテムを使用します。コインは花を植えた後に一日最大60枚まで入手できますが、課金することでも購入できます。
所持数拡張は課金でも行えます3。
また、前述のイベント限定デコピクミンはランダム出現なので、コンプするには運が必要なのですが、欲しい種類のデコピクミンが必ず出現するミッションを購入することも可能です。
ピクミンブルームの魅力
ピクミンブルームというゲームの基本的な流れについて紹介してきました。ここまでの紹介で「面白そう」と思ってもらえたなら幸いですが、ここからは僕が2年間ピクミンブルームを続けて気付いた魅力を語っていきたいと思います。
1.競わない
ここまででも書いてきましたが、本当に人と競う要素が無いんですよ!「対戦環境」なんて気にする必要がそもそもありません。
対戦ゲームは勝てているときは楽しいのですが、負けがこむととてもつまらなくなるものです。その点、ピクミンブルームはどんなときもフラットな気持ちで遊べます。
「環境で勝ち抜くために、好きなキャラではなく強いキャラを使わなければならない」という選択に疲れ果てたなまこマンの中の人にとって、ピクミンブルームは癒しでした…
2.デコピクミンが可愛い
デコピクミンがとても可愛いので、集めて姿を確認するのが楽しいです。
例えば動物園のデコピクミンは、たんぽぽの花びらを身に着けてライオンの真似をしているんですよ!かわいすぎませんか!?
他にもマリオの帽子を被ったり、マカロンに挟まったり、汽車や飛行機のおもちゃを身に着けたり… どのデコピクミンもかわいくて、積極的に集めたくなります!
3.知らない場所を歩きたくなる
ピクミンブルームの仕様上、歩いたり花を植えたりした軌跡がマップ上に残ります。未踏の地は白なのですが、歩いたり花を植えたりした場所は草原の色になるので、とにかく知らない場所を歩いてマップを草原色に染めていくのが楽しいです!馴染みの場所へ行くときにも「せっかくだからまだ通っていないこっちの道を通るか」となります。
デコピクミン回収のためにも、様々な場所へ出向く必要があります。空港、海、山、博物館、映画館等、デコピクミンの種類は様々なので、遠出した際に「せっかくだから」とピクミンブルームを起動したり、あるいはデコピクミン回収のために出かけたりといった楽しみ方もできます。
4.無課金でも十分遊べる
これもかなり大きいです。イベント限定デコピクミンのコンプリートに拘らなければ、無課金プレイでも十分に楽しいです。アイテムや衣装や所持枠の拡張に必要なコインは前述の通り花植えでも少しずつ貯まっていきます。
僕は基本的にコインをピクミンの所持枠拡張に使用しています。エキスの所持限界は初期値の200から300まで拡張しておくとストレスが減ります4。
ピクミンブルーム まとめ
以上が僕の思うピクミンブルームというゲームの魅力です。
改めて整理してみても、やはりゲームとして刺激的な要素には乏しいと思いましたし、Google検索では「ピクミンブルーム サービス終了」というサジェストまで現れてしまう5始末ですが、刺激的な要素が無いというのは言い換えると、無課金ユーザーも、最低限しか触らないユーザーも置いて行かれることが無く、マイペースに遊べて日常に無理なく組み込めるということです。「環境」とか意識する必要もありません。強いて意識することがあるといえば、手持ちのエキスや花びらの数ぐらいです。
メインで遊んでいるゲームの片手間に遊べる別のゲームが欲しい方や、対人ゲームに疲れた方、可愛いピクミンが気になる方、ウォーキングのモチベーションを上げたい方等におすすめできるゲームです。
皆様もぜひ、ピクミンと一緒にお住まいの街を花でいっぱいにしてみてください!
最後に、僕のピクミンブルームのフレンドコードを載せておきます!
ゲーム画面キャプチャの掲載については任天堂のガイドラインを参考にしました↓
ピクミンブルームの公式サイトはこちら↓
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