(シリーズ・なまこマンの1泊2日キャンプ&ドライブの旅【名古屋~つぐ高原グリーンパーク~南信州】)
皆様はキャンプへ行ったことがありますか?
大自然の中にテントを張り、火を起こして簡単な料理をして、小さなテントの中で丸くなって眠る… まさに「非日常」そのもののアクティビティです。
僕はキャンプの真似事こそしたことはありますが、キャンプ場に宿泊して本格的なキャンプというのは経験したことがありません。ですが、好きな漫画「ゆるキャン△」を見ていると(最近この作品にやたらと言及している気がします!)、キャンプがとても魅力的に思えるんですよ。現にこの作品をきっかけにアウトドアに興味を持つ方も多いと聞きますし。
愛知県設楽町にある道の駅つぐ高原グリーンパークには、三河エリア最大級のキャンプ場が併設されています。せっかくだから、道の駅巡りのついでに、ソロキャンプ(ソロキャン)を体験してみることにしましたが… 初めてのソロキャンは、天候や忘れ物に振り回される波乱の展開でした!?
つぐ高原グリーンパークでキャンプをするには
つぐ高原グリーンパークのキャンプ場を利用する際には、オンライン予約もしくは電話予約にて利用予約を行っておく必要があります。オンライン予約は、キャンプ場予約サイト「なっぷ」(要会員登録)から行う必要があります。予約は2ヶ月先の分まで受け付けています。また、多くのキャンパーが利用できるように、1組が予約できるサイトは2サイト、最大12名までとなっています。
車を近くに乗り付けて、テントを張れる「オートキャンプウッディーエリア」と「オートキャンプリバーサイドエリア」、テント無しで寝泊まりできる「4~5人用バンガロー」と「プチバンガロー」、ソロキャンプ用の小さなサイト「ソロキャンプサイト」等、幅広く揃っており、手軽なキャンプから、テントを張ってのガチのキャンプまで、様々な需要に応えてくれます。
寝袋やバーベキュー台等のキャンプグッズも、大小問わず様々に揃っており、サイト予約時に併せてレンタルすることができます。なので、キャンプグッズをあまり持っていなくても気軽に利用することができます。
チェックイン時間は13時から17時まで、チェックアウトは8時半から11時までとなっています。また、つぐ高原グリーンパークでは快適な利用のために様々なルールが定められています。特に「22時~翌7時までの『クワイエットタイム』には静粛に」というルールは強く守るように言われており、入場時にもリマインドがあります。
つぐ高原グリーンパークの利用予約に際しての詳細はこちらのページをご参照ください。
なまこマン、初めてのキャンプに興奮!
初めてのキャンプ、楽しみです!
肩に力を入れすぎず、ゆるくキャンプといこう!
というわけで、やって参りました!つぐ高原グリーンパークに!!
キャンプの数日前から、天気予報と何度も睨めっこしていましたが、予定日の愛知県設楽町の天気は雨の予報でした。なんとか取れたオンシーズンのキャンプ場の予約だというのに、雨が降ってしまっては台無しです。とはいえ、予約時点では当日の天気がどうなるかなんてわかりませんから、完全な博打ですよね… ですが、何度も天気予報と睨めっこしていると、当日の天気はだんだんと雨予報から曇り予報へと移り変わっていき、蓋を開けてみれば当日は青空すら拝める良い天気になってくれたのだから、最後まで諦めてはいけませんね!
キャンプ場事務室でチェックインをし、レンタルした道具をヤリスに乗せて、今回の宿泊場所であるプチバンガローのそばへと向かいます。(上写真の赤四角で囲ってある部分)
近くまで乗り付けることはできますが、幅の狭い山道で舗装も荒いので運転にはご注意ください!
ちなみに、一応車の駐車枠はトラロープで囲われているのですが、上の写真はトラロープを見逃して思いっきり駐車枠じゃない場所に車を停めています(笑)
駐車場から階段を下りてすぐの場所に、今回宿泊するプチバンガローがあります!その名の通り、とても小さなバンガローです。
入口の前がちょっとしたウッドデッキになっており、目の前には小川が流れています。緑とせせらぎを眺めながら、テラスで食事をするのはきっと楽しいでしょう!
