道の駅紹介
静岡-08 奥大井音戯の郷
1998年4月17日(第14回)登録、1998年開業
道の駅 奥大井音戯の郷
静岡県榛原郡川根本町千頭1217-2
営業時間:10:00~16:30
定休日:基本的に火曜日と年末年始。詳しくは公式サイトの営業日カレンダー参照
【スタンプ】
【記念きっぷ】
※道の駅カード、記念指定券は販売していません。
※訪問時点での情報です。
山奥にある音の博物館!
(シリーズ・なまこマンの1泊2日道の駅巡りドライブの旅【豊橋~御前崎~富士山】)
道の駅奥大井音戯の郷は、静岡県榛原郡川根本町(旧本川根町)の大井川鐵道千頭駅に隣接する道の駅です。
大井川鐵道(大井川本線)は、静岡県島田市の金谷駅と千頭駅とを結ぶ鉄道路線です。SLが現役で走っていることでも有名ですね1。千頭駅は川根本町の山奥にありますが、風光明媚な温泉地・寸又峡温泉の玄関口となっているため、駅前も開けた雰囲気です。
SL繋がりで「きかんしゃトーマス」のキャラクター、もとい、車両も走っています2!きかんしゃトーマスは子供の頃に好きでしたね。道の駅へ向かう最中、車窓から顔のある機関車が見えて、夢でも見ているのかと思いました(笑) トーマスは停まっていませんでしたが、トーマスの親友のパーシー(緑)と、うぬぼれ屋のジェームス(赤)が停まっていました。真ん中の黒いのは見覚えがありませんでしたが、2010年の作品に初登場した、日本のD-51がモチーフの「ヒロ」というキャラクターのようです。道理で見覚えが無いわけです。
道の駅奥大井音戯の郷には「音戯の郷」という施設が隣接しています。「音戯」という名前の通り、音で遊ぶ、体感型のミュージアムです。これは、大井川鐵道のSLの音が「日本の音風景100選」に選ばれたことに由来しています。
……ただし、音戯の郷は入場有料の施設であり、道の駅の部分は入場ゲート部分の直売所と、音戯の郷の無料エリアのみとなっています1。そして、訪問時の注意点はもう一つありまして… ここも道の駅フォーレなかかわね茶茗館と同様に、閉店・閉館がとても早いのです!夏場であっても16:30に閉館してしまいます。到着したのは15:20頃だったのですが、その頃には直売所は既に閉店していました。音戯の郷への入場もあと40分(16:00)で締め切るといいます。
満喫するには残り時間が心許ないですが、せっかく来たのだから楽しみたいです。館内のシアターの上映や体験工房が既に終了していることを承知で、入場料を支払い、音戯の郷に入りました。
急いで見るぞ!駆け足!!
館内で走っちゃダメですよぉ~!
なお、入場料は大人(高校生~64歳)500円、小・中学生300円、未就学児無料(聴診器利用の場合100円)、シニア(65歳以上)400円となっています。
聴診器を片手に音の探検!
ここからは、音戯の郷の様子を紹介していきます!
音を楽しむミュージアムということで、まず最初に聴診器を渡されます。館内の様々な場所に聴診器を当てられる場所があり、そこから聞こえてくる音を楽しみます。ただ音を聞くだけでなく、そこに聴診器を当てるという一手間が加わることで一気に楽しくなりますね。
たくさんの風鈴や、大井川鐵道のレールで作ったチャイムが出迎えてくれます。そよそよと吹き込む風に合わせて鳴る風鈴の音は、暑い夏の休日に涼やかな気分をもたらしてくれますし、大井川鐵道のレールチャイムは思いのほか甲高い音が綺麗に響きます。
館内には学校の音楽室でも見たことのないような、珍しい楽器の数々が展示されています。
年季の入ったオルガンもあります。気軽に弾けるように、簡単な楽譜も付いています。とりあえず「ハートスランプ二人ぼっち(探偵ナイトスクープのテーマ曲)」を少し弾いておきました(笑)
最初に渡された聴診器の出番がやってきました。鳥の模型の下にある、聴診器のマークに聴診器を当てると、さえずりの音が聞こえてきます。千頭駅の周り、奥大井の森には様々な野鳥が生息しています。
音戯の郷の展示の中で最も興味深かったのはこちらの「ラインシンフォニー」ですね。一部を切り取った車輪のような形状をしていますが、ハブの部分や、そこから伸びる「ライン」の先に聴診器を当てて楽しみます。ハブの部分に聴診器を当てると、管弦楽器の音が重なった「オーケストラ」が聞こえるのですが、それぞれのラインの先に聴診器を当てると、トランペットやバイオリンといったそれぞれの「パート」単独の音が聞こえます。仕組みが気になりすぎて何度も聞いてしまいました。
写真で紹介した展示以外にも、懐かしい音を詰め込んだ「音のかんづめ」や、似た音を聞き比べて正解を目指す「音の宝探し」、立体音響を楽しめる「どきどきスタジオ」等の体感型のコーナーがあります。
それに加えて、前述の通り訪問時点では既に終了していましたが、シアターでは川根本町に昔から伝わる「ダイダラボッチ」の民話人形劇や、川根本町の四季折々の見所を紹介した空撮映像が上映されています。また、体験工房「音戯工房」では鳴子やオルゴール、チャイムといった手作り楽器や、ペーパークラフト、木の置物等を手作りすることができます(要予約)。千頭駅のトーマスと合わせて、子供の頃にここに連れてきてもらっていたら大喜びしていたと思います!