こちらがプチバンガローの目の前を流れる小川です。川のほとりにバーベキュー用の火を起こせるスペースがあります。プチバンガロー室内は火気厳禁である点にご注意ください!調理はここでやるのが良さそうです。
かわいらしいバンガローですね。
サンドボックス系ゲームで初めて作る「豆腐建築」みたい!
オオカミが来たらギリギリ吹き飛ばされちゃいそうな見た目ですが(三匹のこぶた)、壁も床もしっかりとしていて安心感があります。
ここに荷物を置いたら、一気に生活感が出ちゃいましたが(笑)最初のアクティビティといきましょう!
釣り堀でニジマス釣りに挑戦!
つぐ高原グリーンパークでは、キャンプをしながら様々なアクティビティを満喫することができます。
18ホールあるパターゴルフ場があったり、高原の風を感じられるテニスコートがあったり…。
って、どれも一人じゃ無理やないですか!!
……一人では物理的に無理なアクティビティが多くて頭を抱えてしまいました(笑)これがソロキャンプや一人旅の最大のネックです…!パターゴルフは一人でもできるかもしれないけれど、あまりにストイックすぎる気がします!無言のパターゴルフなんて嫌だよ!!
ですが、一人でも十分に楽しめるアクティビティがありました…!
それは、ニジマス釣りです!貸し釣り竿とエサのセットで1000円となっています。
たくさんのニジマスの泳ぐ専用の釣り堀があり、そこでニジマスを好きなだけ釣ることができます。釣れたニジマスは1kgあたり2800円で購入できます。リリース不可なので、食べられる分だけ、持って帰る分だけ釣りましょう。さすがに一人旅ですし、夕食として食べたいものの準備もしてあるので、あまり釣れすぎても困りますが… まあ、2匹ぐらい釣れたら良いところですかね!
エサはコーンとハムでした。釣り堀の方曰く、かつてはイクラをエサにしていたのが、高くなって気軽に使えなくなってコーンとハムに切り替えたのだとか。そして、ニジマスはコーンにもハムにもなかなか食いつかないのだそうです。なので、バッタを捕まえてエサにしたほうが食いついてくれるのだそうですが… これ大丈夫!?
とりあえず物は試しに、エサを付けて…
(カシャッ)
いざ、ニジマス釣り開始です!
(海鼠鱒釣中…)
・・・・・。
マジで釣れないんだけど…
暑すぎると食欲が落ちるのは魚も同じなのでしょうか。ニジマスの魚群は視認できるのに、そこに竿を投げ込んでも、全く興味を示してくれません!どうぶつの森のようにはいきません!
これは他のキャンプ客も同じで、釣り糸を垂れながら「全然釣れない」と言い合ったり、子供が生き餌用にバッタを探したりしていました。もっとも、バッタをエサにしても食いつきはそんなに違わないようでしたが…
「2匹でいいや」なんて考えは甘えでした。1匹釣るのすら大変ですよこれは…!
ボウズだけは回避したいという思いで場所を変えることしばし… 竿についに当たりがきました!
バレないようにゆっくりとこちらに引き寄せると… 元気なニジマスが見事に釣れていました。ニジマスが針を飲み込んでしまっていて、慌てて他のキャンプ客に針を外す手伝いをしてもらいました(笑)
とはいえ、エサへの反応が悪いのは変わらず、これ以上粘っても暑いだけで時間の無駄だと判断し、釣りを切り上げることにしました。ボウズは回避できたので良しとしましょう!
……ちなみに、せっかく釣れたのに釣れた瞬間の絵が無いのは、GoProが熱暴走して止まってしまったからです(笑)
何やってるんですか!
釣れたニジマスは、こちらの炊事場で下処理をすることができます。GoProの記事でニジマスの三枚おろしを練習していた理由は、まさにここでニジマスを処理するためだったんですね!伏線回収です!釣れたニジマスは焼き代180円(1匹あたり)で炭焼きにすることもできますが、今回はキャンプ飯の素材にしたかったので、炭焼きにはせずに三枚おろしにしました。
なお、ニジマス関連のアクティビティには他にも、ニジマスのつかみ取りというものがあります。(要予約、1000円)これも一人でできるアクティビティではあったのですが、釣りをやってみたかったのでニジマス釣りのほうにしました。
ただ、実際に釣りをしてみて、僕はせっかちすぎて釣りには全く向いていないということを自覚しました(笑)
ハプニングの中でキャンプ飯!
キャンプの楽しみといえば、キャンプ飯ですよね。
バーベキューでも良かったのですが、一人旅ですし、そして何より準備が手間だと感じたので、カセットコンロで作れる味噌鍋を作ることにしました。あらかじめ買っておいた材料に、道の駅で買い求めたジビエ肉を加えます。本当は猪肉を使ってぼたん鍋にするつもりだったのですが、猪肉がソーセージしか無かったので、代わりに鹿肉を購入し、鹿肉を鍋のメインにすることにしました。また、先ほどの釣りで釣ったニジマスは三枚におろして野菜と一緒にホイル焼きにします。
……おっと。持ってくるのを忘れたお米も道の駅にて調達しておきましたよ!(え)
本当に何やってるんですか!
釣りで汗をかいた後は、道の駅どんぐりの里いなぶの稲武温泉どんぐりの湯に入浴し、汗を流しました。あとはキャンプ場に戻って夕食の調理をするだけだったのですが… ここで問題発生です!稲武を出発する頃に、これまで持ちこたえてくれていた天候が崩れ、とうとう雨が降り出してしまったのです!
夕立みたいな降り方だったので、通り雨であることを期待していたのですが、雨雲レーダーを見てみると結構広範囲に広がる雨雲のようで、これはなかなか止みそうにありません。
……まあ、ニジマス釣りはできたのが不幸中の幸いだったのですが、大きすぎる問題がありまして。
夕食が作りづらい…
雨は仕方が無いですよ…
てか、ライト借り忘れた!こんなに暗いなんて聞いてない!
それは想像力が足りていません!
大雨の降る中で夕食は作りづらく、結局、ホイル焼きにする予定だったニジマスとカット野菜も鍋にぶち込んで、ごった煮の味噌鍋を啜ることになってしまったのでした(苦笑)
とはいえ、様々な旨味が溶け出た味噌鍋はとても美味しく仕上がりましたし、何より、金属のアウトドア用食器で啜る味噌鍋は非日常の喜びに満ちていました。
嬉しいことに、初めてのメスティンでの炊飯もうまくいきました!
ただ、固形燃料の火が全然消えなくて焦りましたが(笑)
夜の間は雨音が大きく響き続け、本当に止んでくれるのか、なかなか不安ではありましたが、朝になると無事に止んでくれました。これで安心して2日目の冒険を始められそうです!
2日目の朝食は、前日の余りの味噌鍋とご飯に、猪ソーセージのバター焼きを追加したものです。猪ソーセージは歯切れの良い粗挽き触感で、肉汁がたっぷりと含まれていて、とてもジューシーでした!
1日目夜は雨と暗さで諦めましたが、2日目朝にはこうやって、ウッドデッキで木々やせせらぎを眺めながら食事を楽しむことができてよかったです。
こうして、濃厚なキャンプを終えた僕は、ゴミや広げた荷物を片付け、2日目の目的地となる道の駅へと向かうべく朝8時半につぐ高原グリーンパークをチェックアウトしたのでした!
つぐ高原グリーンパークでのソロキャンプ まとめ
初めてのソロキャンプは、雨や忘れ物に振り回されてしまったものの、とても思い出に残るものとなりました。とりあえず、キャンプ場はかなり暗くなるので、ライトは絶対に忘れないように… と思ったら、キャンプに持って行った登山用の大きなリュックの中に、登山用のヘッドライトを入れっぱなしにしていたことを帰宅してから思い出しました(笑) つまりライトがあったのに気付かず薄暗い中でお米を炊いていたということです!
自然の中のプチバンガローで過ごすのはそれだけで癒されましたし、自然と親しむアクティビティも楽しかったです。キャンプ場は電波も悪く、普段自宅で過ごすときのようにTVerやYouTubeの動画もなかなか見られなかったのですが、これも考え方次第です。せっかく自然の中で過ごすのだから、むしろ不便さを楽しむのが良いのかもしれません。
なお、つぐ高原グリーンパークの大きな目玉は「夜の星空」でもあり、天文台で天体観測を楽しむこともできるのですが、今回のキャンプでは天気が天気だったので残念ながら星を見ることはできませんでした。
また機会があれば、今度は天気の良い日につぐ高原グリーンパークでキャンプをして、テントを張ったり、バーベキューや天体観測を楽しんだりしてみたいですね。
つぐ高原グリーンパーク
愛知県北設楽郡設楽町津具桧原山
※訪問時点での情報です。
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