最後に、出口で聴診器を返却して見物終了です。若干駆け足ながらもほとんどの展示を見て、滞在時間は20分ほどでしたかね。
やっちまったなぁ!!
いつも何かしらやらかしていますね。一応何があったかは聞きますよ。
音を楽しむ施設なんだから、静止画じゃなくて動画を撮ればよかった!!!
……というわけで、音戯の郷で楽しめる音の数々は、皆様が己の耳でお確かめ下さい!
道の駅奥大井音戯の郷 まとめ
道の駅奥大井音戯の郷は、静岡県川根本町の大井川鐵道千頭駅に隣接した道の駅です。
音がテーマの体感型ミュージアム「音戯の郷」が隣接しており、珍しい楽器に触れたり、オブジェクトに聴診器を当てて様々な音を聞いたり、手作りの楽器を作ったりといった、様々な体験をすることができます。音楽がモチーフのかわいらしいグッズを購入できるミュージアムショップもあります。また、定期的に音楽関連のイベントも開催されます。
入場料は、
大人(高校生~64歳):500円
小・中学生:300円
未就学児:無料
シニア(65歳~):400円
です。公式サイトでアンケートに回答すると、割引クーポンを発行することも可能です。
今回は訪問できませんでしたが、音戯の郷と駐車場の間には直売所があり、地物のこんにゃくや干ししいたけといった農産加工品を購入することができます。
大井川鐵道や、寸又峡温泉と合わせて楽しみたい道の駅ですね!
(おまけ)ゆるキャン△の聖地
道の駅奥大井音戯の郷の周辺は漫画「ゆるキャン△」10巻にて登場しており、同作品の聖地のひとつとなっています。一時期「記念きっぷ」の裏面デザインもゆるキャン△仕様だったんですよね!欲しかった…
音戯の郷の無料スペースのラウンジには、ゆるキャン△と川根本町のコラボポスターが貼られており、なでしこたちが川根本町の様々なスポットを楽しむ様子が描かれています。ゆるキャン△という作品の魅力はこれなんですよ!作中で中部地方の名所や自然を余すところなく精緻に描写しており、さらに登場人物がその場所を全力で楽しんでいるので、読者の目にもとても魅力的な場所として映るんですよ。
「ラブライブ!サンシャイン」とのコラボイベント「Meets SHIZUOKA」のスタンプもあります。音戯の郷のデザインは、ラブライブ!サンシャイン側が生徒会長黒澤ダイヤの妹の黒澤ルビィ、ゆるキャン△側が主人公の各務原なでしこで、二人が寸又峡の「夢の吊り橋」を渡っている様子が描かれています。この組み合わせには微笑ましさしかありません!吊り橋を怖がるルビィや、そんなルビィを前にここぞとばかりにどや顔でお姉さんぶるなでしこちゃんの姿が目に浮かんでくるようです!
割り込みたいなんて無粋なことは言わないよ。夢の吊り橋になりてぇ…
そうするともれなく二人に足蹴にされますが…
それもやぶさかでは…
やめてください!!
音戯の郷のWebサイトはこちら↓
コメント